ハードウェアを削除する場合の作業手順について説明します。
共用ディスク装置を削除する場合は、事前に、削除する共用ディスク装置のリソースが含まれるクラスタアプリケーションを変更する必要があります。
図8.13 共用ディスク装置の削除手順
◆操作手順
クラスタアプリケーションの変更
削除対象の共用ディスク装置を使用している以下のリソースを、クラスタアプリケーションから削除します。
Fsystemリソース
Gdsリソース
参照
クラスタアプリケーションの構成を変更し、リソースを削除する方法については、“8.1 クラスタアプリケーションの変更”および“8.7.1 リソースの削除”を参照してください。
GDSのオブジェクトの削除
削除する共用ディスク装置に関連する、GDSのオブジェクトを削除します。
参照
GDSのオブジェクトの削除については、“PRIMECLUSTER Global Disk Services 説明書”の“第5章 操作”の“削除”を参照してください。
共用ディスク装置のリソースの削除
cldelrscコマンドを使用し、登録された共用ディスク装置のリソースを削除します。
cldelrscコマンドについては、マニュアルページを参照してください。
cldelrscコマンド実行後、リソースを削除したことをGDSに通知するため、以下のコマンドを実行します。
filepathには空のファイルを絶対パスで指定します。
# /etc/opt/FJSVcluster/bin/clautoconfig -f filepath
注意
リソースを削除する共用ディスクがGDSのクラスに登録されている場合は、共用ディスクをGDSのクラスから削除した後、共用ディスクのリソースを削除してください。共用ディスクをGDSのクラスから削除する方法については、“PRIMECLUSTER Global Disk Services説明書”を参照してください。
GDSの設定ファイル/etc/opt/FJSVsdx/sdx.cfにSDX_UDEV_USE=offが記述されている場合、clautoconfigコマンドは実行しないでください。
共用ディスク装置の削除
“9.2 保守作業の流れ”に従い、当社技術員(CE)に共用ディスク装置の削除を依頼してください。
共用ディスク装置のリソースのデバイス名を変更
共用ディスク装置の削除によって、削除していない共用ディスク装置のデバイス名が変更されることがあります。共用ディスク装置のリソースのデバイス名を、実際のデバイス名に合わせて修正するため、以下のコマンドを実行します。filepathには空のファイルを絶対パスで指定します。
# /etc/opt/FJSVcluster/bin/clautoconfig -f filepath
注意
GDSの設定ファイル/etc/opt/FJSVsdx/sdx.cfにSDX_UDEV_USE=offが記述されている場合、手順5は実行しないでください。
業務LAN/管理LANで使用するネットワークインタフェースカードを削除する場合は、事前に、削除するネットワークインタフェースカードのリソースが含まれるクラスタアプリケーションを変更する必要があります。
図8.14 ネットワークインタフェースカードの削除手順
◆操作手順
クラスタアプリケーションの変更
削除対象のネットワークインタフェースカードを使用している以下のリソースを、クラスタアプリケーションから削除します。
引継ぎネットワークリソース
Glsリソース
参照
クラスタアプリケーションの構成を変更し、リソースを削除する方法については、“8.1 クラスタアプリケーションの変更”を参照してください。
ネットワークインタフェースカードのリソースの削除
cldelrscコマンドを使用し、登録されたネットワークインタフェースカードのリソースを削除します。
cldelrscコマンドについては、マニュアルページを参照してください。
ネットワークインタフェースカードの削除
“9.2 保守作業の流れ”に従い、当社技術員(CE)にネットワークインタフェースカードの削除を依頼してください。