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Interstage List Works V10.4.0 帳票保管活用機能設計・運用ガイド(拡張パッケージ)
FUJITSU Software

6.2.1 印刷フォルダを作成する

ここでは、印刷フォルダの作成方法、および印刷フォルダを追加する場合に考慮すべき事項について説明します。


印刷フォルダを作成する方法は、以下のとおりです。

List Worksの動作環境の違いにより、利用できる作成方法は以下のように異なります。

作成方法

Windows版

Solaris版

Linux版

リストナビ

×

×

コマンド

F5CWPRNT.EXEコマンド

×

×

lvsetprtコマンド

×

×

lvsetpflコマンド

×

×

○:利用可能
×:利用不可


以下、作成方法について説明します。

リストナビによる印刷フォルダの作成 <Windows版のみ>

リストナビで、印刷フォルダを追加することができます。

操作手順

状態 リストナビからリスト管理サーバに接続しています。
  1. リストナビのフォルダの一覧から、【印刷】アイコンをクリックします。

  2. 標準ツールバーの【フォルダの作成】をクリックします。(【管理】メニュー-【フォルダの作成】)

    →【印刷フォルダの作成】ダイアログボックスが表示されます。

  3. 「プリンタ名」と「コメント」を設定します。なお、作成された印刷フォルダ名には、プリンタ名とコメントを組み合わせた名前が付けられます。

  4. 【OK】ボタンをクリックします。

ポイント

「プリンタ名」に設定可能なプリンタは、オペレーティングシステムの【プリンタ】フォルダに表示されていて、以下の条件のいずれかを満たしているプリンタです。

  • プリントプロセッサを「WinPrint」で定義したプリンタ

  • Print Manager管理対象となっているネットワークプリンタ


フォルダ作成時にプロパティの設定を行う場合

印刷フォルダの作成と同時に、プロパティの設定ができます。プロパティの内容は、印刷フォルダを作成した後にも変更できます。

  1. 上記の設定の後、【プロパティ】ボタンをクリックします。

    →【印刷フォルダのプロパティ】ダイアログボックスが表示されます。

     「印刷フォルダのプロパティの設定」についての詳細は、“6.2.3.1 印刷フォルダのプロパティを設定する<Windows版のみ>”を参照してください。

F5CWPRNT.EXEコマンドによる印刷フォルダの追加 <Windows版のみ>

印刷フォルダを追加する場合、F5CWPRNT.EXEコマンドが利用できます。追加する印刷フォルダの数が多い場合などに、スクリプトに組み込んで使用することも可能です。

F5CWPRNT.EXEコマンドは、管理者で実行できます。

印刷フォルダを新規追加する手順を以下に示します。

  1. 「印刷フォルダ情報ファイル」を作成します。その際に、[PrintFolder]セクションのCreatePrintFolderには「1」(印刷フォルダを作成する)を設定します。

  2. 1.で作成した「印刷フォルダ情報ファイル」をF5CWPRNT.EXEコマンドで登録します。

     「印刷フォルダ情報ファイル」の記載方法、およびF5CWPRNT.EXEコマンドの詳細は“コマンドリファレンス”を参照してください。

lvsetprtコマンドによる印刷フォルダの追加 <Solaris版のみ>

Solaris版において、リスト管理サーバの印刷フォルダを追加する場合は、lvsetprtコマンドを実行します。

lvsetprtコマンドの実行にはスーパーユーザの権限が必要です。

印刷フォルダを新規に追加する手順を以下に示します。

  1. 出力先プリンタの設定を行います。

  2. lvsetprtコマンドを実行します。

     lvsetprtコマンドの詳細は“コマンドリファレンス”を参照してください。

lvsetpflコマンドによる印刷フォルダの追加 <Linux版のみ>

Linux版において、リスト管理サーバの印刷フォルダを追加する場合は、出力先プリンタ設定、プリンタ装置情報の設定を行った後で、lvsetpflコマンドを実行します。lvsetpflコマンドの実行にはスーパーユーザの権限が必要です。

印刷フォルダを新規に追加する手順を以下に示します。

  1. 出力先プリンタの設定を行います。

    Print Walkerの説明に従い、オペレーティングシステムにプリンタを定義します。

     Print Walkerの定義の詳細は、Print Walkerのマニュアルを参照してください。
  2. lvcrtrepコマンドを実行して、プリンタ装置情報を設定します。

     lvcrtrepコマンドの詳細は“コマンドリファレンス”を参照してください。
  3. lvsetpflコマンドを実行して、印刷フォルダを作成します。

     lvsetpflコマンドの詳細は“コマンドリファレンス”を参照してください。

6.2.1.1 印刷フォルダを追加する場合に考慮すべき事項

印刷フォルダを追加する場合は、次の事項について事前に考慮が必要です。

振り分け定義の更新について

追加する印刷フォルダを帳票の振り分け先として定義する場合は、受信フォルダの振り分け先定義の変更が必要です。