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Interstage Interaction Manager V10.1.1 導入ガイド
FUJITSU Software

5.1.2 リポジトリ用RDBの作成

ここでは、ポータル機能で利用するリポジトリ用のRDBを作成するために必要な手順について説明します。詳細は、RDBMS製品のマニュアルを参照してください。

Symfoware

Symfoware Serverがインストールされているサーバ上で以下の作業を行います。

注意

  • Symfowareをインストールするとき、データベースの文字コード系は「UNICODE」に設定してください。

  • データベースのリソース名にマルチバイト文字は使用できません。マルチバイトを含まない文字列を指定してください。

  • Symfowareを使用するときには、Symfoware用にユーザーを事前に作成します。このユーザーに「サービスとしてログオン」の権限を与えます。このユーザーは、Administratorsグループに所属させる必要があります。Symfowareの作業はこのユーザーでログオンする必要があります。

  • ここでは、Symfoware Server Standard Edition V10.1 64bit版を例に記載します。Symfoware Server Standard Edition V10.1以外のSymfowareを使用する場合は、Symfowareのマニュアルを参照してください。

環境設定

RDBシステムのセットアップ時に、以下の値を設定してください。特に説明のない項目は、お客様のインストール環境にあわせて任意に設定してください。

  1. RDBシステムの作成

    項目

    設定値

    RDBシステム名

    任意の名前を設定します。
    例:IIMDBS

  2. Symfoware/RDBの環境設定

    • 通信設定タブ

      項目

      設定値

      ローカル接続数

      ローカル接続数を設定します。
      例:100

      リモート接続数

      リモート接続数を設定します。
      例:100

      リモート接続で使用するポート番号

      ポート番号を設定します。
      例:10100

    • 表・インデックス設定タブ

      項目

      設定値

      DSO・DSI名の生成方法

      「CODE(一意コード)」を選択します。

      表の割付け

      以下の値を選択します。

      • ページ長:32K

      以下の値を設定します。単位はKバイトです。

      • 初期割付け量:6144

      • 拡張割付け量:6144

      インデックスの割付け

      以下の値を選択します。

      • ベース部のページ長:4K

      • インデックス部のページ長:4K

      以下の値を設定します。単位はKバイトです。

      • ベース部の初期割付け量:168

      • インデックス部の初期割付け量:32

      • ベース部の拡張割付け量:256

データベースの作成

以下の値を設定し、データベースを作成してください。

項目

設定値

データベース名

任意の名前を設定します。
例:IIMDB

データベーススペース名

データベース名と同じ名前を指定します。
例:IIMDB

割付け量

以下の式で見積ったデータベーススペースのサイズを指定します。
200MB+登録ユーザー数×200KB+(グループ数+ロール数+メニュー数+タブ数+ガジェット数+登録ユーザーが所属するロール数)×1KB

見積り式の例については、「1.3.4 サーバに必要な資源の見積り」を参照してください。

スキーマ名

スキーマ名を設定します。(例:IIMSCM)

Oracle

Oracle Databaseがインストールされているサーバ上で以下の作業を行います。

注意

  • データベースのリソース名にマルチバイト文字は使用できません。マルチバイトを含まない文字列を指定してください。

  • ここでは、Oracle 11g Release 2 64bit版を例に記載します。Oracle 11g Release 2 64bit版 以外のOracleを使用する場合は、Oracleのマニュアルを参照してください。

  • Oracleデータベースのインスタンスおよびスキーマと物理メモリとの関係など一般的なチューニングについては、Oracleのマニュアルを参照してください。

環境設定

データベース作成時に、以下の値を設定してください。特に説明のない項目は、お客様のインストール環境にあわせて任意に設定してください。

  1. データベース・テンプレートの設定

    項目

    設定値

    データベース・テンプレート

    「汎用またはトランザクション処理」を設定します。

  2. データベース識別情報の設定

    項目

    設定値

    グローバル・データベース名

    「システムDB名.ドメイン名」を設定します。
    例:IIMDB.aaa.fujitsu.com

    SID

    システムDB名を指定します。
    例:IIMDB

    グローバル・データベース名のユーザーDB名が自動でセットされます。グローバル・データベースとSIDのユーザーDB名は同じものを指定します。

  3. 管理オプションの設定

    項目

    設定値

    Enterprise Managerの構成

    チェックを入れます。(デフォルト値)

  4. データベースの資格証明

    項目

    設定値

    すべてのアカウントに同じ管理パスワードを使用

    チェックを入れます。

    パスワード

    任意のパスワードを入力します。

  5. 初期化パラメーター
    [キャラクタ・セット]タブを選択し、以下の値を設定します。

    項目

    設定値

    次のキャラクタ・セットから選択

    チェックを入れます。

    データベース・キャラクタ・セット

    「UTF-8」を設定します。
    例:AL32UTF8-Unicode UTF-8汎用キャラクタ・セット

    各国語キャラクタ・セット

    「UTF-8」を設定します。
    例:UTF8 - Unicode 3.0 UTF-8汎用キャラクタ・セット(CESU-8準拠)

表領域の作成

Oracle Enterprise Managerなどのツールを使用し、表領域の作成を行います。

項目

設定値

表領域の名前

任意の名前を入力します。

ファイル・サイズ

以下の式で見積ったデータベーススペースのサイズを指定します。
200MB+登録ユーザー数×200KB+(グループ数+ロール数+メニュー数+タブ数+ガジェット数+登録ユーザーが所属するロール数)×1KB

見積り式の例については、「1.3.4 サーバに必要な資源の見積り」を参照してください。

フルになった場合に自動的にデータファイルを拡張(AUTOEXTEND)

チェックを入れます。

増分

「10MB」を設定します。

最大ファイル・サイズ

「無制限」を設定します。

ユーザーの追加

Oracle Enterprise Managerなどのツールを使用し、作成したデータベースにユーザーを追加します。特に説明のない項目は、お客様のインストール環境にあわせて任意に設定してください。

項目

設定値

名前

任意の名前を入力します。

パスワード

任意のパスワードを入力します。

デフォルト表領域

「表領域の作成」で作成した表領域を設定します。

一時表領域

「TEMP」を設定します。

ロール

「CONNECT」、「RESOURCE」権限を付与します。

システム権限

「UNLIMITED TABLESPACE」権限を付与します。