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Interstage List Works V10.4.0 帳票保管活用機能設計・運用ガイド(拡張パッケージ)
FUJITSU Software

6.1.4 保管フォルダ名を変更、移動、複写する

リスト管理サーバ上の既存の保管フォルダに対し、フォルダ名の変更、移動、複写を行うことができます。

リスト管理サーバの保管フォルダ名の変更、移動、複写は、リストナビで操作します。

移動/複写の対象フォルダ

フォルダの移動/複写ができるのは、リスト管理サーバの第二階層以下の保管フォルダです。【保管】アイコン直下の保管フォルダは、移動/複写できません。

移動/複写時のアクセス権

移動/複写時のアクセス権は以下のようになります。管理者ツールを使用して、必要に応じてアクセス権を再設定してください。

フォルダの移動

移動する以前に設定されているアクセス権は変更されずに、そのまま継承されます。

フォルダの複写

Windows版の場合

複写先の上位の保管フォルダに設定されているアクセス権が継承されます。

Solaris版/Linux版の場合

複写する以前に設定されているアクセス権は変更されずに、そのまま継承されます。

一度に移動/複写できるフォルダ数および帳票数

フォルダの移動/複写については、以下の範囲内でご利用ください。

注意

  • 保管フォルダ名の変更、移動、複写は、リスト管理サーバの保管フォルダに対して操作することができます。マイ コンピュータの保管フォルダでは操作できません。

  • リストナビ上で表示される保管フォルダ名は論理的なフォルダ名であり、リスト管理サーバで物理的なフォルダとの関連付けを行っています。このため、同じ保管フォルダに対して、2台のリストナビから並行して操作した場合、以下のようになります。

    • 一方のリストナビでフォルダの「移動」、他方のリストナビでフォルダの「複写」を行うことができます。

    • 2台のリストナビからフォルダの「移動」を行った場合は、後から実行したリストナビで指定した移動先に移動します。

    • 2台のリストナビから、同じ複写先を指定して同時にフォルダの「複写」を行った場合、複写先には2つの保管フォルダが複写されます。
      この場合、フォルダの複写後にいずれかの保管フォルダ名を重複しない名前に変更してください。

  • 同一保管フォルダ内に、保管フォルダを複写することはできません。運用上、そのような事象が発生した場合は、以下のいずれかの方法で同じ内容の保管フォルダを作成してください。

    • 同一保管フォルダ内に新たに保管フォルダを作成して、帳票を複写します。

    • 別階層の保管フォルダにいったん保管フォルダを複写し、保管フォルダ名を変更後、対象の保管フォルダに複写します。

6.1.4.1 保管フォルダを移動する

操作手順

状態 リストナビからリスト管理サーバに接続しています。
  1. リストナビのフォルダの一覧、または帳票の一覧から、移動したい保管フォルダをクリックします。

  2. 標準ツールバーの【移動】をクリックします。(【管理】メニュー-【移動】)

    →【フォルダまたは帳票の移動】ダイアログボックスが表示されます。

  3. 移動先の保管フォルダを選択し、【OK】ボタンをクリックします。指定した先に保管フォルダが移動されます。

注意

  • 以下のフォルダには移動できません。

    • 移動元と同一のフォルダ

    • 移動元の配下のフォルダ

  • 移動先の保管フォルダにすでに同名の保管フォルダがある場合は、エラーとなります。

  • リスト管理サーバの保管フォルダのみ移動できます。

  • リスト管理サーバの保管フォルダの移動先は、リスト管理サーバの保管フォルダのみ選択できます。

  • リスト管理サーバの第二階層以下の保管フォルダのみ移動できます。

  • 同じ保管フォルダに対して、2台のリストナビから操作した場合、以下のようになります。

    • 一方のリストナビでフォルダの移動、他方のリストナビでフォルダの複写を行うことができます。

    • 2台のリストナビからフォルダの移動を行った場合は、後から実行したリストナビで指定した移動先に移動します。

  • 同じ保管フォルダに対して、3台以上のリストナビから同時に操作した場合、エラーとなる場合があります。しばらく時間をおいてから、再度ログインして操作してください。

6.1.4.2 保管フォルダを複写する

操作手順

状態 リストナビからリスト管理サーバに接続しています。
  1. リストナビのフォルダの一覧、または帳票の一覧から、複写したい保管フォルダをクリックします。

  2. 標準ツールバーの【複写】をクリックします。(【管理】メニュー-【複写】)

    →【フォルダまたは帳票の複写】ダイアログボックスが表示されます。

  3. 複写先の保管フォルダを選択し、【OK】ボタンをクリックします。指定した先に保管フォルダが複写されます。

注意

  • 以下のフォルダには複写できません。

    • 複写元と同一のフォルダ

    • 複写元の配下のフォルダ

  • 複写先の保管フォルダにすでに同名の保管フォルダがある場合は、エラーとなります。

  • リスト管理サーバの保管フォルダのみ複写できます。

  • リスト管理サーバの保管フォルダの複写先は、リスト管理サーバの保管フォルダのみ選択できます。

  • リスト管理サーバの第二階層以下の保管フォルダのみ複写できます。

  • 同じ保管フォルダに対して、2台のリストナビから操作した場合、以下のようになります。

    • 一方のリストナビでフォルダの移動、他方のリストナビでフォルダの複写を行うことができます。

    • 2台のリストナビから、同じ複写先を指定して同時にフォルダの複写を行った場合は、複写先には2つの保管フォルダが複写されます。

      この場合、フォルダの複写後にいずれかの保管フォルダ名を重複しない名前に変更してください。

6.1.4.3 保管フォルダのフォルダ名を変更する

操作手順

状態 リストナビからリスト管理サーバに接続しています。
  1. リストナビのフォルダの一覧、または帳票の一覧から、変名したい保管フォルダをクリックします。

  2. 拡張ツールバーの【変更】をクリックします。(【管理】メニュー-【変更】)

    →【フォルダ名の変更】ダイアログボックスが表示されます。

  3. 変更したい保管フォルダ名を指定し、【OK】ボタンをクリックします。保管フォルダ名が変更されます。

注意

  • リスト管理サーバの保管フォルダのみフォルダ名を変更できます。

  • 保管フォルダ名の末尾に、改行文字、半角空白文字、およびタブ文字を指定した場合には、末尾の改行文字、半角空白文字、およびタブ文字を取り除いた名前に変更されます。

6.1.4.4 保管フォルダ名を変更、移動、複写する場合に考慮すべき事項

保管フォルダ名を変更、移動、複写する場合は、次の事項について事前に考慮が必要です。

振り分け定義の更新について

保管フォルダ名を変更、移動、複写したフォルダを帳票の振り分け先として定義するかどうか、検討が必要です。

振り分け先として定義する場合は、以下の振り分け先定義の更新が必要です。

受信フォルダの振り分け定義を利用している場合

受信フォルダの振り分け先の定義を更新します。ただし保管フォルダ名の変更、および移動の場合は、受信フォルダの振り分け定義は自動的に更新されるため、定義の変更は必要ありません。

 受信フォルダの振り分け定義の変更方法については、“6.3.3 受信フォルダのプロパティを設定する”を参照してください。
帳票出力時に、アプリケーションで帳票の格納先を指定している場合、または
移行ツールを使用して保管フォルダを移行している場合、または
物理パスと論理パスの対応関係を設定している場合

帳票出力時に指定している帳票の格納先の設定を変更します。

 帳票の格納先の設定については、“第4章 帳票の登録および帳票情報の設計”を参照してください。

Solaris版/Linux版において、帳票の格納先として物理パスが指定されている場合、以下の手順で保管フォルダの物理パスと論理パスの対応関係を変更してください。対応定義がされていない状態で、物理パスを指定して帳票の登録を行った場合は、登録エラーとなります。

  1. lvlstpthコマンドで、保管フォルダのパス対応表一覧を作成し、保管フォルダに関する定義を確認します。

  2. lvdelpthコマンドで、必要がない保管フォルダの物理パスと論理パスの対応関係を削除します。

  3. lvsetpthコマンドで、新たに追加する保管フォルダの物理パスと論理パスの対応関係を定義します。

     lvlstpthコマンド、lvsetpthコマンド、またはlvdelpthコマンドについては、“コマンドリファレンス”を参照してください。

ファイリングする保管フォルダの設定の変更について

フォルダ名の変更、移動、複写を行った保管フォルダを、ファイリングの対象に設定している場合は、グループフォルダの定義を変更する必要があります。