ページの先頭行へ戻る
Symfoware Analytics Server V12.1.0 利用ガイド
FUJITSU Software

2.2.9 サーバのリストア

サーバのリストア方法について説明します。

Windows2.2.9.1 Windowsの場合のリストア

以下の手順でリストアを実施します。

  1. DWHサーバの停止
    DWHサーバが停止していることを確認します。確認する方法は、“2.2.3.1 Windowsの場合の状態確認”を参照してください。
    DWHサーバが起動している場合は、“2.2.2.1 Windowsの場合の停止”を参照して、DWHサーバを停止してください。

  2. symasrestoreコマンド
    DWHサーバ管理者でsymasrestoreコマンドを実行して、DWHサーバの資源を復元します。symasrestoreコマンドの実行時に、symasbackupコマンドで採取したバックアップを指定します。symasrestoreコマンドの詳細は、“I.1.9 symasrestore”を参照してください。

    ポイント

    復元できる時点は以下のとおりです。

    バックアップ資源

    復元できる時点

    カラムナテーブルに格納されたデータ以外の
    データベース資源

    ディスク装置の物理的破壊や
    データの論理的破損が発生する直前

    データ加工機能の定義情報

    バックアップ時点

  3. カラムナテーブルの作成
    カラムナテーブルを作成するために、カラムナテーブルに対応する外部テーブルのテーブル名を取得します。以下に外部テーブルのテーブル名を取得して、カラムナテーブルを作成する方法を説明します。

    1. DWHサーバ上でpsqlコマンドを使用して、データベースpostgresに接続します。
      “psql postgres”と実行します。

      > psql postgres
      psql (9.2.8)
      Type "help" for help.
    2. 以下のコマンドを実行し、コマンドの出力結果の“foreign_table_schema”と“foreign_table_name”を控えておきます。

      postgres=# select * from information_schema.foreign_tables where foreign_server_name = 'dwh_server';

      postgres=# select * from information_schema.foreign_tables where foreign_server_name = 'dwh_server';
       foreign_table_catalog | foreign_table_schema | foreign_table_name | foreign_server_catalog | foreign_server_name
      -----------------------+----------------------+--------------------+------------------------+---------------------
       postgres              | public               | f_tbl01            | postgres               | dwh_server
    3. 手順2で取得した“foreign_table_schema”と“foreign_table_name”を用いて、pgxa_create_tableシステム関数を実行し、カラムナテーブルを作成します。

      “foreign_table_schema”が“public”、“foreign_table_name”が“f_tbl01”を指定した場合を示します。

      postgres=# select pgxa_create_table('public.f_tbl01');
       pgxa_create_table
      -------------------
       t
      (1 row)

      参照

      pgxa_create_tableシステム関数の詳細は、“I.4.1 pgxa_create_table”を参照してください。

  4. データのインポート
    バックアップ時にエクスポートしたデータをカラムナテーブルにインポートします。カラムナテーブルのデータをインポートする方法は、“2.2.11 データのインポート”の“カラムナテーブルへのデータのインポート”を参照してください。

参照

psqlコマンドの詳細は、“PostgreSQL 9.2.4文書”の“psql”を参照してください。

注意

  • symasrestoreコマンドは、カラムナテーブルのデータのリストアを行いません。カラムナテーブルのデータをリストアする場合は、カラムナテーブルのデータのバックアップ時にエクスポートしたデータをインポートしてください。

  • リストア元ディレクトリには、symasbackupコマンドでバックアップ先に指定したディレクトリを指定してください。

  • リストアはDWHサーバが停止した状態で実行してください。DWHサーバが起動状態でリストアを実行すると失敗します。

  • symasrestoreコマンドを含む他のSymfoware Analytics Serverコマンドの実行中にsymasrestoreコマンドを実行しないでください。

  • すでにアンセットアップ済み、またはセットアップ未実施の場合、symasrestoreコマンドを実行しないでください。

Linux2.2.9.2 Linuxの場合のリストア

以下の手順でリストアを実施します。

  1. DWHサーバの停止
    DWHサーバが停止していることを確認します。確認する方法は、“2.2.3.2 Linuxの場合の状態確認”を参照してください。
    DWHサーバが起動している場合は、“2.2.2.2 Linuxの場合の停止”を参照して、DWHサーバを停止してください。

  2. symasrestoreコマンド
    DWHサーバ管理者でsymasrestoreコマンドを実行して、DWHサーバの資源を復元します。symasrestoreコマンドの実行時に、symasbackupコマンドで採取したバックアップを指定します。symasrestoreコマンドの詳細は、“I.1.9 symasrestore”を参照してください。

    ポイント

    復元できる時点は以下のとおりです。

    バックアップ資源

    復元できる時点

    カラムナテーブルに格納されたデータ以外の
    データベース資源

    ディスク装置の物理的破壊や
    データの論理的破損が発生する直前

    データ加工機能の定義情報

    バックアップ時点

  3. カラムナテーブルの作成
    カラムナテーブルを作成するために、カラムナテーブルに対応する外部テーブルのテーブル名を取得します。以下に外部テーブルのテーブル名を取得して、カラムナテーブルを作成する方法を説明します。

    1. DWHサーバ上でpsqlコマンドを使用して、データベースpostgresに接続します。
      “psql postgres”と実行します。

      > psql postgres
      psql (9.2.8)
      Type "help" for help.
    2. 以下のコマンドを実行し、コマンドの出力結果の“foreign_table_schema”と“foreign_table_name”を控えておきます。

      postgres=# select * from information_schema.foreign_tables where foreign_server_name = 'dwh_server';

      postgres=# select * from information_schema.foreign_tables where foreign_server_name = 'dwh_server';
       foreign_table_catalog | foreign_table_schema | foreign_table_name | foreign_server_catalog | foreign_server_name
      -----------------------+----------------------+--------------------+------------------------+---------------------
       postgres              | public               | f_tbl01            | postgres               | dwh_server
    3. 手順2で取得した“foreign_table_schema”と“foreign_table_name”を用いて、pgxa_create_tableシステム関数を実行し、カラムナテーブルを作成します。

      “foreign_table_schema”が“public”、“foreign_table_name”が“f_tbl01”を指定した場合を示します。

      postgres=# select pgxa_create_table('public.f_tbl01');
       pgxa_create_table
      -------------------
       t
      (1 row)

      参照

      pgxa_create_tableシステム関数の詳細は、“I.4.1 pgxa_create_table”を参照してください。

  4. データのインポート
    バックアップ時にエクスポートしたデータをカラムナテーブルにインポートします。カラムナテーブルのデータをインポートする方法は、“2.2.11 データのインポート”の“カラムナテーブルへのデータのインポート”を参照してください。

参照

psqlコマンドの詳細は、“PostgreSQL 9.2.4文書”の“psql”を参照してください。

注意

  • symasrestoreコマンドは、カラムナテーブルのデータのリストアを行いません。カラムナテーブルのデータをリストアする場合は、カラムナテーブルのデータのバックアップ時にエクスポートしたデータをインポートしてください。

  • リストア元ディレクトリには、symasbackupコマンドでバックアップ先に指定したディレクトリを指定してください。

  • リストアはDWHサーバが停止した状態で実行してください。DWHサーバが起動状態でリストアを実行すると失敗します。

  • symasrestoreコマンドを含む他のSymfoware Analytics Serverコマンドの実行中にsymasrestoreコマンドを実行しないでください。

  • すでにアンセットアップ済み、またはセットアップ未実施の場合、symasrestoreコマンドを実行しないでください。

Solaris2.2.9.3 Solarisの場合のリストア

以下の手順でリストアを実施します。

DWHサーバのリストア

  1. DWHサーバの停止
    DWHサーバが停止していることを確認します。確認する方法は、“2.2.3.3.1 DWHサーバの状態確認”を参照してください。
    DWHサーバが起動している場合は、“2.2.2.3 Solarisの場合の停止”の“DWHサーバの停止”を参照して、DWHサーバを停止してください。

  2. symasrestoreコマンド
    DWHサーバ管理者でsymasrestoreコマンドを実行して、DWHサーバの資源を復元します。symasrestoreコマンドの実行時に、symasbackupコマンドで採取したバックアップを指定します。symasrestoreコマンドの詳細は、“I.1.9 symasrestore”を参照してください。

    ポイント

    復元できる時点は以下のとおりです。

    バックアップ資源

    復元できる時点

    カラムナテーブルに格納されたデータ以外の
    データベース資源

    ディスク装置の物理的破壊や
    データの論理的破損が発生する直前

    データ加工機能の定義情報

    バックアップ時点

  3. カラムナテーブルの作成
    カラムナテーブルを作成するために、カラムナテーブルに対応する外部テーブルのテーブル名を取得します。以下に外部テーブルのテーブル名を取得して、カラムナテーブルを作成する方法を説明します。

    1. DWHサーバ上でpsqlコマンドを使用して、データベースpostgresに接続します。
      “psql postgres”と実行します。

      > psql postgres
      psql (9.2.8)
      Type "help" for help.
    2. 以下のコマンドを実行し、コマンドの出力結果の“foreign_table_schema”と“foreign_table_name”を控えておきます。

      postgres=# select * from information_schema.foreign_tables where foreign_server_name = 'dwh_server';

      postgres=# select * from information_schema.foreign_tables where foreign_server_name = 'dwh_server';
       foreign_table_catalog | foreign_table_schema | foreign_table_name | foreign_server_catalog | foreign_server_name
      -----------------------+----------------------+--------------------+------------------------+---------------------
       postgres              | public               | f_tbl01            | postgres               | dwh_server
    3. 手順2で取得した“foreign_table_schema”と“foreign_table_name”を用いて、pgxa_create_tableシステム関数を実行し、カラムナテーブルを作成します。

      “foreign_table_schema”が“public”、“foreign_table_name”が“f_tbl01”を指定した場合を示します。

      postgres=# select pgxa_create_table('public.f_tbl01');
       pgxa_create_table
      -------------------
       t
      (1 row)

      参照

      pgxa_create_tableシステム関数の詳細は、“I.4.1 pgxa_create_table”を参照してください。

  4. データのインポート
    バックアップ時にエクスポートしたデータをカラムナテーブルにインポートします。カラムナテーブルのデータをインポートする方法は、“2.2.11 データのインポート”の“カラムナテーブルへのデータのインポート”を参照してください。

参照

psqlコマンドの詳細は、“PostgreSQL 9.2.4文書”の“psql”を参照してください。

注意

  • symasrestoreコマンドは、カラムナテーブルのデータのリストアを行いません。カラムナテーブルのデータをリストアする場合は、カラムナテーブルのデータのバックアップ時にエクスポートしたデータをインポートしてください。

  • リストア元ディレクトリには、symasbackupコマンドでバックアップ先に指定したディレクトリを指定してください。

  • リストアはDWHサーバが停止した状態で実行してください。DWHサーバが起動状態でリストアを実行すると失敗します。

  • symasrestoreコマンドを含む他のSymfoware Analytics Serverコマンドの実行中にsymasrestoreコマンドを実行しないでください。

  • すでにアンセットアップ済み、またはセットアップ未実施の場合、symasrestoreコマンドを実行しないでください。

データ加工サーバのリストア

以下の手順でリストアを実施します。

  1. データ加工サーバの停止
    データ加工サーバが停止していることを確認します。確認する方法は、“2.2.3.3.2 データ加工サーバの状態確認”を参照してください。
    データ加工サーバが起動している場合は、“2.2.2.3 Solarisの場合の停止”の“データ加工サーバの停止”を参照して、データ加工サーバを停止してください。

  2. symasdprestoreコマンド
    データ加工サーバ管理者でsymasdprestoreコマンドを実行して、データ加工サーバの資源を復元します。symasdprestoreコマンドの実行時に、symasdprestoreコマンドで採取したバックアップを指定します。symasdprestoreコマンドの詳細は、“I.1.18 symasdprestore”を参照してください。