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Linkexpress Transactional Replication option V5.0L60 説明書
FUJITSU Software

3.3.3 TRM環境定義ファイルの見積り

TRMシステムの環境を作成する環境定義ファイルには、見積り式により求めた値を各パラメタに指定してください。見積り式および各パラメタの詳細については"17.2.2 記述内容の説明"を参照してください。

各指定値の見積り式を、以下に示します。

MQDConfigurationセクション

[MQDConfiguration]セクションに指定する値の見積り式を、"表3.2 [MQDConfiguration]セクションに指定する値の見積り式"に示します。

表3.2 [MQDConfiguration]セクションに指定する値の見積り式

キーワード

見積り式

QueueMax

TRMシステム内で同時に実行する格納グループの数×2(最大198)を指定してください。

格納グループの詳細については、"4.3.3 DBサービス定義の作成"を参照してください。

MessageBufferMaxSize

Max_Size × TRMシステム内で同時に実行するDBサービスグループの数 × 9

Max_Sizeは[Transaction]セクションに指定するMax_Sizeの値です。Max_Sizeについては、"表3.3 [Transaction]セクションに指定する値の見積り式"を参照してください。
DBサービスグループの詳細については、"4.3.3 DBサービス定義の作成"を参照してください。

Transactionセクション

[Transaction]セクションに指定する値の見積り式を、"表3.3 [Transaction]セクションに指定する値の見積り式"に示します。

表3.3 [Transaction]セクションに指定する値の見積り式

キーワード

見積り式

Max_Size

65536[KB]

SystemFileセクション

[SystemFile]セクションに指定する値の見積り式を、"表3.4 [SystemFile]セクションに指定する値の見積り式"に示します。

表3.4 [SystemFile]セクションに指定する値の見積り式

キーワード

見積り式

SystemFile2_Size

7000[KB]

DiskQueueセクション

[DiskQueue]セクションに指定する値の見積り式を、"表3.5 [DiskQueue]セクションに指定する値の見積り式"に示します。

表3.5 [DiskQueue]セクションに指定する値の見積り式

キーワード

見積り式

Size

各メッセージキューに蓄積する更新差分データの総和を指定します。
逐次差分反映機能が異常終了した場合、または逐次差分反映機能を停止している場合、この領域に更新差分データが蓄積されます。
この領域が満杯になった場合、抽出側システムへ影響がおよんでしまいます。このため、上記の異常が発生した場合に復旧するまでの時間に抽出される更新差分データ量から、値を算出してください。
1日分以上の更新差分データを蓄えることが可能な値を推奨します。
なお、更新差分データの量については、抽出側システムで算出してください。