スレーブサーバ機能のインストール手順を以下に示します。
スレーブサーバ機能をインストールするために、構成ファイル bdpp.conf に対し、事前に設計した値を設定します。
参照
構成ファイル bdpp.conf の詳細については、「B.1 bdpp.conf」の「【スレーブサーバ】」を参照してください。
注意
物理環境にスレーブサーバを導入し、かつクローニング機能を利用しない場合、構成ファイルの BDPP_ROR_INSTALL にはNO(またはno)を設定してください。
以下の手順で、スレーブサーバ機能をインストールします。
環境変数 BDPP_CONF_PATH を設定します。
環境変数 BDPP_CONF_PATH に構成ファイル bdpp.conf が格納されているディレクトリを設定します。
例
構成ファイル bdpp.conf を /home/data/slave ディレクトリの配下で作成した場合
# export BDPP_CONF_PATH=/home/data/slave <Enter>
DVD-ROM をマウントします。
DVD-ROM を DVD 装置にセットし、以下のコマンドを実行して DVD-ROM をマウントします。自動マウントデーモン(autofs)により、DVD-ROM の自動マウントを行うと、マウントオプションに noexec が設定されているため、インストーラの起動に失敗します。
# mount /dev/hdc {DVD-ROMマウントポイント} <Enter>
インストーラを起動します。
bdpp_inst を実行してインストーラを起動してください。
# {DVD-ROMマウントポイント}/bdpp_inst <Enter>
"2. Slave Server installation" を選択してください。
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インストール完了後は、システムを再起動してください。
# shutdown -r now <Enter>
注意
インストールに失敗した場合は、出力されたメッセージの意味や対処方法を参考にして、または、必要に応じてインストールログ(/var/tmp/bdpp_install.log)を参照して、失敗した原因を取り除き、再度インストールを実施してください。