ここでは、ポータル機能で利用するリポジトリ用のRDBを作成するために必要な手順について説明します。詳細は、RDBMS製品のマニュアルを参照してください。
Symfoware Serverがインストールされているサーバ上で以下の作業を行います。
注意
Symfowareをインストールするとき、データベースの文字コード系は「UNICODE」に設定してください。
データベースのリソース名にマルチバイト文字は使用できません。マルチバイトを含まない文字列を指定してください。
Symfowareを使用するときには、Symfoware用にユーザーを事前に作成します。このユーザーに「サービスとしてログオン」の権限を与えます。このユーザーは、Administratorsグループに所属させる必要があります。Symfowareの作業はこのユーザーでログオンする必要があります。
ここでは、Symfoware Server Standard Edition V10.1 64bit版を例に記載します。Symfoware Server Standard Edition V10.1以外のSymfowareを使用する場合は、Symfowareのマニュアルを参照してください。
RDBシステムのセットアップ時に、以下の値を設定してください。特に説明のない項目は、お客様のインストール環境にあわせて任意に設定してください。
RDBシステムの作成
項目 | 設定値 |
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RDBシステム名 | 任意の名前を設定します。 |
Symfoware/RDBの環境設定
通信設定タブ
項目 | 設定値 |
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ローカル接続数 | ローカル接続数を設定します。 |
リモート接続数 | リモート接続数を設定します。 |
リモート接続で使用するポート番号 | ポート番号を設定します。 |
表・インデックス設定タブ
項目 | 設定値 |
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DSO・DSI名の生成方法 | 「CODE(一意コード)」を選択します。 |
表の割付け | 以下の値を選択します。
以下の値を設定します。単位はKバイトです。
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インデックスの割付け | 以下の値を選択します。
以下の値を設定します。単位はKバイトです。
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以下の値を設定し、データベースを作成してください。
項目 | 設定値 |
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データベース名 | 任意の名前を設定します。 |
データベーススペース名 | データベース名と同じ名前を指定します。 |
割付け量 | 以下の式で見積ったデータベーススペースのサイズを指定します。 見積り式の例については、「1.3.4 サーバに必要な資源の見積り」を参照してください。 |
スキーマ名 | スキーマ名を設定します。(例:IIMSCM) |
Oracle Databaseがインストールされているサーバ上で以下の作業を行います。
注意
データベースのリソース名にマルチバイト文字は使用できません。マルチバイトを含まない文字列を指定してください。
ここでは、Oracle 11g Release 2 64bit版を例に記載します。Oracle 11g Release 2 64bit版 以外のOracleを使用する場合は、Oracleのマニュアルを参照してください。
Oracleデータベースのインスタンスおよびスキーマと物理メモリとの関係など一般的なチューニングについては、Oracleのマニュアルを参照してください。
データベース作成時に、以下の値を設定してください。特に説明のない項目は、お客様のインストール環境にあわせて任意に設定してください。
データベース・テンプレートの設定
項目 | 設定値 |
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データベース・テンプレート | 「汎用またはトランザクション処理」を設定します。 |
データベース識別情報の設定
項目 | 設定値 |
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グローバル・データベース名 | 「システムDB名.ドメイン名」を設定します。 |
SID | システムDB名を指定します。 グローバル・データベース名のユーザーDB名が自動でセットされます。グローバル・データベースとSIDのユーザーDB名は同じものを指定します。 |
管理オプションの設定
項目 | 設定値 |
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Enterprise Managerの構成 | チェックを入れます。(デフォルト値) |
データベースの資格証明
項目 | 設定値 |
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すべてのアカウントに同じ管理パスワードを使用 | チェックを入れます。 |
パスワード | 任意のパスワードを入力します。 |
初期化パラメーター
[キャラクタ・セット]タブを選択し、以下の値を設定します。
項目 | 設定値 |
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次のキャラクタ・セットから選択 | チェックを入れます。 |
データベース・キャラクタ・セット | 「UTF-8」を設定します。 |
各国語キャラクタ・セット | 「UTF-8」を設定します。 |
Oracle Enterprise Managerなどのツールを使用し、表領域の作成を行います。
項目 | 設定値 |
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表領域の名前 | 任意の名前を入力します。 |
ファイル・サイズ | 以下の式で見積ったデータベーススペースのサイズを指定します。 見積り式の例については、「1.3.4 サーバに必要な資源の見積り」を参照してください。 |
フルになった場合に自動的にデータファイルを拡張(AUTOEXTEND) | チェックを入れます。 |
増分 | 「10MB」を設定します。 |
最大ファイル・サイズ | 「無制限」を設定します。 |
Oracle Enterprise Managerなどのツールを使用し、作成したデータベースにユーザーを追加します。特に説明のない項目は、お客様のインストール環境にあわせて任意に設定してください。
項目 | 設定値 |
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名前 | 任意の名前を入力します。 |
パスワード | 任意のパスワードを入力します。 |
デフォルト表領域 | 「表領域の作成」で作成した表領域を設定します。 |
一時表領域 | 「TEMP」を設定します。 |
ロール | 「CONNECT」、「RESOURCE」権限を付与します。 |
システム権限 | 「UNLIMITED TABLESPACE」権限を付与します。 |