システムの運用形態は、以下の手順で変更します。
注意
運用形態を「TYPE1」/「TYPE2」から「TYPE3」に変更し、別サーバのネーミングサービス/インタフェースリポジトリを使用する場合は、自サーバのネーミングサービス/インタフェースリポジトリが削除されます。必要に応じてバックアップを行ってください。なお、運用形態、ネーミングサービス/インタフェースリポジトリの配置については、「ネーミングサービス/インタフェースリポジトリ」を参照してください。
初期導入を除く契機でisinitコマンドを実行すると、以下のサービスの登録資源が削除される可能性があります。事前に、Interstageのすべての資源をバックアップすることを推奨します。バックアップの詳細については、「第4章 メンテナンス(資源のバックアップ/他サーバへの資源移行/ホスト情報の変更)」を参照してください。以下以外の資源については、-fオプションを指定した場合を除き、引き継がれます。
セットアップの対象から外したサービス
Interstage動作環境定義の定義項目を変更したサービス
ただし、以下のいずれかの定義項目を変更した場合は、そのサービスにおいて登録された情報が削除されます。
ネーミングサービス
インタフェースリポジトリ
イベントサービス
ロードバランスオプション
isstopコマンドに全強制停止モード(-fオプション)を指定して実行し、Interstageを停止します。
isstop -f
初期化対象のサービスに対し、必要に応じて、Interstage動作環境定義をカスタマイズします。
isinitコマンドに変更する運用形態を指定して実行し、Interstageを初期化します。これにより、Interstageが実行可能となります。初期化されたInterstage環境は、次回の初期化までシステムに保持されます。
isinit TYPE1 | TYPE2 | TYPE3 | type1 | type2 | type3 [EJB|ejb]
TYPEn(運用形態)として指定可能なサービスパターンを以下に示します。
運用形態 | OD | NS | IR | TD | OTS |
---|---|---|---|---|---|
TYPE1/type1 | ○ | ○ | ○ | ○ | × |
TYPE2/type2 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
TYPE3/type3 | ○ | △ | △ | ○ | × |
○:初期化対象
△:リモートのサーバを参照する
×:初期化できない
OD:CORBAサービス
NS:ネーミングサービス
IR:インタフェースリポジトリ
TD:コンポーネントトランザクションサービス
OTS:データベース連携サービス
注意
EJBサービスを使用する場合は、運用形態の他にEJBオプションを指定してください。
isstart