第一階層の保管フォルダの格納場所(物理パス)を変更する手順について説明します。Windows版のみの機能です。
第一階層の保管フォルダの格納場所を変更するには、F5CWCKFP.EXEコマンドを使用します。手順に従って作業を実施することにより、別サーバへのデータ移行や、保管フォルダ格納先の別ディスクへの変更ができます。
【リスト管理サーバ環境設定】ダイアログボックスの【データベース】タブに、保管フォルダの格納場所を変更したい保管データベースの情報が設定されており、データベースに接続できることを確認します。
【リスト管理サーバ環境設定】ダイアログボックスについては、“ダイアログボックスリファレンス”を参照してください。
【スタート】メニューの【管理ツール】-【サービス】からサービスマネージャを起動し、サービス「List Works」を停止します。
保管データベースの破損時に備えて、バックアップをします。
保管データベースのバックアップについては、“19.1.1 Windows版の場合”の“手順6:保管データベースの退避”を参照してください。
エクスプローラなどを使用して、変更元のフォルダの階層構造は崩さずにフォルダに格納されているファイルすべてを、変更先の保管フォルダの格納場所にそのまま複写します。
保管フォルダパス情報ファイルは、F5CWCKFP.EXEコマンドで保管フォルダの格納場所を変更するときに指定するCSV形式のファイルです。
保管フォルダパス情報ファイルは、以下の手順で作成します。
F5CWCKFP.EXEコマンドを実行して、保管フォルダパス一覧ファイルを作成します。
F5CWCKFP.EXEコマンドの詳細については、“コマンドリファレンス”を参照してください。
参考
保管フォルダパス一覧ファイルに出力された内容は、保管フォルダパス情報ファイルの「変更前の保管フォルダの格納場所」に相当します。
保管フォルダパス一覧ファイルを、任意のフォルダに退避します。
退避した保管フォルダパス一覧ファイルを編集し、保管フォルダパス情報ファイルとします。
保管フォルダパス情報ファイルの編集規約と記述形式を以下に示します。
文字コードは、シフトJISコードです。
保管フォルダの格納場所は、ダブルクォーテーションで囲みます。
フォルダ名には、以下の文字を使用できません。
半角 \ / : , ; * ? " < > |
全角 ~
"変更前の保管フォルダの格納場所","変更先の保管フォルダの格納場所" : :
190バイト以内で指定します。必須項目です。
190バイト以内で指定します。必須項目です。なお、「変更先の保管フォルダの格納場所」がすでに保管フォルダの格納場所として定義されている場合は、 “手順6 F5CWCKFP.EXEコマンドの実行”でエラーとなります。
"C:\LW","C:\LW\DATA1" "D:\LW","D:\LW\DATA2" "\\Server1\lwfolder","\\Server2\lwfolder"
F5CWCKFP.EXEコマンドを実行し、第一階層の保管フォルダの格納場所を変更します。
F5CWCKFP.EXEコマンドの詳細については、“コマンドリファレンス”を参照してください。
【スタート】メニューの【管理ツール】-【サービス】からサービスマネージャを起動し、サービス「List Works」を開始します。
受信フォルダのプロパティに定義されている帳票の振り分け先定義を、リストナビで変更します。
リストナビで振り分け先定義を変更する方法については、“6.3.3 受信フォルダのプロパティを設定する”を参照してください。