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Interstage List Works V10.4.0 帳票保管活用機能設計・運用ガイド(拡張パッケージ)
FUJITSU Software

21.2 保管データベースのフラグメンテーションの解消

ここでは、List Works組込データベース、またはSymfowareのフラグメンテーションの解消について説明します。

 Oracleデータベースのフラグメンテーションの解消については、“Oracle Databaseのマニュアル”を参照してください。

フラグメンテーションの解消は、監視の結果から解消すべきと判断した場合に行います。

保管データベースのフラグメンテーションの解消は、List Worksサービスを停止して行う必要があります。


保管データベースのフラグメンテーションの解消では、以下のスクリプトを使用します。

Windows版の場合
  • List Works組込データベースの場合

    アンロード用:List Worksのインストール先フォルダ\db\lwdb\LWDB\dsi_unloadLWDB.bat
    ロード用:List Worksのインストール先フォルダ\db\lwdb\LWDB\dsi_loadLWDB.bat
  • Symfowareの場合

    アンロード用:List Worksのインストール先フォルダ\db\symfo\LWDB\dsi_unloadLWDB.bat
    ロード用:List Worksのインストール先フォルダ\db\symfo\LWDB\dsi_loadLWDB.bat
Solaris版/Linux版の場合
  • List Works組込データベースの場合

    アンロード用:/opt/FJSVlw-sv/db/lwdb/LWDB/dsi_unloadLWDB.sh
    ロード用:/opt/FJSVlw-sv/db/lwdb/LWDB/dsi_loadLWDB.sh
  • Symfowareの場合

    アンロード用:/opt/FJSVlw-sv/db/symfo/LWDB/dsi_unloadLWDB.sh
    ロード用:/opt/FJSVlw-sv/db/symfo/LWDB/dsi_loadLWDB.sh

参考

  • 保管データベースのフラグメンテーションの解消は、スーパーユーザで行ってください。

  • Symfowareの場合、作業を行う前に、Symfowareの環境変数を設定する必要があります。

     環境変数の設定方法については、“セットアップガイド”を参照してください。

解消手順を、以下に示します。

手順

使用しているデータベースシステム

List Works組込
データベース

Symfoware

(1)

スクリプトの複写

○(注)

(2)

退避ファイルの格納先フォルダの作成

(3)

スクリプトの修正

(4)

List Worksサービスの停止

(5)

データのアンロード

(6)

データのロード

(7)

List Worksサービスの開始

○:必要  -:不要

注:SymfowareがList Worksサーバとは異なるサーバにある場合のみ実施します。

手順1:スクリプトの複写(SymfowareがList Worksサーバとは異なるサーバにある場合)

SymfowareがList Worksサーバとは異なるサーバ(データベースサーバ)にある場合は、スクリプト(dsi_unloadLWDB.bat/dsi_loadLWDB.bat、dsi_unloadLWDB.sh/dsi_loadLWDB.sh)をデータベースサーバへ複写します。

Solaris版/Linux版の場合は、スクリプトに実行権が設定されていることを確認してください。実行権がない場合はchmodコマンドで実行権を付与してください。

 chmodコマンドについては、SolarisまたはLinuxのマニュアルを参照してください。

手順2:退避ファイルの格納先フォルダの作成

退避ファイルの格納先となるフォルダを作成します。

退避ファイルは、アンロード用のスクリプトの実行により、保管データベースのデータが退避されるファイルです。

退避ファイルの格納先に必要なディスク容量は、導入時に運用設計によって見積もった値となります。

 ディスク容量の見積もりについては、“セットアップガイド”を参照してください。

注意

格納先フォルダに以前の退避ファイルがある状態で、アンロード用のスクリプトを実行すると、エラーになります。


手順3:スクリプトの修正

アンロード用およびロード用のスクリプトの修正をします。


アンロード用のスクリプト(dsi_unloadLWDB.bat/dsi_unloadLWDB.sh)
退避ファイルの格納先

手順2:退避ファイルの格納先フォルダの作成”で作成した退避ファイルの格納先に合わせ、スクリプトの以下の箇所(太字下線)を修正します。

Windows版の場合
@rem /*-----------------------------------------------------------------*/
@rem /*  退避ファイルの格納先を指定します。                             */
@rem /*  格納先は、予め作成しておく必要があります。                     */
@rem /*-----------------------------------------------------------------*/
@SET UNLOAD_DATA_FILE_PATH="C:\TEMP\LWDB_BAK"
Solaris版/Linux版の場合
# Modify this PATH to data backup directory.
BACKUP_DATA_FILE_PATH=/var/lwdb_bak
保管データベースのRDBシステム名(Windows版でSymfowareの場合)

Symfowareで、保管データベースのRDBシステム名をLWDB以外に変更している場合は、スクリプトの以下の箇所(太字下線)を、環境に合わせて修正します。

Windows版の場合
@rem /*------------------------------------------------------------------*/
@rem /*  保管データベースのRDBシステム名を指定します。                   */
@rem /*  RDBシステム名をLWDB以外にしている場合は、環境に合わせて変更して */
@rem /*  ください。                                                      */
@rem /*------------------------------------------------------------------*/
@SET RDBNAME=LWDB

ロード用のスクリプト(dsi_loadLWDB.bat/ dsi_loadLWDB.sh)
退避ファイルの格納先

アンロード用のスクリプト(dsi_unloadLWDB.bat/dsi_unloadLWDB.sh)で指定した退避ファイルの格納先に合わせ、スクリプトの以下の箇所(太字下線)を修正します。

Windows版の場合
@rem /*-----------------------------------------------------------------*/
@rem /*  ロードする退避ファイルの格納先を指定します。                   */
@rem /*-----------------------------------------------------------------*/
@SET LOAD_DATA_FILE_PATH="C:\TEMP\LWDB_BAK"
Solaris版/Linux版の場合
# Modify this PATH to data backup directory.
BACKUP_DATA_FILE_PATH=/var/lwdb_bak
保管データベースのRDBシステム名(Windows版でSymfowareの場合)

Symfowareで、保管データベースのRDBシステム名をLWDB以外に変更している場合は、スクリプトの以下の箇所(太字下線)を、環境に合わせて修正します。

Windows版の場合
@rem /*------------------------------------------------------------------*/
@rem /*  保管データベースのRDBシステム名を指定します。                   */
@rem /*  RDBシステム名をLWDB以外にしている場合は、環境に合わせて変更して */
@rem /*  ください。                                                      */
@rem /*------------------------------------------------------------------*/
@SET RDBNAME=LWDB

手順4List Worksサービスの停止

List Worksサービスを停止します。

 List Worksサービスの停止方法については、“8.2.2 List Worksサービスの停止”を参照してください。

手順5データのアンロード

手順3:スクリプトの修正”で修正したアンロード用のスクリプト(dsi_unloadLWDB.bat/dsi_unloadLWDB.sh)を実行します。

スクリプトの実行中にエラーが発生した場合は、ログファイル(unloadlog_LWDB.txt)を参照し、エラーメッセージを確認します。ログファイルは、スクリプトを実行したカレントフォルダに出力されます。

 フラグメンテーションの解消時に出力される可能性の高いメッセージを、“メッセージ集”に抜粋して説明しています。参考にしてください。
また、詳細なエラーメッセージの説明については、“Symfowareのマニュアル”を参照してください。

手順6データのロード

手順3:スクリプトの修正”で修正したロード用のスクリプト(dsi_loadLWDB.bat/dsi_loadLWDB.sh)を実行します。

スクリプトの実行中にエラーが発生した場合は、ログファイル(loadlog_LWDB.txt)を参照し、エラーメッセージを確認します。ログファイルは、スクリプトを実行したカレントフォルダに出力されます。

 フラグメンテーションの解消時に出力される可能性の高いメッセージを、“メッセージ集”に抜粋して説明しています。参考にしてください。
また、詳細なエラーメッセージの説明については、“Symfowareのマニュアル”を参照してください。

手順7List Worksサービスの開始

List Worksサービスを開始します。

List Worksサービスの開始方法については、“8.2.1 List Worksサービスの開始”を参照してください。