TJNLでは、配付定義に従って利用ジャーナルのコード変換を行います。コード変換を行うことにより、以下のコードや形式が変換されます。
文字コード
浮動小数点形式
外部10進数の形式
エンディアン形式
留意事項
利用ジャーナルの文字列データのコード変換を行うにあたり、変換前の文字コードに対して標準コード変換の文字コード変換表をカストマイズすることにより、コード変換の結果が欠損データになるのを防ぐことができます。
ジャーナル提供側のシステムがOracle連携のシステムの場合は、変換前の文字コードとして、データベースキャラクタ・セットで指定した文字コードと各国語キャラクタ・セットで指定した文字コードの両方に対して標準コード変換の文字コード変換表をカストマイズする必要があります。
ジャーナル提供側のシステムがSQL Server連携のシステムの場合は、SJISとUTF16の両方に対して標準コード変換の文字コード変換表をカストマイズする必要があります。
標準コード変換の文字コード変換表のカストマイズにおける、TJNLの配付定義のOutCodeと、標準コード変換で指定するキーワード値との対応を"表14.14 キーワード値対応表"に示します。
配付定義のOutCode | 標準コード変換のキーワード値 |
---|---|
S_EUC | U90 |
S_SJIS | SJIS |
S_UNICODE | UCS4 (Windows2008以降) |
WIN_SJIS | SJIS |
WIN_UNICODE | UCS4 (Windows2008以降) |
GS_KANA | JEFKANA |
GS_ASCII | JEFASCII |
標準コード変換の文字コード変換表のカストマイズについては、標準コード変換のマニュアルを参照してください。