ページの先頭行へ戻る
Interstage Big Data Parallel Processing Server V1.2.0 ユーザーズガイド
FUJITSU Software

第16章 異常時の操作

本章では、本製品を使用したシステムにおいて異常が発生した場合の対処について説明します。


本製品で想定される異常は以下のとおりです。

異常内容

想定される事象

システムの異常(物理マシン) (*1)

  • システムがパニックした場合

  • 強制電源切断などでシステムが停止した場合

  • システムがハングアップした場合

システムの異常(仮想マシン)

  • 仮想マシンがパニックした場合

  • 仮想マシンがハングアップした場合

業務 LAN ネットワークの異常 (*2)

  • NIC 故障、ケーブル故障などハードウェアに異常が発生した場合

  • 業務 LAN の伝送路に異常が発生した場合 (*3)

クラスタインタコネクト(CIP)の異常 (*2)

  • NIC 故障、ケーブル故障などハードウェアに異常が発生した場合

  • マスタサーバ(プライマリ)とマスタサーバ(セカンダリ)間における死活監視(ハードビート)で異常を検出した場合

iSCSI ネットワークの異常 (*2)

  • NIC 故障、ケーブル故障などハードウェアに異常が発生した場合

  • iSCSI-LAN の伝送路に異常が発生した場合

JobTracker の異常

  • JobTracker プロセスが異常終了した場合

  • bdpp_stop コマンド以外の方法(*4)で、JobTracker プロセスを停止した場合

*1:物理環境のサーバ、または、仮想環境におけるホストマシンの異常を指します。

*2:LAN を冗長化している場合は、その両方で異常が発生した場合を指します。

*3:冗長化するための機能によって異常の検出方法が異なります。

*4:Apache Hadoop の機能を直接利用して、JobTracker を停止する方法を指します。


これらの異常が発生した場合、サーバごとの影響および対処について説明します。

その他、ファイルシステムに異常が発生した場合の操作方法について説明します。

また、参考情報として異常発生の確認方法について説明します。

参照

  • ネットワーク冗長化ソフトウェア(物理環境での冗長化)における業務 LAN の異常検出については、「PRIMECLUSTER Global Link Services 説明書 4.3 (伝送路二重化機能編)」の「2.4 NIC切替方式の監視機能」を参照してください。
    また、必要に応じて「ネットワーク二重化の状態確認」を参照してください。

  • NIC チーミング機能(仮想環境での冗長化)における異常検出については、ご使用の仮想化ソフトウェアのマニュアルを参照してください。