Interstageの起動方法には、以下の方法があります。
オペレーティングシステム起動時に自動的にInterstageを起動する方法(Interstageの自動起動)
isstartコマンド/Interstage管理コンソールによる起動方法
ここでは、オペレーティングシステム起動時に自動的にInterstageを起動する場合の設定について説明します。
ポイント
Interstageインストール直後は、オペレーティングシステム起動時に、Interstageが自動的に起動するように設定されています。
Interstageの自動起動/自動停止の設定方法 (RHEL5/RHEL6)
ワークユニットの自動起動の設定方法 (RHEL5/RHEL6)
Interstageの自動起動/自動停止の設定方法 (RHEL7)
ワークユニットの自動起動の設定方法 (RHEL7)
Interstageの自動起動の設定方法
Interstageをインストールして初期化すると、Windows(R)に対してサービスが登録されます。
オペレーティングシステム起動時に自動的にInterstageを起動する/起動しない場合は、以下の手順で設定します。
Administrator権限でログインします。
「コントロールパネル」-「サービス」または「コントロールパネル」-「管理ツール」-「サービス」を起動します。
Interstage統合コマンドの操作対象であるサービス名を選択し、「全般」タグの「スタートアップの種類」を以下のように設定します。
機能 | サービス名 | スタートアップの種類 | |
---|---|---|---|
自動起動する | 自動起動しない | ||
Interstage運用管理機能 | INTERSTAGE | 自動 | 手動 |
クラスタシステム用のInterstage運用管理機能 | INTERSTAGE API | 手動 | 手動 |
CORBAサービス | OD_start | 手動 | 手動 |
インタフェースリポジトリ(標準インタフェース) | InterfaceRep_Cache Service | 手動 | 手動 |
インタフェースリポジトリ(valueインタフェース) | InterfaceRep_Cache_e Service | 手動 | 手動 |
ネーミングサービス | Naming Service | 手動 | 手動 |
イベントサービス | EventService | 手動 | 手動 |
イベントファクトリ | EventFactory | 手動 | 手動 |
コンポーネントトランザクションサービス | Transaction Director | 手動 | 手動 |
| FJapache | 手動 | 手動 |
| Interstage HTTP Server(Webサーバ名) | 手動 | 手動 |
注)Interstage HTTP Serverをインストールすると、登録されます。
注意
Interstage統合コマンドの操作対象外のサービスについては、そのサービスの自動起動方法に従って設定してください。
クラスタシステムでInterstageを運用する場合、Interstageの自動起動は使用しないでください。クラスタシステムの起動方法で起動してください。
オペレーティングシステム起動時にInterstageを自動起動しない場合は、Interstage統合コマンド/Interstage管理コンソールで起動してください。
オペレーティングシステム停止時は、事前にInterstage統合コマンド/Interstage管理コンソールでInterstageを停止してください。
アプリケーションの自動起動の設定方法
Interstage管理コンソールで作成したIJServer/CORBAアプリケーションは、ワークユニットの環境設定により、ワークユニットを自動起動するように設定できます。Interstage管理コンソールのワークユニットの環境設定で「自動起動する」を選択すると、Interstage起動時に指定されたワークユニットを自動起動します。
Interstageの自動起動/自動停止の設定方法 (RHEL5/RHEL6)
Interstageをインストールすると、RCプロシジャに以下の起動/停止シェルスクリプトが登録され、オペレーティングシステム起動/停止時に、RCプロシジャから自動的にInterstageの起動/停止を行う設定となります。
オペレーティングシステム起動時/停止に、自動的に起動/停止を行わないように設定する場合は、以下の起動/停止シェルスクリプトをバックアップ資源格納用ディレクトリに退避します。
再度、自動的に起動/停止を行うように設定する場合は、バックアップ資源格納用ディレクトリに退避した起動/停止シェルスクリプトを、以下のディレクトリに再格納します。
プラットフォーム | 起動シェルスクリプト | 停止シェルスクリプト |
---|---|---|
/etc/rc2.d/S99startis | /etc/rc0.d/K00stopis | |
| /etc/rc2.d/S99startis | /etc/rc0.d/K00stopis |
ワークユニットの自動起動の設定方法 (RHEL5/RHEL6)
Interstageの自動起動時にワークユニットも自動起動するには、起動シェルスクリプト「S99startis」を編集します。
起動シェルスクリプト「S99startis」の記述例を以下に示します。
例
#!/sbin/sh # Interstage start procedure # Set Environment Variable IS_ISV_CONSOLE_OUTPUT=OFF export IS_ISV_CONSOLE_OUTPUT # Execute Start Command isstart isstartwu TDSAMPLE1 isstartwu TDSAMPLE2
Interstageの自動起動/自動停止の設定方法 (RHEL7)
オペレーティングシステム起動/停止時に、Interstageを自動起動/自動停止する場合の設定方法については、「付録I RHEL7でのサービス自動起動/自動停止」を参照して設定してください。
ワークユニットの自動起動の設定方法 (RHEL7)
Interstageの自動起動時にワークユニットも自動起動するには、以下のファイルを編集します。
/etc/opt/FJSVtd/systemd/system/service_startis.sh
例
以下の記述を追記してください。
## If you want to start Work Unit with Interstage, please add ## command under here. isstartwu TDSAMPLE1
isstartwu TDSAMPLE2 ##