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Interstage Mobile Application Server V1.1.0 運用ガイド
FUJITSU Software

LinuxA.10.1 imsetsecurity

実行例

形式
imsetsecurity { -l | –u ユーザー名 }
説明
IMAPS運用ユーザーを設定します。IMAPSサーバ機能のサービスの実効権限をIMAPS運用ユーザーに変更します。また、Interstage Mobile Application Serverの実行ファイル、環境設定ファイル、ログなどのプログラム資材に対して、Secure By Defaultのポリシーに基づいた適切なセキュリティ権限設定を行います。
オプション
-l
現在設定されているIMAPS運用ユーザーと、IMAPS運用グループを表示します。

「ユーザー名 グループ名」のように、ユーザー名とIMAPS運用グループを半角空白で区切って表示します。

IMAPS運用ユーザーを設定していない場合は、root rootと表示します。

-u ユーザー名
IMAPS運用ユーザーを8文字以内で指定します。

ユーザー名に指定したユーザー、およびユーザーのプライマリグループ(IMAPS運用グループと呼びます)でプログラム資源に対する権限設定を行います。

コマンドと実行可能なユーザーを以下に示します。
コマンド名 コマンドの実行可否(○:実行可能、×:実行不可能)
システム管理者(root)

IMAPS

運用ユーザー

IMAPS 運用グループに 所属するユーザー

imstartapplication ×
imstopapplication ×
imstatusapplication ×
imadmin
その他のコマンド × ×
定義ファイルと編集可能なユーザーを以下に示します。
定義ファイル名 定義ファイルの編集可否(○:編集可能、×:編集不可能)
システム管理者(root)

IMAPS

運用ユーザー

IMAPS 運用グループに 所属するユーザー

ログ設定ファイル

( バックアップリストア及びセキュリティのコマンド用)

× ×

ログ設定ファイル

(IMAPS サーバ用)

ログ収集プロパティファイル
プッシュプロパティファイル
戻り値
0
正常終了
上記以外
異常終了

注意

  • 本コマンドは、管理者権限で実行してください。
  • 本コマンドは、セットアップ後に実行してください。
  • 本コマンドは、同時に実行しないでください。
  • 本コマンド実行時は、事前に本製品のすべてのサービスを停止してください。
  • -uオプションに指定するユーザー名は、事前にシステムに登録しておく必要があります。

    登録していない場合、本コマンドはエラーで終了します。

  • 本コマンドがエラーで終了した場合は、エラーの原因を取り除いたあと、再度本コマンドを実行してください。

    エラーのままの状態にした場合、セキュリティ権限設定が正しく実施されず、セキュリティ強度が低い状態で運用されるなど、正常に動作しない可能性があります。

以下のように実行します。
imapsopeで権限設定を行う場合
imsetsecurity -u imapsope
現在設定されているIMAPS運用ユーザーを表示する場合
imsetsecurity –l