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Linkexpress Transactional Replication option V5.0L60 説明書
FUJITSU Software

11.3.3 環境作成の説明

TJNLを使用するためには、"図11.11 環境作成の流れ"に示す手順に従ってTJNLが動作するための環境を作成する必要があります。

図11.11 環境作成の流れ

11.3.3.1 Symfoware/RDB環境の作成

TJNLと連携するSymfoware/RDBの環境を作成します。Symfoware/RDBの環境の作成方法については、Symfowareのマニュアルを参照してください。既にSymfoware/RDBの環境が存在する場合、Symfoware/RDBの環境の作成は不要です。
Symfoware/RDBの利用者として、OSの認証機構を使用することができます。データベースの認証機構は使用できません。


TJNLはSymfoware/RDBに対して、ユーザ名“SYSTEM”で接続します。そのため、ジャーナル取得対象のデータベースに対して利用者登録の使用を宣言している場合は、事前にユーザ名“SYSTEM”をOSの認証機構を使用する利用者として登録してください。ユーザの登録に関する詳細はSymfowareのマニュアルを参照してください。

11.3.3.2 TRM環境の作成

TJNLを運用するTRMシステムの環境を作成します。TRMシステムの環境の作成方法は、"第17章 環境作成"を参照してください。

TRMシステムの環境を作成する際の環境定義ファイルには、以下の見積りに従った値に、ジャーナル提供側業務およびジャーナル利用側業務で必要となる値を加算した値を指定してください。ジャーナル提供側業務および、ジャーナル利用側業務で必要となる値の見積り方法は"第17章 環境作成"を参照してください。

以下に、TJNLが必要とする各指定値の見積り式を示します。

a) MQDConfigurationセクション

[MQDConfiguration]セクションに指定するキーワードの見積り式を、"表11.2 [MQDConfiguration]セクションに指定するキーワードの見積り式"に示します。

表11.2 [MQDConfiguration]セクションに指定するキーワードの見積り式

キーワード

見積り式

MessageBufferMaxSize

80[MB]~1024[MB]の範囲で指定します。

b)Transactionセクション

[Transaction]セクションに指定するキーワードの見積り式を、"表11.3 [Transaction]セクションに指定するキーワードの見積り式"に示します。

表11.3 [Transaction]セクションに指定するキーワードの見積り式

キーワード

見積り式

Max_Size

65536[KB]を指定します。

c) SystemFileセクション

[SystemFile]セクションに指定するキーワードの見積り式を、"表11.4 [SystemFile]セクションに指定するキーワードの見積り式"に示します。

表11.4 [SystemFile]セクションに指定するキーワードの見積り式

キーワード

見積り式

SystemFile2_Size

( ( 取得定義サイズの総和 × 2 ) +
  ( 配付定義サイズの総和 × 2 ) + 3072[KB] ) × 1.5

1つの取得定義サイズは以下の見積り式に従って求めます。
  ((取得対象データベース数 × 0.2[KB] ) × 2 ) +
    (取得対象列数 × 0.1[KB]) +
    (取得対象システム取得項目数 × 0.1[KB]) +
    (取得対象DSI数 × 0.1[KB]) +
    (取得対象ジャーナル・チェックポイント数 × 0.1[KB]) + 1[KB]

1つの配付定義サイズは以下の値です。
  0.3[KB]

d) DiskQueueセクション

[DiskQueue]セクションに指定するキーワードの見積り式を、"表11.5 [DiskQueue]セクションに指定するキーワードの見積り式"に示します。

表11.5 [DiskQueue]セクションに指定するキーワードの見積り式

キーワード

見積り式

Size

各メッセージキューに蓄積する利用ジャーナル量の総和 + (配付対象メッセージキュー数 × 16[KB]) + 100[KB]

1つのメッセージキューに蓄積する利用ジャーナル量は以下の見積り式に従って求めます。
  蓄積ジャーナル量(注1) × 1.5

蓄積ジャーナル量は以下の見積り式に従って求めます。
  1利用ジャーナル量 × 蓄積メッセージ数

1利用ジャーナル量は以下の見積り式に従って求めます。
  1.1[KB] + 取得対象列のデータ長(注2)の総和

注1) 他システムへ転送する場合は、転送の遅延時間を考慮してください。また、メッセージキューから利用ジャーナルを直接取り出す場合は、取出し業務の遅延時間を考慮してください。
注2) 取得対象列のデータ属性に基づいたデータ長に4バイト加算した値。列のデータ属性に基づいたデータ長は、"B.2.1 Symfoware/RDBと定義の対応関係"を参照してください。

TRM環境定義ファイルの記述例を"表11.6 環境定義ファイルの記述例"に示します。

表11.6 環境定義ファイルの記述例

[MQDConfiguration]                        # TRM環境情報
  QueueMax = 100
  MessageBufferMaxSize = 80               # 80Mバイト

[Transaction]                             # トランザクション管理ファイル情報
  TransactionFile = /trmdev2/tranfile
  Max_Size = 65536                        # 65536Kバイト

[SystemFile]                              # システム制御用ファイル情報
  SystemFile1 = /trmdev2/systemfile1
  SystemFile2 = /trmdev2/systemfile2
  SystemFile2_Size = 8000                 # 8Mバイト

[QueueIndex]                              # メッセージキュー管理ファイル情報
  File = /trmdev2/indexfile

[DiskQueue]                               # ディスク型メッセージキューの情報
  File = /trmdev2/diskfile
  Size = 1000000                          # 1Gバイト

[MQDConfiguration]                        # TRM環境情報
  QueueMax = 100
  MessageBufferMaxSize = 80               # 80Mバイト

[Transaction]                             # トランザクション管理ファイル情報
  TransactionFile = d:\trmdev2\transactionfile
  Max_Size = 65536                        # 65536Kバイト

[SystemFile]                              # システム制御用ファイル情報
  SystemFile1 = d:\trmdev2\systemfile1
  SystemFile2 = d:\trmdev2\systemfile2
  SystemFile2_Size = 8000                 # 8Mバイト

[QueueIndex]                              # メッセージキュー管理ファイル情報
  File = d:\trmdev2\queueindex

[DiskQueue]                               # ディスク型メッセージキューの情報
  File = d:\trmdev2\diskqueuefile
  Size = 1000000                          # 1Gバイト

11.3.3.3 Symfoware/RDBの起動

TJNLの環境を作成するためには、Symfoware/RDBを起動しておく必要があります。Symfoware/RDBの起動方法の詳細は、Symfowareのマニュアルを参照してください。

11.3.3.4 TRMの起動

TJNLの環境を作成するためには、事前にTRMを起動しておく必要があります。TRMの起動方法の詳細は、"18.1.1 TRMの起動"を参照してください。

11.3.3.5 TJNL環境定義の作成

TJNLの環境定義では、TJNLの動作環境として以下の情報を定義します。

TJNLの環境定義を格納するファイルをTJNL環境定義ファイルと呼びます。TJNL環境定義ファイルは、ユーザが任意の通常ファイル上にテキストファイルとして作成します。

TJNL環境定義ファイルは、viコマンドなど(Windowsではメモ帳など)の編集ツールを使用して作成してください。TJNL環境定義の記述方法の詳細については、"11.3.4 環境定義の記述"を参照してください。

11.3.3.6 TJNL環境の作成

TJNL環境の作成は、tjnlsetupコマンドを使用して行います。tjnlsetupコマンドの詳細は、"11.9.3.1 tjnlsetup(TJNL環境を作成する) "を参照してください。

なお、同一サーバ上に複数のSymfoware/RDBの環境が存在する場合、TJNLの環境作成時に以下の環境変数に指定されているSymfoware/RDBと連携します。

以下にtjnlsetupコマンドの入力例を示します。


------------------------------------------------
tjnlsetup -f /tjnl/def/TJNLenv.def
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------------------------------------------------
tjnlsetup -f c:\tjnl\def\TJNLenv.def
------------------------------------------------

TJNLの環境を作成した後に、環境定義の変更やジャーナル取得ファイルの追加が行えます。環境定義の変更やジャーナル取得ファイルの追加についての詳細は、"11.8 保守"を参照してください。

11.3.3.7 メッセージキューの作成

利用ジャーナルを配付するメッセージキューを作成します。メッセージキューの作成方法は、"18.1.2 メッセージキューの作成"を参照してください。