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Interstage Big Data Parallel Processing Server V1.2.0 ユーザーズガイド
FUJITSU Software

B.1 bdpp.conf

構成ファイル bdpp.conf の設定内容について説明します。

ファイルの格納場所

/etc/opt/FJSVbdpp/conf/bdpp.conf

ファイルの内容

本製品のインストールおよびセットアップに必要な情報を定義します。

サーバ機能ごとにファイルを作成する必要があります。

書式

以下の形式の行で構成されます。

<パラメーター>=<指定値>

各サーバで定義するパラメーターについては以下を参照してください。

注意

指定値が "選択" となっているパラメーターについて

"<パラメーター>=" までを記述し、値を省略してください。

BDPP_PCL_PRIMARY_CONNECT2=

指定値が "省略可" となっているパラメーターについて

パラメーター行自体を省略できます。

ポイント

bdpp.conf のひな形が、本製品の提供媒体(DVD-ROM)の /DISK1/config_template 配下にサーバの種別単位に格納されています。該当のひな形をシステムの作業ディレクトリにコピーしてからパラメーターを編集して作成してください。

注意

インストール時は、任意のディレクトリに構成ファイルを作成してください。インストール前に環境変数 BDPP_CONF_PATH に作成した構成ファイルの格納ディレクトリを指定する必要があります。


マスタサーバ

マスタサーバの構成ファイルに設定するパラメーターを以下に示します。


パラメーター

必須/
選択

指定値
(設定例)

説明

1

BDPP_CLUSTER_NAME

必須

cluster

クラスタに設定する仮想ホスト名を指定します。

2

BDPP_CLUSTER_IP

必須

10.10.10.1

クラスタに設定する仮想 IP アドレスを指定します。

3

BDPP_PRIMARY_NAME

必須

master1

マスタサーバ(プライマリ)の代表ホスト名(業務 LAN に接続する NIC に対応するホスト名)を指定します。

4

BDPP_PRIMARY_IP

必須

10.10.10.11

マスタサーバ(プライマリ)の業務 LAN に接続する代表 IP アドレスを指定します。

(図中の業務 LAN1 に接続する IP アドレス)

5

BDPP_PRIMARY_ADM_IP

必須

192.168.1.1

マスタサーバ(プライマリ)の管理 LAN に接続する IP アドレスを指定します。

(図中の管理 LAN に接続する IP アドレス)

6

BDPP_SECONDARY_NAME

選択

master2

マスタサーバ(セカンダリ)の代表ホスト名(業務 LAN に接続する NIC に対応するホスト名)を指定します。

マスタサーバを二重化しない場合は、値を省略してください。

7

BDPP_SECONDARY_IP

選択

10.10.10.12

マスタサーバ(セカンダリ)の業務LANに接続する代表IPアドレスを指定します。

(図中の業務LAN1に接続するIPアドレス)

マスタサーバを二重化しない場合は、値を省略してください。

8

BDPP_SECONDARY_ADM_IP

選択

192.168.1.2

マスタサーバ(セカンダリ)の管理 LAN に接続する IP アドレスを指定します。

(図中の管理 LAN に接続する IP アドレス)

マスタサーバを二重化しない場合は、値を省略してください。

9

BDPP_PCL_CLUSTER_GROUP

必須

bdppcluster

クラスタに設定するクラスタグループ名を指定します。

クラスタグループ名は、先頭文字を英字とし、半角英数字で構成された31文字以下の英数字で指定してください。

10

BDPP_PCL_PRIMARY_iRMC_IP

選択

192.168.1.11

マスタサーバ(プライマリ)のリモートマネジメントコントローラーのIPアドレスを指定します。

仮想環境にマスタサーバを構築する場合は、値を省略してください。

11

BDPP_PCL_PRIMARY_iRMC_ACCOUNT

選択

root

マスタサーバ(プライマリ)のリモートマネジメントコントローラーのアカウントを指定します。

仮想環境にマスタサーバを構築する場合は、値を省略してください。

12

BDPP_PCL_PRIMARY_iRMC_PASS

選択

password

マスタサーバ(プライマリ)のリモートマネジメントコントローラーのパスワードを指定します。

仮想環境にマスタサーバを構築する場合は、値を省略してください。

13

BDPP_PCL_SECONDARY_iRMC_IP

選択

192.168.1.12

マスタサーバ(セカンダリ)のリモートマネジメントコントローラーのIPアドレスを指定します。

マスタサーバを二重化しない場合は、値を省略してください。

仮想環境にマスタサーバを構築する場合は、値を省略してください。

14

BDPP_PCL_SECONDARY_iRMC_ACCOUNT

選択

root

マスタサーバ(セカンダリ)のリモートマネジメントコントローラーのアカウントを指定します。

マスタサーバを二重化しない場合は、値を省略してください。

仮想環境にマスタサーバを構築する場合は、値を省略してください。

15

BDPP_PCL_SECONDARY_iRMC_PASS

選択

password

マスタサーバ(セカンダリ)のリモートマネジメントコントローラーのパスワードを指定します。

マスタサーバを二重化しない場合は、値を省略してください。

仮想環境にマスタサーバを構築する場合は、値を省略してください。

16

BDPP_PCL_PRIMARY_CIP

必須

192.168.2.11

マスタサーバ(プライマリ)の CIP(クラスタインタコネクトプロトコル)に使用する IP アドレス(*1)を指定します。

17

BDPP_PCL_SECONDARY_CIP

選択

192.168.2.12

マスタサーバ(セカンダリ)の CIP(クラスタインタコネクトプロトコル)に使用する IP アドレス(*1)を指定します。

マスタサーバを二重化しない場合は、値を省略してください。

18

BDPP_PCL_PRIMARY_CONNECT1

必須

eth5

クラスタ間の接続に使用するマスタサーバ(プライマリ)側の NIC 名(NIC5)を指定します。

クラスタインタコネクトに使用するネットワークインターフェースは、システム起動時に活性化するよう設定してください。ただし、IP アドレスを割当ててはいけません。

19

BDPP_PCL_PRIMARY_CONNECT2

選択

eth6

クラスタ間の接続に使用するマスタサーバ(プライマリ)側の NIC 名(NIC6)を指定します。

クラスタインタコネクトに使用するネットワークインターフェースは、システム起動時に活性化するよう設定してください。ただし、 IP アドレスを割当ててはいけません。

クラスタインタコネクトをシングル構成とする場合は、値を省略してください。

20

BDPP_PCL_SECONDARY_CONNECT1

選択

eth5

クラスタ間の接続に使用するマスタサーバ(セカンダリ)側のNIC 名(NIC5)を指定します。

マスタサーバを二重化しない場合は、値を省略してください。

21

BDPP_PCL_SECONDARY_CONNECT2

選択

eth6

クラスタ間の接続に使用するマスタサーバ(セカンダリ)側の NIC 名(NIC6)を指定します。

クラスタインタコネクトをシングル構成とする場合は、値を省略してください。

マスタサーバを二重化しない場合は、値を省略してください。

22

BDPP_GLS_PRIMARY_CONNECT1

必須

eth1

スレーブサーバ間の接続に使用するマスタサーバ(プライマリ)の NIC 名(NIC1)を指定します。

(図中の業務 LAN1 に接続する NIC)

23

BDPP_GLS_PRIMARY_CONNECT2

選択

eth2

スレーブサーバ間の接続に使用するマスタサーバ(プライマリ)の NIC 名(NIC2)を指定します。

(図中の業務 LAN2 に接続する NIC)

業務 LAN をシングル構成とする場合は、値を省略してください。

仮想環境にマスタサーバを構築する場合は、値を省略してください。

24

BDPP_GLS_SECONDARY_CONNECT1

選択

eth1

スレーブサーバ間の接続に使用するマスタサーバ(セカンダリ)の NIC名(NIC1)を指定します。

(図中の業務 LAN1 に接続する NIC)

マスタサーバを二重化しない場合は、値を省略してください。

25

BDPP_GLS_SECONDARY_CONNECT2

選択

eth2

スレーブサーバ間の接続に使用するマスタサーバ(セカンダリ)の NIC 名(NIC2)を指定します。

(図中の業務 LAN2 に接続する NIC)

業務 LAN をシングル構成とする場合は、値を省略してください。

マスタサーバを二重化しない場合は、値を省略してください。

仮想環境にマスタサーバを構築する場合は、値を省略してください。

26

BDPP_GLS_POLLING1_IP

必須

10.10.10.100

監視先 HUB ホストの IP アドレスを指定します。

(図中の業務 LAN1 上の監視先 HUB ホスト)

27

BDPP_GLS_POLLING2_IP

選択

10.10.10.101

監視先 HUB ホストの IP アドレスを指定します。

(図中の業務 LAN2 上の監視先 HUB ホスト)

業務 LAN をシングル構成とする場合は、値を省略してください。

仮想環境にマスタサーバを構築する場合は、値を省略してください。

28

BDPP_GLS_NETMASK

省略可

255.255.0.0

業務 LAN の IP アドレスに対するネットマスクを指定します。

省略した場合は、"255.255.255.0" がネットマスクとして設定されます。

29

BDPP_DISKARRAY_iSCSI1_IP

選択

10.10.11.11

DFSの管理パーティションが構成されたETERNUS DX ディスクアレイの iSCSI-CA ポートの IP アドレスを指定します。

iSCSI-LAN以外の接続の場合は、値を省略してください。

30

BDPP_DISKARRAY_iSCSI2_IP

選択

10.10.12.11

ETERNUS DX ディスクアレイとの接続を二重化している場合、接続する ETERNUS DX ディスクアレイの iSCSI-CA ポートのもう一方の IP アドレスを指定します。

iSCSI LAN をシングル構成とする場合は、値を省略してください。

仮想環境にマスタサーバを構築する場合は、値を省略してください。

iSCSI-LAN以外の接続の場合は、値を省略してください。

31

BDPP_ROR_INSTALL

省略可

NO

物理環境でクローニング機能を利用しない場合のみ、NO(noも可)を指定します。

仮想環境にマスタサーバを構築する場合は、値を省略してください。

32

BDPP_ROR_ADMIN_IP

選択

192.168.1.1

ServerView Resource Orchestrator Virtual Edition のインストール時に指定するマスタサーバ(プライマリ)の管理 LAN の IP アドレスを指定します。

仮想環境にマスタサーバを構築する場合、またはBDPP_ROR_INSTALLにNOを指定する場合は、値を省略してください。

33

BDPP_ROR_ADMIN_ACCOUNT

選択

root

ServerView Resource Orchestrator Virtual Edition のインストール時に指定するマスタサーバ(プライマリ)のアカウントを指定します。

仮想環境にマスタサーバを構築する場合、またはBDPP_ROR_INSTALLにNOを指定する場合は、値を省略してください。

34

BDPP_ROR_ADMIN_PASS

選択

password

ServerView Resource Orchestrator Virtual Edition のインストール時に指定するマスタサーバ(プライマリ)のパスワードを指定します。

仮想環境にマスタサーバを構築する場合、またはBDPP_ROR_INSTALLにNOを指定する場合は、値を省略してください。

35

BDPP_PDFS_FILESYSTEM

必須

YES

ファイルシステムとして、DFS を使用する場合に YES(yesも可)を指定します。

36

BDPP_PDFS_MOUNTPOINT

選択

/mnt/pdfs

DFS のマウントポイントを指定します。

本パラメーターは、BDPP_PDFS_FILESYSTEM に YES を指定した場合、必須となります。

37

BDPP_HADOOP_DEFAULT_USERS

選択

bdppuser1,1500

MapReduce の実行およびファイルシステム(DFS)へのアクセス権を持つユーザーID を登録する場合にユーザー名および ユーザーID を指定します。

複数のユーザーID を登録可能です(*2)。

38

BDPP_HADOOP_DEFAULT_GROUP

選択

bdppgroup,1500

MapReduce の実行およびファイルシステム(DFS)へのアクセスするためのユーザーグループ名および グループID を登録する場合に指定します。

39

BDPP_HADOOP_TOP_DIR

選択

/hadoop

ファイルシステム(DFS)上の Hadoop で利用するデータを格納するための最上位ディレクトリ名を指定します。

ここで指定されたディレクトリ配下に Hadoop で利用するデータの格納や Hadoop で処理された結果データが格納されます。

40

BDPP_KVMHOST_IP

省略可

192.168.1.100

シャットダウンエージェントの設定に使用する KVM ホストマシンの管理 LAN の IP アドレスを指定します(*3)。

仮想環境(KVM)にマスタサーバを構築する場合のみ、指定してください。

41

BDPP_KVMHOST_ACCOUNT

省略可

pcluser

シャットダウンエージェントの設定に使用する KVM ホストマシン上のユーザーアカウントを指定します。

仮想環境(KVM)にマスタサーバを構築する場合のみ、指定してください。

42

BDPP_KVMHOST_PASS

省略可

password

シャットダウンエージェントの設定に使用する KVM ホストマシン上のユーザーパスワードを指定します。

仮想環境(KVM)にマスタサーバを構築する場合のみ、指定してください。

*1:インタコネクトのプライベート IP インターフェースは、プライベートネットワーク用に用意された IP アドレスを使用することにより、構成が可能です。

*2:ユーザーID を複数登録する場合には、以下のように" "(空白)区切りでユーザー名と ユーザーID を複数指定します。

bdppuser1,1500 bdppuser2,1501 bdppuser3,1502

*3:マスタサーバが二重化構成であり、かつ、マスタサーバ(プライマリ)とマスタサーバ(セカンダリ)を導入する仮想マシンが異なるホストマシン上に存在する場合は、以下のように","(カンマ)区切りで2台のホストマシンの IP アドレスを指定します。

192.168.1.100,192.168.1.101

図B.1 マスタサーバのネットワーク構成と bdpp.conf パラメーター

*1:CIP(クラスタインタコネクトプロトコル)

*2:HUB 監視機能に利用する HUB ホスト

HUB 監視とは、近隣の HUB に対して ping を一定間隔で実行し、伝送路に異常を検出した場合に使用するインターフェースを切り替える機能。


スレーブサーバ

スレーブサーバの構成ファイルに設定するパラメーターを以下に示します。


パラメーター

必須/
選択

指定値
(設定例)

説明

1

BDPP_CLUSTER_NAME

必須

cluster

<マスタサーバと同じ値を設定します>

2

BDPP_CLUSTER_IP

必須

10.10.10.1

<マスタサーバと同じ値を設定します>

3

BDPP_PRIMARY_NAME

必須

master1

<マスタサーバと同じ値を設定します>

4

BDPP_SECONDARY_NAME

選択

master2

<マスタサーバと同じ値を設定します>

5

BDPP_SERVER_NAME

必須

slave1

スレーブサーバの代表ホスト名(業務 LAN に接続する NIC に対応するホスト名)を指定します。

6

BDPP_SERVER_IP

必須

10.10.10.21

スレーブサーバの業務 LAN に接続する代表 IP アドレスを指定します。

7

BDPP_GLS_SERVER_CONNECT1

必須

eth1

スレーブサーバ間の接続に使用するスレーブサーバの NIC 名(NIC1)を指定します。

(図中の業務 LAN1 に接続する NIC)

8

BDPP_GLS_SERVER_CONNECT2

選択

eth2

スレーブサーバ間の接続に使用するスレーブリサーバの NIC 名(NIC2)を指定します。

(図中の業務 LAN2 に接続する NIC)

業務 LAN をシングル構成とする場合は、値を省略してください。

仮想環境にスレーブサーバを構築する場合は、値を省略してください。

9

BDPP_GLS_SERVER_POLLING1_IP

必須

10.10.10.100

監視先 HUB ホストの IP アドレスを指定します。

(図中の業務 LAN1 上の監視先 HUB ホスト)

10

BDPP_GLS_SERVER_POLLING2_IP

選択

10.10.10.101

監視先 HUB ホストの IP アドレスを指定します。

(図中の業務 LAN2 上の監視先 HUB ホスト)

業務 LAN をシングル構成とする場合は、値を省略してください。

仮想環境にスレーブサーバを構築する場合は、値を省略してください。

11

BDPP_GLS_NETMASK

省略可

255.255.0.0

業務 LAN の IP アドレスに対するネットマスクを指定します。

省略した場合は、"255.255.255.0" がネットマスクとして設定されます。

12

BDPP_ROR_INSTALL

省略可

NO

<マスタサーバと同じ値を設定します>

13

BDPP_ROR_ADMIN_IP

選択

192.168.1.1

<マスタサーバと同じ値を設定します>

14

BDPP_PDFS_FILESYSTEM

必須

YES

<マスタサーバと同じ値を設定します>

15

BDPP_PDFS_MOUNTPOINT

選択

/mnt/pdfs

<マスタサーバと同じ値を設定します>

16

BDPP_HADOOP_DEFAULT_USERS

選択

bdppuser1,1500

<マスタサーバと同じ値を設定します>

17

BDPP_HADOOP_DEFAULT_GROUP

選択

bdppgroup,1500

<マスタサーバと同じ値を設定します>

18

BDPP_HADOOP_TOP_DIR

選択

/hadoop

<マスタサーバと同じ値を設定します>


図B.2 スレーブサーバのネットワーク構成と bdpp.conf パラメーター


開発実行環境サーバ

開発実行環境サーバの構成ファイルに設定するパラメーターを以下に示します。


パラメーター

必須/
選択

指定値
(設定例)

説明

1

BDPP_CLUSTER_NAME

必須

cluster

<マスタサーバと同じ値を設定します>

2

BDPP_CLUSTER_IP

必須

10.10.10.1

<マスタサーバと同じ値を設定します>

3

BDPP_PRIMARY_NAME

必須

master1

<マスタサーバと同じ値を設定します>

4

BDPP_SECONDARY_NAME

選択

master2

<マスタサーバと同じ値を設定します>

5

BDPP_SERVER_NAME

必須

develop

開発実行環境サーバの代表ホスト名(業務 LAN に接続する NIC に対応するホスト名)を指定します。

6

BDPP_SERVER_IP

必須

10.10.10.30

開発実行環境サーバの代表 IP アドレスを指定します。

7

BDPP_PDFS_FILESYSTEM

必須

YES

<マスタサーバと同じ値を設定します>

8

BDPP_PDFS_MOUNTPOINT

選択

/mnt/pdfs

<マスタサーバと同じ値を設定します>

9

BDPP_HADOOP_DEFAULT_USERS

選択

bdppuser1,1500

<マスタサーバと同じ値を設定します>

10

BDPP_HADOOP_DEFAULT_GROUP

選択

bdppgroup,1500

<マスタサーバと同じ値を設定します>

11

BDPP_HADOOP_TOP_DIR

選択

/hadoop

<マスタサーバと同じ値を設定します>


図B.3 開発実行環境サーバのネットワーク構成と bdpp.conf パラメーター


連携サーバ

連携サーバの構成ファイルに設定するパラメーターを以下に示します。


パラメーター

必須/

選択

指定値
(設定例)

説明

1

BDPP_SERVER_NAME

必須

collaborate

連携サーバの代表ホスト名(業務 LAN に接続する NIC に対応するホスト名)を指定します。

2

BDPP_SERVER_IP

必須

10.10.10.31

連携サーバの代表 IP アドレスを指定します。

3

BDPP_PDFS_FILESYSTEM

必須

YES

<マスタサーバと同じ値を設定します>

4

BDPP_PDFS_MOUNTPOINT

選択

/mnt/pdfs

<マスタサーバと同じ値を設定します>

5

BDPP_HADOOP_DEFAULT_USERS

選択

bdppuser1,1500

<マスタサーバと同じ値を設定します>

6

BDPP_HADOOP_DEFAULT_GROUP

選択

bdppgroup,1500

<マスタサーバと同じ値を設定します>

7

BDPP_HADOOP_TOP_DIR

選択

/hadoop

<マスタサーバと同じ値を設定します>


図B.4 連携サーバのネットワーク構成と bdpp.conf パラメーター


定義例

構成ファイル bdpp.conf の定義例を示します。

ここでは、以下のシステム構成における各サーバの定義例となります。

【マスタサーバ】
BDPP_CLUSTER_NAME=cluster
BDPP_CLUSTER_IP=10.10.10.1
BDPP_PRIMARY_NAME=master1
BDPP_PRIMARY_IP=10.10.10.11
BDPP_PRIMARY_ADM_IP=192.168.1.1
BDPP_SECONDARY_NAME=master2
BDPP_SECONDARY_IP=10.10.10.12
BDPP_SECONDARY_ADM_IP=192.168.1.2
BDPP_PCL_CLUSTER_GROUP=bdppcluster
BDPP_PCL_PRIMARY_iRMC_IP=192.168.1.11
BDPP_PCL_PRIMARY_iRMC_ACCOUNT=irmc
BDPP_PCL_PRIMARY_iRMC_PASS=password
BDPP_PCL_SECONDARY_iRMC_IP=192.168.1.12
BDPP_PCL_SECONDARY_iRMC_ACCOUNT=irmc 
BDPP_PCL_SECONDARY_iRMC_PASS=password
BDPP_PCL_PRIMARY_CIP=192.168.2.11
BDPP_PCL_SECONDARY_CIP=192.168.2.12
BDPP_PCL_PRIMARY_CONNECT1=eth5
BDPP_PCL_PRIMARY_CONNECT2=eth6
BDPP_PCL_SECONDARY_CONNECT1=eth5
BDPP_PCL_SECONDARY_CONNECT2=eth6
BDPP_GLS_PRIMARY_CONNECT1=eth1
BDPP_GLS_PRIMARY_CONNECT2=eth2
BDPP_GLS_SECONDARY_CONNECT1=eth1
BDPP_GLS_SECONDARY_CONNECT2=eth2
BDPP_GLS_POLLING1_IP=10.10.10.100
BDPP_GLS_POLLING2_IP=10.10.10.101
BDPP_DISKARRAY_iSCSI1_IP=10.10.11.11
BDPP_DISKARRAY_iSCSI2_IP=10.10.12.11
BDPP_ROR_ADMIN_IP=192.168.1.1
BDPP_ROR_ADMIN_ACCOUNT=admin
BDPP_ROR_ADMIN_PASS=password
BDPP_PDFS_FILESYSTEM=YES
BDPP_PDFS_MOUNTPOINT=/mnt/pdfs
BDPP_HADOOP_DEFAULT_USERS=bdppuser1,1500
BDPP_HADOOP_DEFAULT_GROUP=bdppgroup,1500
BDPP_HADOOP_TOP_DIR=/hadoop

【スレーブサーバ】
BDPP_CLUSTER_NAME=cluster
BDPP_CLUSTER_IP=10.10.10.1
BDPP_PRIMARY_NAME=master1
BDPP_SECONDARY_NAME=master2
BDPP_SERVER_NAME=slave1
BDPP_SERVER_IP=10.10.10.21
BDPP_GLS_SERVER_CONNECT1=eth1
BDPP_GLS_SERVER_CONNECT2=eth2
BDPP_GLS_SERVER_POLLING1_IP=10.10.10.100
BDPP_GLS_SERVER_POLLING2_IP=10.10.10.101
BDPP_ROR_ADMIN_IP=192.168.1.1
BDPP_PDFS_FILESYSTEM=YES
BDPP_PDFS_MOUNTPOINT=/mnt/pdfs
BDPP_HADOOP_DEFAULT_USERS=bdppuser1,1500
BDPP_HADOOP_DEFAULT_GROUP=bdppgroup,1500
BDPP_HADOOP_TOP_DIR=/hadoop

【開発実行環境サーバ】
BDPP_CLUSTER_NAME=cluster
BDPP_CLUSTER_IP=10.10.10.1
BDPP_PRIMARY_NAME=master1
BDPP_SECONDARY_NAME=master2
BDPP_SERVER_NAME=develop
BDPP_SERVER_IP=10.10.10.30
BDPP_PDFS_FILESYSTEM=YES
BDPP_PDFS_MOUNTPOINT=/mnt/pdfs
BDPP_HADOOP_DEFAULT_USERS=bdppuser1,1500
BDPP_HADOOP_DEFAULT_GROUP=bdppgroup,1500
BDPP_HADOOP_TOP_DIR=/hadoop

【連携サーバ】
BDPP_SERVER_NAME=collaborate
BDPP_SERVER_IP=10.10.10.31
BDPP_PDFS_FILESYSTEM=YES
BDPP_PDFS_MOUNTPOINT=/mnt/pdfs
BDPP_HADOOP_DEFAULT_USERS=bdppuser1,1500
BDPP_HADOOP_DEFAULT_GROUP=bdppgroup,1500
BDPP_HADOOP_TOP_DIR=/hadoop