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Interstage Big Data Parallel Processing Server V1.2.0 ユーザーズガイド
FUJITSU Software

16.2 スレーブサーバ異常時の操作

ここでは、スレーブサーバに異常が発生した際の動作について、説明します。


スレーブサーバで以下に示す異常が発生した場合、他のスレーブサーバが実行中のジョブを代替し、処理が継続されます。

(1) サーバの復旧

対象のスレーブサーバのシステムログなどを参照して異常の原因を調査し、取り除いてください。

システムログの参照やスレーブサーバの再起動だけでは解決できない重度の障害が発生した場合は、対象のスレーブサーバの復旧作業を行ってください。

スレーブサーバのリストア手順については、「15.2.1.2 スレーブサーバのリストア」を参照してください。

ポイント

リストアを行うためには、事前に正常稼働時のスレーブサーバのバックアップを採取している必要があります。

スレーブサーバのバックアップ手順については、「15.1.2.2 スレーブサーバのバックアップ」を参照してください。

(2) サーバ再稼働

スレーブサーバの復旧が完了した後、復旧を行ったスレーブサーバの再起動を行ってください。

(3) TaskTracker 起動

スレーブサーバの復旧・再稼働が完了したあとは、マスタサーバから bdpp_start コマンドを実行し、異常となったスレーブサーバ上の Hadoop を再起動してください。

Hadoop の起動については、「A.14 bdpp_start」を参照してください。

注意

一部のスレーブサーバのHadoopを再起動するために、bdpp_start コマンドを実行した場合、"bdpp:WARN:001" メッセージが出力されますが、スレーブサーバの Hadoop の再起動には問題ありません。

(4) 分析業務の再開(ジョブ再実行)

スレーブサーバの復旧が完了したあとは、必要に応じてジョブの実行を行い、業務を再開してください。