本章では、本製品を使用したシステム構築の方法について説明します。
システム構築の流れについて以下に示します。
システム構築の準備
インストール前に、システムがインストール可能な状態となっているか、第5章 システム構築の準備を参照して再度確認してください。
マスタサーバの導入
導入手順については、「6.1 マスタサーバへのインストール」を参照してください。
1台目のスレーブサーバの導入
導入手順については、「6.2 スレーブサーバへのインストール」を参照してください。
2台目以降のスレーブサーバの追加
2台目以降のスレーブサーバは、スマートセットアップにより追加できます。スマートセットアップによる導入手順については、「6.3 2台目以降のスレーブサーバの追加」を参照してください。
参考
本マニュアルでは、初期導入のスレーブサーバ台数が 5台 の場合を例として説明していますが、さらにスレーブサーバ台数を追加する場合も同様の操作で実施できます。
開発実行環境サーバの導入
導入手順については、「6.4 開発実行環境サーバへのインストール」を参照してください。
連携サーバの導入
導入手順については、「6.5 連携サーバへのインストール」を参照してください。
注意
各サーバへのインストール後は、本製品および本製品に含まれるソフトウェアの修正を適用してください。
本製品をはじめソフトウェア製品から提供される修正情報は、「ソフトウェア修正情報提供統合サイト」である "アップデートサイト" から入手することができます。
アップデートサイトにログインします。
製品名、世代から修正を検索します。
検索結果から、使用する機能に該当する修正あるいはすべての修正を本製品に適用してください。
本製品では、各製品から公開されている修正を適用してください。
*:該当する製品にはさらに同梱している製品があるため、それらの修正も適用することを推奨します。
修正に添付されている修正情報ファイルから、マニュアルも修正されている場合は、最新マニュアルを下記のサイトから入手してください。
URL: http://software.fujitsu.com/jp/manual/
修正適用の対象となる製品は以下のとおりです。
製品名 | 製品世代 | 導入環境 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
マスタサーバ | スレーブ | 開発実行 | 連携 | |||
プライマリ | セカンダリ | |||||
Primesoft Distributed File System for Hadoop | 1.1.0 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
PRIMECLUSTER Clustering Base | 4.3A30 | ○ | ○ | - | - | - |
PRIMECLUSTER GLS | 4.3A30 | ○ | ○ | ○(*1) | - | - |
ServerView Resource Orchestrator | V3.1.2 | ○(*1)(*2) | - | ○(*1)(*2) | - | - |
○:修正適用の対象です。
*1:仮想環境に導入する場合、修正の適用は不要です。
*2:物理環境でクローニング機能を利用しない場合、修正の適用は不要です。
ポイント
本製品を使用したシステム構築が完了した後、運用を開始する前にマスタサーバ、開発実行環境サーバ、および連携サーバにおいて構成情報をバックアップしておくことを推奨します。
バックアップの詳細については、「15.1 バックアップ」を参照してください。