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PRIMECLUSTER  導入運用手引書 4.3

8.7.1 リソースの削除

リソースを削除する手順について説明します。

◆操作手順

  1. いずれかのクラスタノードにログインし、システム管理者権限になります。

  2. RMS Wizardを起動します。

    hvw -n configuration file コマンドを実行します。“configuration file”には、削除するリソースが定義されているconfigurationファイル名を指定してください。

    configurationファイル名(testconf)としてRMS Wizardを起動する例:

    # /opt/SMAW/SMAWRrms/bin/hvw -n testconf
  3. “Main configuration menu”の“Application-Edit”を選択します。

  4. “Application selection menu”で 削除するリソースが登録されているuserApplicationを選択します。
    以下は、“APP1”を選択した例です。

  5. “turnkey wizard”で削除するリソースを選択します。

    リソース選択後に表示された画面で“REMOVE+EXIT”を選択します。
    その後は、“SAVE+EXIT”を選択し、“Main configuration menu”に戻ります。

  6. “Main configuration menu”の“Configuration-Generate”を選択します。

  7. “Main configuration menu”の“Configuration-Activate”を選択します。

  8. “Main configuration menu”の“QUIT”を選択し、RMS Wizardを終了します。

  9. PRIMECLUSTER対応製品用のクラスタサービスのチェックを行います。
    クラスタシステムを構成する1ノードで以下のコマンドを実行してください。

    # /etc/opt/FJSVcluster/bin/clrwzconfig -c
  10. PRIMECLUSTER対応製品用のクラスタサービスのチェックの結果、clrwzconfigコマンドが8050番のメッセージを出力した場合、PRIMECLUSTER対応製品用のクラスタサービスを再登録します。
    クラスタシステムを構成する1ノードで以下のコマンドを実行してください。

    # /etc/opt/FJSVcluster/bin/clrwzconfig
  11. PRIMECLUSTER対応製品のリソースを変更します。詳細は、“付録F PRIMECLUSTER対応製品用リソースの登録”を参照してください。

注意

  • Gdsリソースを削除する場合には、あわせてGdsボリュームをonline状態に設定しておいてください。
    設定方法の詳細は、“8.7.1.1 Gdsリソース削除時の設定”を参照してください。

  • プロシジャリソースを削除する場合には、クラスタアプリケーションからプロシジャリソースを削除した後、クラスタリソース管理機構のプロシジャリソースを削除してください。
    クラスタリソース管理機構のプロシジャリソースの削除は“E.3 プロシジャリソースの削除”を参照してください。

  • Fsystemリソースを削除した場合、リソースとして使用したマウントポイント(行の先頭が「#RMS#」のマウントポイント)を全ノードの/etc/fstab.pclファイルから削除してください。

  • 引継ぎネットワークリソースを削除した場合は、環境ファイルの変更が必要です。環境ファイルの変更については“F.2 引継ぎネットワークリソースの削除”を参照してください。

8.7.1.1 Gdsリソース削除時の設定

Gdsリソースの削除を行う場合には、あわせてクラスタリソース管理機構(CRM)にGdsリソースがクラスタアプリケーションで使用されなくなることを通知する必要があります。

◆操作手順

以下のコマンドをリソースの削除を行うノードで実行してください。

# /opt/SMAW/SMAWRrms/bin/hvgdsetup -d [class-name]