コード変換を行った結果、欠損データになることがあります。欠損データは以下の場合に通知されます。
コード変換後のデータが、取得定義で指定した長さの範囲に収まらない。
データをコード変換した結果、変換エラーとなり、変換できない。
コード変換後のデータが取得定義で指定した長さの範囲に収まらない場合は、配付定義により文字列項目の文字列領域のサイズを拡張する指定を行うことにより、コード変換の結果が欠損データになるのを防ぐことができます。
コード変換した結果、変換エラーとなり変換できない場合は、変換エラーとなった文字は代替文字のアンダースコア(_)になります。
なお、代替文字については、配付定義の指定により、2バイトのアンダースコア(_)にすることもできます。
ジャーナル提供側システムのデータベース種別により、以下の場合にも欠損データが設定されます。欠損データとなる事象を"表14.15 欠損データとなる事象"に示します。
ジャーナル提供側システムのデータベース | 欠損データとなる事象 |
---|---|
Symfoware/RDB |
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Oracle |
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SQL Server |
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注1)桁あふれが発生した場合、利用ジャーナルの項目有効表示は欠損データとして設定します。その場合の値は不定です。
注2) ジャーナル提供側業務のアプリケーションが取得定義に指定した長さよりも大きなデータでテーブルを更新した場合、利用ジャーナルの項目有効表示は欠損データとして設定し、ジャーナル項目には取得定義に指定した長さ分のデータを設定します。ジャーナル提供側のアプリケーションで、取得定義に指定した長さより大きいデータで表を更新しないようにすることで欠損データになるのを防ぐことができます。
注3) -231より小さい値、もしくは231-1より大きい値でテーブルを更新した場合、利用ジャーナルの項目有効表示は欠損データとして設定します。その場合の値は不定です。
注4) 各国語文字以外のデータで更新した場合には、利用ジャーナルの項目有効表示は欠損データとして設定します。具体的には、JIS X 201の範囲のデータで更新された場合に欠損データとなります。その場合の値は不定です。