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Interstage List Works V10.4.0 帳票保管活用機能設計・運用ガイド(拡張パッケージ)
FUJITSU Software

6.1.2 保管フォルダを削除する

ここでは、保管フォルダの削除方法、および保管フォルダを削除する場合に考慮すべき事項について説明します。


保管フォルダを削除する方法は、以下のとおりです。

保管フォルダの種類により、利用できる削除方法は以下のように異なります。

削除方法

リスト管理サーバの保管フォルダ

マイ コンピュータの保管フォルダ

Windows版

Solaris版/Linux版

リストナビ

コマンド

F5CWKPDL.EXEコマンド

×

×

lvdelfolコマンド

×

×

○:利用可能
×:利用不可

一度に削除できるフォルダ数および帳票数

フォルダの削除については、以下の範囲内でご利用ください。

以下、各削除方法について説明します。

リストナビによる保管フォルダの削除

リストナビで、フォルダの階層を確認しながら、保管フォルダを削除することができます。

操作手順
状態  操作の対象がリスト管理サーバの保管フォルダの場合は、リスト管理サーバに接続しています。
  1. リストナビのフォルダの一覧、または帳票の一覧から、削除したいフォルダをクリックします。

  2. 標準ツールバーの【削除】をクリックします。(【管理】メニュー-【削除】)

    →【フォルダの削除の確認】ダイアログボックスが表示されます。

  3. 【はい】ボタンをクリックします。フォルダが削除されます。

注意

  • 以下のフォルダを削除すると、これらの保管フォルダが定義された物理的なフォルダ内のすべてのファイルが削除されます。帳票のデータ以外のファイルも削除の対象となります。

    • リスト管理サーバの保管フォルダ

    • マイ コンピュータの第二階層以下の保管フォルダ

  • マイ コンピュータの保管フォルダの第一階層にある保管フォルダを削除しても、List Worksでのフォルダ定義が解除されるだけで、フォルダやデータそのものは削除されません。

F5CWKPDL.EXEコマンドによる保管フォルダの削除 <Windows版のみ>

リスト管理サーバの保管フォルダを削除する場合、F5CWKPDL.EXEコマンドが利用できます。削除する保管フォルダの数が多い場合に、スクリプトに組み込んで使用することも可能です。

F5CWKPDL.EXEコマンドは、管理者で実行できます。

 F5CWKPDL.EXEコマンドの詳細は“コマンドリファレンス”を参照してください。

なお、F5CWKPDL.EXEコマンドに指定した保管フォルダ配下に、保管フォルダとして定義したサブフォルダや帳票がある場合は、すべて削除されます。

lvdelfolコマンドによる保管フォルダの削除 <Solaris版/Linux版のみ>

Solaris版/Linux版において、リスト管理サーバの保管フォルダを削除する場合、lvdelfolコマンドが利用できます。削除する保管フォルダの数が多い場合などに、シェルスクリプトに組み込んで使用することも可能です。

ただし、コマンドの実行にはスーパーユーザの権限が必要です。

 lvdelfolコマンドの詳細は“コマンドリファレンス”を参照してください。

指定した保管フォルダ配下に、保管フォルダとして定義したサブフォルダや帳票がある場合は、すべて削除されます。

6.1.2.1 保管フォルダを削除する場合に考慮すべき事項

保管フォルダを削除する場合は、次の事項について事前に考慮が必要です。

振り分け定義の更新について

削除する保管フォルダを、帳票の振り分け先として定義している場合は、振り分けの指定方法によっては対処が必要です。

受信フォルダの振り分け定義を使用している場合

振り分け先として指定された保管フォルダを削除する際は、振り分け先の定義を他の保管フォルダに向けて再設定します。受信フォルダの振り分け定義を変更しない場合でも、必ず受信フォルダのプロパティにおいて【OK】ボタンを押してください。

また、保管フォルダを削除したあと、再度、同じ保管フォルダ名で保管フォルダを作成しても、すでに定義されている受信フォルダの振り分け定義は有効となりません。受信フォルダの振り分け定義を再定義する必要があります。

 受信フォルダの振り分け先定義の設定については、“6.3.3 受信フォルダのプロパティを設定する”を参照してください。
帳票出力時に、アプリケーションで帳票の格納先を指定している場合、または
移行ツールを使用して保管フォルダを移行している場合、または
物理パスと論理パスの対応関係を設定している場合

帳票出力時に指定している帳票の格納先の設定を変更します。

 帳票の格納先の設定については、“第4章 帳票の登録および帳票情報の設計”を参照してください。

Solaris版/Linux版において、帳票の格納先として物理パスが指定されている場合、以下の手順で保管フォルダの物理パスと論理パスの対応関係を削除してください。

  1. lvlstpthコマンドで、保管フォルダのパス対応表一覧を作成し、削除した保管フォルダに関する定義が存在することを確認します。

  2. lvdelpthコマンドで保管フォルダの物理パスと論理パスの対応関係を削除します。

     lvlstpthコマンド、またはlvdelpthコマンドについては、“コマンドリファレンス”を参照してください。

ファイリングする保管フォルダの設定の変更について

削除する保管フォルダを、グループフォルダのプロパティで「ファイリングする保管フォルダ」として定義している場合は、必要に応じて定義を変更します。

 グループフォルダのプロパティについては、“6.4.3.1 グループフォルダのプロパティを設定する”を参照してください。