ここでは、V10.0.1のポータル機能の環境をV10.1.1へ移行する場合の概要を説明します。
V10.0.1のポータル機能の環境の移行は、V10.1.1の製品のセットアップ直後にセットアップ管理者が行います。
移行対象
移行対象の資産は以下のとおりです。ここでは以下の資産をサーバ情報と記述します。
ポータル機能のデータベース(データベース情報)
Autopilotファイル
移行概要
移行では以下の操作を行います。
移出
V10.0.1のサーバ情報を、指定されたディレクトリ配下にファイルの形式でバックアップします。
移入
指定されたディレクトリにあるサーバ情報を指定されたテナントの情報としてリストアします。
移入は、セットアップ直後に実行してください。
初期化
指定されたテナントの情報をセットアップ直後の状態に戻します。
初期化する前に確認メッセージを出力します。
注意
移行元のOSと移行先のOSは一致させてください。移行元と移行先のOSのバージョンが異なる場合でも移行できます。
ここでは、1台のサーバ情報を移行する手順について説明しています。
負荷分散構成の構成の場合に、2台目以降を移行する場合は、「付録E 負荷分散構成の環境作成」の「2台目以降のサーバの環境作成」および「Autopilot機能を利用する場合の設定」を実施します。
本手順では以下の資産は移行されません。必要に応じて移行してください。各項目の詳細は「運用ガイド」の「第5章 運用保守」を参照してください。
ログ
ログイン画面
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タイトル画像
移行元で、共有エリア(ヘッダー)、共有エリア(フッター)の情報を変更していない場合、移行先の共有エリア(ヘッダー)、共有エリア(フッター)の情報は、V10.1.1の初期値になります。
移行前の情報がブラウザにキャッシュされている場合、移行後にポータルが正しく動作しない場合があります。移行後はブラウザのキャッシュをクリアしてください。
移行の流れ
移行は以下の手順で行います。