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Interstage Big Data Parallel Processing Server V1.2.0 ユーザーズガイド
FUJITSU Software

6.2.2 DFS のセットアップ

DFS のセットアップ手順を以下に示します。

  1. マウントポイントの作成および fstab の設定

  2. マウント


6.2.2.1 マウントポイントの作成および fstab の設定

マウントポイントを作成し、 /etc/fstab に DFS の記述を追加します。

マウントポイントの作成

DFS として利用するストレージシステム上のディスクパーティションをマウントするマウントポイントを作成します。

マウントポイントは、マスタサーバで指定したものと同じにしてください。

/mnt の配下にマウントポイント pdfs を作成します。

# mkdir /mnt/pdfs <Enter>

fstab 設定

/etc/fstab に DFS のエントリーを追加します。

追加するエントリーの各フィールドに指定するパラメーターは以下のとおりです。

/etc/fstab にマウントポイント /mnt/pdfs および論理ファイルシステム名 pdfs1 を定義した場合の例を示します。

LABEL=/                 /                       ext3    defaults        1 1
LABEL=/home             /home                   ext3    defaults        1 2
LABEL=/boot             /boot                   ext3    defaults        1 2
tmpfs                   /dev/shm                tmpfs   defaults        0 0
devpts                  /dev/pts                devpts  gid=5,mode=620  0 0
sysfs                   /sys                    sysfs   defaults        0 0
proc                    /proc                   proc    defaults        0 0
LABEL=SWAP-sda3         swap                    swap    defaults        0 0

pdfs1                   /mnt/pdfs               pdfs    _netdev         0 0

6.2.2.2 マウント

マスタサーバで生成した DFS 構成情報ファイルをスレーブサーバに配付し、DFS ファイルシステムをマウントします。

  1. マスタサーバの「6.1.3.11 DFS ファイルシステム構成情報の生成」で生成した DFS 構成情報ファイルを /etc/pdfs 配下にコピーします。

    # scp -p root@master1:{DFS 構成情報ファイルを作成したディレクトリ}/client.conf.pdfs1 /etc/pdfs <Enter>
  2. DFS ファイルシステムをマウントします。

    スレーブサーバで、DFS ファイルシステムをマウントします。

    # mount pdfs1 <Enter>

注意

  • DFS ファイルシステムをマウントする前にスレーブサーバに DFS 構成情報ファイルを配置しておく必要があります。

  • DFS では、必ずマスタサーバ、スレーブサーバ、開発実行環境サーバ、連携サーバの順でマウントしてください。スレーブサーバ、開発実行環境サーバ、または連携サーバを先にマウントしても、マスタサーバ(MDS) が存在しないためマウントが失敗します。

参照

マウントの詳細については、「Primesoft Distributed File System for Hadoop V1 ユーザーズガイド」の「コマンドリファレンス」で「mount.pdfs」を参照してください。