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Interstage Big Data Parallel Processing Server V1.2.0 ユーザーズガイド
FUJITSU Software

A.14 bdpp_start

名前

/opt/FJSVbdpp/bin/bdpp_start - Hadoop の起動


形式

bdpp_start [-f]


機能説明

本製品の Hadoop を起動します。
マスタサーバの Hadoop の JobTracker、接続対象となるすべてのスレーブサーバの Hadoop の TaskTracker をそれぞれ起動します。


オプション
-f

Hadoop を強制起動します。

二重化構成のマスタサーバで異常が発生し、JobTracker が自動的に起動されない場合など、強制的に起動させる必要がある場合のみ本オプションを指定してください。

参照

強制起動が必要となる状況については、「16.1.1 マスタサーバが二重化構成の場合」を参照してください。


必要な権限・実行環境
権限

root 権限

実行環境

マスタサーバ


終了ステータス

以下のステータスが返されます。

0

正常に処理されました。

0以外

エラーが発生しました。


注意

bdpp_start コマンド と bdpp_stop コマンドが同時に実行された場合、マスタサーバの Hadoop の JobTracker、またはスレーブサーバの Hadoop の TaskTracker の起動状態に不整合を生じることがあります。

この場合、bdpp_stat -all コマンドにより状態を確認した上で、再度 bdpp_start コマンドを実行することで、下表に示すようにマスタサーバの Hadoop の JobTracker、およびスレーブサーバの Hadoop の TaskTracker をすべて起動させることができます。

表A.1 bdpp_stat -all コマンドの状態と bdpp_start コマンドの実行結果

マスタサーバの
JobTracker

スレーブサーバの
TaskTracker

bdpp_start の実行結果

起動されていない

起動されていない

  • マスタサーバの JobTracker、およびすべてのスレーブサーバの TaskTracker を起動する

一部のスレーブサーバで起動されている

  • マスタサーバの JobTracker、およびスレーブサーバのうち未起動の TaskTracker を起動する

すべてのスレーブサーバで起動されている

  • マスタサーバの JobTracker のみ起動する

起動されている

起動されていない

  • "bdpp: WARN : 001: bdpp Hadoop is already started." メッセージの出力

  • すべてのスレーブサーバの TaskTracker を起動する

一部のスレーブサーバで起動されている

  • "bdpp: WARN : 001: bdpp Hadoop is already started." メッセージの出力

  • スレーブサーバのうち未起動の TaskTracker を起動する

すべてのスレーブサーバで起動されている

  • "bdpp: WARN : 001: bdpp Hadoop is already started." メッセージの出力のみ