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PRIMECLUSTER  導入運用手引書 4.3

8.12.1 ハードウェアの追加

ハードウェアを追加する場合の作業手順について説明します。

8.12.1.1 共用ディスク装置の追加

共用ディスク装置の追加手順について説明します。

図8.11 共用ディスク装置の追加手順

参考

「5. クラスタアプリケーションの変更」には、RMSの停止が必要です。

ただし、以下のすべての条件を満たす場合は、「5. クラスタアプリケーションの変更」が不要になるため、RMSを停止する必要はありません。

  • 追加した共用ディスク装置をGDSの既存のクラスに登録する。

  • 追加した共用ディスク装置をFsystemリソースとして使用しない。

◆操作手順

  1. 共用ディスク装置の追加

    9.2 保守作業の流れ”に従い、当社技術員(CE)に共用ディスク装置の追加を依頼してください。

  2. 活性増設した共用ディスク装置の認識(RHEL6以降)

    RHEL6以降で共用ディスク装置を活性増設した場合、共用ディスク装置を活性増設したすべてのノードで以下の設定を行います。

    # /etc/opt/FJSVsdx/bin/sdx_by_id replace デバイス名

    活性増設したディスクのデバイス名がsdf、sdg、およびsdhの場合

    # /etc/opt/FJSVsdx/bin/sdx_by_id replace sdf,sdg,sdh
  3. 共用ディスク装置のリソースの追加

    追加した共用ディスク装置に対応するリソースを、リソースデータベースに登録します。

    参照

    リソースの登録については、“5.1.3.2 ハードウェア装置の登録”を参照してください。

  4. Gdsリソースの設定

    GDSを使用する場合は、GDSの設定を行い、Gdsリソースを作成します。

    追加した共用ディスク装置をGDSの既存のクラスに登録する場合、Gdsリソースの設定は不要です。

    参照

    GDSの設定およびGdsリソースの作成については、“6.3 GDSの構成設定”、“6.7.3.3 Gdsリソースの事前設定”、“6.7.3.4 Gdsリソースの設定”を参照してください。

  5. クラスタアプリケーションの変更

    追加した共用ディスク装置に関連する以下のリソースを、クラスタアプリケーションに追加するため、クラスタアプリケーションを変更します。

    • Fsystemリソース

    • Gdsリソース

    参照

    クラスタアプリケーションの変更については、“8.1 クラスタアプリケーションの変更”を参照してください。

8.12.1.2 業務LAN/管理LANで使用するネットワークインタフェースカードの追加

業務LAN/管理LANで使用するネットワークインタフェースカードの追加手順について説明します。

図8.12 ネットワークインタフェースカードの追加手順

◆操作手順

  1. ネットワークインタフェースカードの追加

    9.2 保守作業の流れ”に従い、当社技術員(CE)にネットワークインタフェースカードの追加を依頼してください。

  2. ネットワークインタフェースカードのリソースの追加

    追加したネットワークインタフェースカードに対応するリソースを、リソースデータベースに登録します。

    参照

    リソースの登録については、“5.1.3.2 ハードウェア装置の登録”を参照してください。

  3. クラスタアプリケーションの変更

    追加したネットワークインタフェースカードに関連する以下のリソースを、クラスタアプリケーションに追加するため、クラスタアプリケーションを変更します。

    • 引継ぎネットワークリソース

    • Glsリソース

    参照

    クラスタアプリケーションの変更については、“8.1 クラスタアプリケーションの変更”を参照してください。