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Interstage Interaction Manager V10.1.1 導入ガイド
FUJITSU Software

G.2 移行手順

ここでは、V10.0.1のサーバ情報をV10.1.1へ移行する場合の手順を説明します。

G.1 概要」に記述した移行の流れに従って説明します。

移行元サーバでの作業

以下のファイルをバックアップします。

テナントが複数ある場合、バックアップが必要なテナントのファイルをすべてバックアップしてください。

ポイント

移行元と移行先が同一サーバの場合は、Autopilotファイルおよびテナント定義ファイルをバックアップしたあとに、アンセットアップおよびアンインストールを実行してください。アンセットアップおよびアンインストールについては、V10.0.1の「導入ガイド」を参照してください。

移行サーバでの作業

以下の手順で移入してください。

  1. 移行先サーバにV10.1.1をインストールします。
    インストールについては「第4章 インストール」を参照してください。

  2. 移行コマンドで、移行元のデータベース情報をバックアップします。
    移行コマンドのパラメタとして、「移行元サーバでの作業」でバックアップした移行元のテナント定義ファイルを指定してください。
    以下に、移行元でバックアップしたテナント定義ファイル(/var/tmp/sampletenantid.properties)を指定して、テナントID(sampletenantid)のテナントのデータベース情報を/var/tmp/dbbackupディレクトリに移入する例を示します。

    # /opt/FJSVrcfmp/bin/iimdb.sh sampletenantid export /var/tmp/dbbackup -t /var/tmp/sampletenantid.properties

    移行コマンドの詳細は、「G.3 移行コマンド」を参照してください。

  3. V10.0.1のデータベースを削除し、V10.1.1のデータベースを作成します。
    移行先で移行元と同一のデータベースを利用する場合は、V10.0.1のデータベースを削除し、V10.1.1のデータベースを作成します。
    V10.0.1のデータベースの削除については、V10.0.1の「導入ガイド」の「6.3 アンセットアップ後の作業」を参照してください。また、V10.1.1のデータベースを作成する場合は、「5.1.2 リポジトリ用RDBの作成」を参照してください。

  4. 移行先サーバでセットアップを実行します。
    第5章 セットアップ」に従って、移行元のテナント定義ファイルを参考に移行先サーバでセットアップを実行してください。以下のセットアップパラメタについては、移行先のサーバ環境に合せて設定を変更してください。その他のセットアップパラメタは変更できません。

    • MANAGER_CONSOLE_WEB_SERVER_NAME

    • IIMPORTAL_WEB_SERVER_NAME

    • AUTOPILOT_WEB_SERVER_NAME

    • WHITELIST_DOMAIN

    • USED_PROXY

    • HTTP_PROXYHOST

    • HTTP_PROXYPORT

    • HTTPS_PROXYHOST

    • HTTPS_PROXYPORT

    • NOPASS_DOMAIN

    • JDBC_PATH

    • RDB_IP_ADDRESS

    • RDB_PORT

    • RDB_MANAGER_ID

    • RDB_MANAGER_PW

    • RDB_RESOURCE

    • RDB_SCM

  5. セットアップしたテナントを停止します。
    テナントの停止方法については、「ポータル 運用ガイド」の「5.5.2 ポータル機能の停止」の「ポータル、管理コンソールをまとめて停止する」を参照してください。

  6. 移行コマンドで、バックアップしたデータベース情報をリストアします。
    以下に、テナントID(sampletenantid)のテナントに、/var/tmp/dbbackupディレクトリ配下にあるデータベース情報をリストアする例を示します。

    # /opt/FJSVrcfmp/bin/iimdb.sh sampletenantid import /var/tmp/dbbackup

    移行コマンドの詳細は、「G.3 移行コマンド」を参照してください。

  7. Autopilotファイルをリストアします。
    Autopilotファイルのリストアについては、「ポータル 運用ガイド」の「5.1 バックアップ・リストア」の「Autopilotファイルのバックアップ・リストア」を参照してください。

  8. リストアしたテナントを起動します。
    テナントの起動方法については、「ポータル 運用ガイド」の「5.5.1 ポータル機能の起動」の「ポータル、管理コンソールをまとめて起動する」を参照してください。

  9. 管理コンソールのシステムの管理から、クライアント向けのURLを移行先の環境に合わせて設定します。クライアント向けのURLについては、「ポータル 運用ガイド」の「2.4.4 環境設定」を参照してください。