バックアップすることにより、ディスク装置の物理的破壊やデータの論理的破損が発生する直前や、バックアップ時点にリカバリーできます。
サーバのバックアップ方法について説明します。
ポイント
バックアップの周期
業務内容によって異なりますが、Symfoware Analytics Serverでは、バックアップの周期を1日として運用することを推奨します。
以下の手順でバックアップを実施します。
DWHサーバの起動
DWHサーバが起動していることを確認します。確認する方法は、“2.2.3.1 Windowsの場合の状態確認”を参照してください。
DWHサーバが停止している場合は、“2.2.1.1 Windowsの場合の起動”を参照して、DWHサーバを起動してください。
symasbackupコマンド
DWHサーバ管理者でsymasbackupコマンドを実行して、以下の資源のバックアップを行います。
カラムナテーブルに格納されたデータ以外のデータベース資源
データ加工機能の定義情報
symasbackupコマンドの詳細は、“I.1.8 symasbackup”を参照してください。
データのエクスポート
カラムナテーブルに格納されたデータをバックアップするために、カラムナテーブルに格納されたデータのエクスポートを行います。カラムナテーブルのデータをエクスポートする方法は、“2.2.10 データのエクスポート”の“カラムナテーブルに格納されているデータのエクスポート”を参照してください。
注意
symasbackupコマンドは、カラムナテーブルに格納されているデータのバックアップを行いません。カラムナテーブルに格納されているデータをバックアップする場合は、カラムナテーブルのデータをエクスポートしてください。
ディスク故障を考慮して、バックアップ先ディレクトリは、以下の格納先とは別のディスクに配置してください。
データベースのデータ格納先ディレクトリ
カラムナテーブルのカタログデータ格納先ディレクトリ
カラムナテーブルのメインデータ格納先rawデバイス
カラムナテーブルの一時データ格納先rawデバイス
カラムナテーブルのデータベーススペース格納先rawデバイス
データ加工サーバのデータ管理ディレクトリ
バックアップ先ディレクトリにはバックアップデータよりも容量が大きいディレクトリを指定してください。
バックアップデータの容量は以下の式で見積もってください。
バックアップデータの容量 =(データ加工サーバのデータ管理ディレクトリのサイズ + [DWHサーバのインストールディレクトリ]\IBAMS\Runtime\var\tools\FJSVibpma\ibpmm_dataのサイズ + [データ加工ユーザー(注)の数] × 0.02MB + 100.5MB) × 1.3
(注) データ加工ユーザーとは、データ加工を行うユーザーです。データ加工ユーザーの詳細は、“3.2.2 ユーザーを定義する”を参照してください。
バックアップ先ディレクトリが存在する場合、symasbackupコマンドは以下の入力を要求します。
入力要求(以下から選択) | 意味 |
---|---|
Y | バックアップ先ディレクトリの配下のオブジェクトを削除してバックアップを実行します。 |
N | バックアップコマンドを中断します。 |
symasbackupコマンドを含む他のSymfoware Analytics Serverコマンドの実行中にsymasbackupコマンドを実行しないでください。
すでにアンセットアップ済み、またはセットアップ未実施の場合、symasbackupコマンドを実行しないでください。
バックアップ中はデータ加工サーバ機能が停止されるため、データ加工機能を利用できません。バックアップが完了すると、データ加工サーバ機能が自動的に起動されます。
以下の手順でバックアップを実施します。
DWHサーバの起動
DWHサーバが起動していることを確認します。確認する方法は、“2.2.3.2 Linuxの場合の状態確認”を参照してください。
DWHサーバが停止している場合は、“2.2.1.2 Linuxの場合の起動”を参照して、DWHサーバを起動してください。
symasbackupコマンド
スーパーユーザーでsymasbackupコマンドを実行して、以下の資源のバックアップを行います。
カラムナテーブルに格納されたデータ以外のデータベース資源
データ加工機能の定義情報
symasbackupコマンドの詳細は、“I.1.8 symasbackup”を参照してください。
データのエクスポート
カラムナテーブルに格納されたデータをバックアップするために、カラムナテーブルに格納されたデータのエクスポートを行います。カラムナテーブルのデータをエクスポートする方法は、“2.2.10 データのエクスポート”の“カラムナテーブルに格納されているデータのエクスポート”を参照してください。
注意
symasbackupコマンドは、カラムナテーブルに格納されているデータのバックアップを行いません。カラムナテーブルに格納されているデータをバックアップする場合は、カラムナテーブルのデータをエクスポートしてください。
ディスク故障を考慮して、バックアップ先ディレクトリは、以下の格納先とは別のディスクに配置してください。
データベースのデータ格納先ディレクトリ
カラムナテーブルのカタログデータ格納先ディレクトリ
カラムナテーブルのメインデータ格納先rawデバイス
カラムナテーブルの一時データ格納先rawデバイス
カラムナテーブルのデータベーススペース格納先rawデバイス
データ加工サーバのデータ管理ディレクトリ
バックアップ先ディレクトリにはバックアップデータよりも容量が大きいディレクトリを指定してください。
バックアップデータの容量は以下の式で見積もってください。
バックアップデータの容量 =(データ加工サーバのデータ管理ディレクトリのサイズ + /var/opt/FJSVbamsr/tools/FJSVibpma/ibpmm_dataのサイズ +[データ加工ユーザー(注)の数] × 0.02MB + 100.5MB) × 1.3
(注) データ加工ユーザーとは、データ加工を行うユーザーです。データ加工ユーザーの詳細は、“3.2.2 ユーザーを定義する”を参照してください。
バックアップ先ディレクトリが存在する場合、symasbackupコマンドは以下の入力を要求します。
入力要求(以下から選択) | 意味 |
---|---|
Y | バックアップ先ディレクトリの配下のオブジェクトを削除してバックアップを実行します。 |
N | バックアップコマンドを中断します。 |
symasbackupコマンドを含む他のSymfoware Analytics Serverコマンドの実行中にsymasbackupコマンドを実行しないでください。
すでにアンセットアップ済み、またはセットアップ未実施の場合、symasbackupコマンドを実行しないでください。
バックアップ中はデータ加工サーバ機能が停止されるため、データ加工機能を利用できません。バックアップが完了すると、データ加工サーバ機能が自動的に起動されます。
以下の手順でバックアップを実施します。
DWHサーバのバックアップ
DWHサーバの起動
DWHサーバが起動していることを確認します。確認する方法は、“2.2.3.3.1 DWHサーバの状態確認”を参照してください。
DWHサーバが停止している場合は、“2.2.1.3 Solarisの場合の起動”の“DWHサーバの起動”を参照して、DWHサーバを起動してください。
symasbackupコマンド
スーパーユーザーでsymasbackupコマンドを実行して、以下の資源のバックアップを行います。
カラムナテーブルに格納されたデータ以外のデータベース資源
symasbackupコマンドの詳細は、“I.1.8 symasbackup”を参照してください。
データのエクスポート
カラムナテーブルに格納されたデータをバックアップするために、カラムナテーブルに格納されたデータのエクスポートを行います。カラムナテーブルのデータをエクスポートする方法は、“2.2.10 データのエクスポート”の“カラムナテーブルに格納されているデータのエクスポート”を参照してください。
注意
symasbackupコマンドは、カラムナテーブルに格納されているデータのバックアップを行いません。カラムナテーブルに格納されているデータをバックアップする場合は、カラムナテーブルのデータをエクスポートしてください。
ディスク故障を考慮して、バックアップ先ディレクトリは、以下の格納先とは別のディスクに配置してください。
データベースのデータ格納先ディレクトリ
カラムナテーブルのカタログデータ格納先ディレクトリ
カラムナテーブルのメインデータ格納先rawデバイス
カラムナテーブルの一時データ格納先rawデバイス
カラムナテーブルのデータベーススペース格納先rawデバイス
バックアップ先ディレクトリが存在する場合、symasbackupコマンドは以下の入力を要求します。
入力要求(以下から選択) | 意味 |
---|---|
Y | バックアップ先ディレクトリの配下のオブジェクトを削除してバックアップを実行します。 |
N | バックアップコマンドを中断します。 |
symasbackupコマンドを含む他のSymfoware Analytics Serverコマンドの実行中にsymasbackupコマンドを実行しないでください。
すでにアンセットアップ済み、またはセットアップ未実施の場合、symasbackupコマンドを実行しないでください。
データ加工サーバのバックアップ
データ加工サーバの起動
データ加工サーバ機能が起動していることを確認します。確認する方法は、“2.2.3.3.2 データ加工サーバの状態確認”を参照してください。
データ加工サーバが停止している場合は、“2.2.1.3 Solarisの場合の起動”の“データ加工サーバの起動”を参照して、データ加工サーバを起動してください。
symasdpbackupコマンド
データ加工サーバ管理者でsymasdpbackupコマンドを実行して、以下の資源のバックアップを行います。
データ加工サーバの定義情報
symasdpbackupコマンドの詳細は、“I.1.17 symasdpbackup”を参照してください。
注意
バックアップ先ディレクトリにはバックアップデータよりも容量が大きいディレクトリを指定してください。
バックアップデータの容量は以下の式で見積もってください。
バックアップデータの容量 =(データ加工サーバのデータ管理ディレクトリのサイズ + [データ加工サーバのインストールディレクトリ]\IBAMS\Runtime\var\tools\FJSVibpma\ibpmm_dataのサイズ + [データ加工ユーザー(注)の数] × 0.02MB + 100.5MB) × 1.3
(注) データ加工ユーザーとは、データ加工を行うユーザーです。データ加工ユーザーの詳細は、“3.2.2 ユーザーを定義する”を参照してください。
バックアップ中はデータ加工サーバが停止されるため、データ加工を利用できません。バックアップが完了すると、データ加工サーバが自動的に起動されます。