本章では、Interstage Mobile Application Server(以降、IMAPSと記載します)を利用したアプリケーションの運用までの流れを説明します。
ポイント
製品が提供する各機能についての詳細は、それぞれ以下を参照してください。
以下の流れで必要な作業を行います。
運用にあたっての事前準備です。
使用するユーザー認証のリポジトリやプッシュ通知種別に応じた設定、ログの設定などを、運用開始前に実施します。
項目 |
目的/内容 |
要否 |
参照先 |
ユーザー認証機能の設定 |
認証のリポジトリとしてIMAPS DB以外(外部DB)やLDAPを使用する。 |
○ |
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認証に使用するCookie、アカウントロック、タイムアウトなどに関する設定をカスタマイズする。 |
△ |
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サーバのログ設定 |
IMAPSサーバの各機能が出力するログのサイズやローテーションの設定をカスタマイズする。 |
△ |
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ログ収集の設定 |
ログ収集機能(サーバにクライアントのログを格納する機能)が使用するディスクサイズなどをカスタマイズする。 |
△ |
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プッシュ通知の準備 |
プッシュ通知機能を使用する。 IMAPSプッシュ、GCM、APNsに応じた設定を行う。 |
○ |
○:該当する場合必須、△:必要に応じて実施
ポイント
第7章 運用の準備の各項目は、管理者権限、または、以下の操作を除きIMAPS運用ユーザーで実施可能です。
詳細は「A.10.1 imsetsecurity」を参照してください。
運用するアプリケーションごとに実施する作業です。
下記により、スマートデバイスにアプリケーションをインストールし、業務運用可能となります。
該当するアプリケーションを使用する場合には、必ず実施します。
項目 |
内容/目的 |
参照先 |
アプリケーションの開発 |
スマートデバイス(クライアント)向けのアプリケーションを開発する。 |
「アプリケーション開発ガイド」 |
サーバアプリケーションを開発する。 |
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サーバアプリケーションを運用する |
IMAPS業務サーバでサーバアプリケーションを運用する。 |
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プッシュ通知対象の登録 |
プッシュ通知を利用するアプリケーションを使用する。 |
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プッシュ通知を利用していた既存のアプリケーションを、IMAPSでのプッシュ通知対象とする。 |
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IMAPSエージェントの配布 |
IMAPSエージェントアプリケーションを利用するために、IMAPSエージェントを配布する。 |
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アプリケーションの配布 |
ネイティブアプリケーションを配布する。 |
「アプリケーション開発ガイド」の「ネイティブアプリケーション」-「配布」、「ハイブリッドアプリケーション」-「配布」 |
ハイブリッドアプリケーションを配布する。 |
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IMAPSエージェントアプリケーションを配布する。 |