ページの先頭行へ戻る
Linkexpress Transactional Replication option V5.0L60 説明書
FUJITSU Software

17.2.2 記述内容の説明

TRM環境定義の記述内容について以下に説明します。
なお、TRM環境定義に指定する各ファイルには存在しないものを指定してください。ただし、ディレクトリについては、既存の(実在する)ものを指定する必要があります。

MQDConfigurationセクション

TRM環境の情報を記述します。記述内容を"表17.3 MQDConfigurationセクションの記述内容"に示します。

表17.3 MQDConfigurationセクションの記述内容

キーワード

省略

記述方法

記述内容の説明

QueueMax

不可

1~30000の数値で指定します。

作成メッセージキュー数の最大値を指定します。

MessageBufferMaxSize

1~1024の数値で指定します。
[MB]の単位で指定します。
省略値は80MBです。

一時的にメッセージを格納するバッファの最大長を指定します。
このバッファは、共有メモリ上に獲得され、不足時に指定された値の1/10ずつ、指定された値まで拡張されます。

TROを運用する場合の見積もりについては、"3.3.3 TRM環境定義ファイルの見積り"を参照してください。
TJNLを運用する場合の見積もりについては、"第11章 Symfoware/RDB連携編"の"11.3.3.2 TRM環境の作成"、"第12章 Oracle連携編"の"12.4.3.4 TRM環境の作成"もしくは"第13章 SQL Server連携編"の"13.4.3.4 TRM環境の作成"を参照してください。

Transactionセクション

トランザクション管理ファイル情報を記述します。記述内容を"表17.4 Transactionセクションの記述内容"に示します。

表17.4 Transactionセクションの記述内容

キーワード

省略

記述方法

記述内容の説明

Transaction
File

不可

絶対パスで指定します。


通常ファイルを指定します。


NTFS(ローカルディスク)上のファイルを指定します。

トランザクション管理ファイルの名前を指定します。

Max_Size

16~65536の数値で指定します。[KB]の単位で指定します。
省略値は65536[KB]です。

65536を指定、または本キーワードを省略してください。

SystemFileセクション

TRMが使用するシステム制御用ファイルの情報を記述します。記述内容を"表17.5 SystemFileセクションの記述内容"に示します。

表17.5 SystemFileセクションの記述内容

キーワード

省略

記述方法

記述内容の説明

SystemFile1

不可

絶対パスで指定します。


通常ファイルを指定します。


NTFS(ローカルディスク)上のファイルを指定します。

システム制御用ファイル1の名前を指定します。

SystemFile2

不可

同上

システム制御用ファイル2の名前を指定します。

SystemFile2_Size

不可

80~2097151の数値で指定します。
[KB]の単位で指定します。

システム制御用ファイル2の容量を指定します。
TJNLを運用する場合の見積もりについては、"第11章 Symfoware/RDB連携編"の"11.3.3.2 TRM環境の作成"、"第12章 Oracle連携編"の"12.4.3.4 TRM環境の作成"もしくは"第13章 SQL Server連携編"の"13.4.3.4 TRM環境の作成"を参照してください。

QueueIndexセクション

メッセージキュー管理ファイル情報を記述します。記述内容を"表17.6 QueueIndexセクションの記述内容"に示します。

表17.6 QueueIndexセクションの記述内容

キーワード

省略

記述方法

記述内容の説明

File

不可

絶対パスで指定します。


通常ファイルを指定します。


NTFS(ローカルディスク)上のファイルを指定します。

メッセージキュー管理ファイルの名前を指定します。

DiskQueueセクション

メッセージキューのメッセージ格納域の情報を記述します。記述内容を"表17.7 DiskQueueセクションの記述内容"に示します。

表17.7 DiskQueueセクションの記述内容

キーワード

省略

記述方法

記述内容の説明

File

不可

絶対パスで指定します。


通常ファイルを指定します。


NTFS(ローカルディスク)上のファイルを指定します。

メッセージキューのメッセージ格納域(メッセージ格納ファイル)の名前を指定します。

Size

不可

80~2097151の数値で指定します。[KB]の単位で指定します。

メッセージキューのメッセージ格納域(メッセージ格納ファイル)の容量を指定します。

TROを運用する場合の見積もりについては、"3.3.3 TRM環境定義ファイルの見積り"を参照してください。
TJNLを運用する場合の見積もりについては、"第11章 Symfoware/RDB連携編"の"11.3.3.2 TRM環境の作成"、"第12章 Oracle連携編"の"12.4.3.4 TRM環境の作成"もしくは"第13章 SQL Server連携編"の"13.4.3.4 TRM環境の作成"を参照してください。

WatchQueueUsedセクション

メッセージ格納域の使用状況の監視を行う場合に記述します。記述内容を"表17.8 WatchQueueUsedセクションの記述内容"に示します。

表17.8 WatchQueueUsedセクションの記述内容

キーワード

省略

記述方法

記述内容の説明

DiskQueue

"安全値-警告値"の形式で指定します。安全値は0~99[%]、警告値は1~100[%]の範囲で指定します。安全値と警告値は、安全値 < 警告値の関係でなければなりません。

メッセージキューのメッセージ格納域の使用量に対する安全値と警告値を設定します。キーワードを省略した場合、メッセージ格納域の使用状況監視は行われません。