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Linkexpress Transactional Replication option V5.0L60 説明書
FUJITSU Software

14.2.4 ジャーナルヘッダの設定値

ジャーナルヘッダの以下の値は、利用ジャーナルのパッキング状態、利用ジャーナルの分割状態、メッセージに格納されている利用ジャーナル数によって設定されます。

これらの項目の設定値について、以下の順に説明します。

14.2.4.1 1トランザクションで複数の利用ジャーナルを取得する場合

1トランザクションで複数の利用ジャーナルを取得する場合のジャーナルヘッダの設定値について、以下の順に説明します。

利用ジャーナルが分割されずに格納されている場合

1トランザクションで複数の利用ジャーナルを取得し、それぞれの利用ジャーナルが分割されずにメッセージに格納されている場合の各項目の設定値を"表14.10 利用ジャーナルが分割されずに格納されている場合の設定値"に、各項目の設定例を"図14.12 利用ジャーナルが分割されずに格納されている場合の設定例"に示します。

表14.10 利用ジャーナルが分割されずに格納されている場合の設定値

ジャーナルヘッダの項目

設定値、または設定値に影響する要因

パッキングトランザクション数

パッキングの指定によって異なる
  0:パッキングする指定がない
  1:パッキングする指定がある

利用ジャーナル数

1メッセージ内の利用ジャーナル数

パッキング状態

以下のいずれかの値が設定される
パッキングする指定がない場合
  X’00’: パッキングを利用しない
パッキングする指定がある場合
  X’00’: トランザクション内    1メッセージ
  X’01’: トランザクション内    先頭メッセージ
  X’02’: トランザクション内    中間メッセージ
  X’04’: トランザクション内    最終メッセージ

図14.12 利用ジャーナルが分割されずに格納されている場合の設定例

利用ジャーナルが複数のメッセージに分割されて格納されている場合

1トランザクションで複数の利用ジャーナルを取得し、それぞれの利用ジャーナルが複数のメッセージに分割されて格納されている場合の各項目の設定値を"表14.11 利用ジャーナルが複数のメッセージに分割されて格納されている場合の設定値"に、各項目の設定例を"図14.13 利用ジャーナルが複数のメッセージに分割されて格納されている場合の設定例"に示します。

表14.11 利用ジャーナルが複数のメッセージに分割されて格納されている場合の設定値

ジャーナルヘッダの項目

設定値、または設定値に影響する要因

パッキングトランザクション数

パッキングの指定によって異なる
  0:パッキングする指定がない
  1:パッキングする指定がある

利用ジャーナル数

1

パッキング状態

以下のいずれかの値が設定される
パッキングする指定がない場合
  X’10’: 利用ジャーナル内    先頭データ
  X’20’: 利用ジャーナル内    中間データ
  X’40’: 利用ジャーナル内    最終データ
パッキングする指定がある場合
  X’11’: トランザクション内    先頭の利用ジャーナル
         利用ジャーナル内    先頭データ
  X’21’: トランザクション内    先頭の利用ジャーナル
         利用ジャーナル内    中間データ
  X’41’: トランザクション内    先頭の利用ジャーナル
         利用ジャーナル内    最終データ
  X’12’: トランザクション内    中間の利用ジャーナル
         利用ジャーナル内    先頭データ
  X’22’: トランザクション内    中間の利用ジャーナル
         利用ジャーナル内    中間データ
  X’42’: トランザクション内    中間の利用ジャーナル
         利用ジャーナル内    最終データ
  X’14’: トランザクション内    最終の利用ジャーナル
         利用ジャーナル内    先頭データ
  X’24’: トランザクション内    最終の利用ジャーナル
         利用ジャーナル内    中間データ
  X’44’: トランザクション内    最終の利用ジャーナル
         利用ジャーナル内    最終データ

図14.13 利用ジャーナルが複数のメッセージに分割されて格納されている場合の設定例

14.2.4.2 1トランザクションで1つの利用ジャーナルを取得する場合

1トランザクションで1つの利用ジャーナルを取得する場合のジャーナルヘッダの設定値について、以下の順に説明します。

利用ジャーナルが1つのメッセージに格納されている場合

1トランザクションで1つの利用ジャーナルを取得し、その利用ジャーナルが1つのメッセージに格納されている場合の各項目の設定値を"表14.12 利用ジャーナルが1つのメッセージに格納されている場合の設定値"に、各項目の設定例を"図14.14 利用ジャーナルが1つのメッセージに格納されている場合の設定例"に示します。

表14.12 利用ジャーナルが1つのメッセージに格納されている場合の設定値

ジャーナルヘッダの項目

設定値、または設定値に影響する要因

パッキングトランザクション数

パッキングの指定によって異なる
  0:パッキングする指定がない
  1:パッキングする指定がある

利用ジャーナル数

1

パッキング状態

パッキングする指定がない場合
  X’00’: パッキングを利用しない
パッキングする指定がある場合
  X’00’: トランザクション内    1メッセージ

図14.14 利用ジャーナルが1つのメッセージに格納されている場合の設定例

利用ジャーナルが複数のメッセージに格納されている場合

1トランザクションで1つの利用ジャーナルを取得し、その利用ジャーナルが複数のメッセージに分割して格納されている場合の各項目の設定値を"表14.13 利用ジャーナルが複数のメッセージに格納されている場合の設定値"に、各項目の設定例を"図14.15 利用ジャーナルが複数のメッセージに格納されている場合の設定例"に示します。

表14.13 利用ジャーナルが複数のメッセージに格納されている場合の設定値

ジャーナルヘッダの項目

設定値、または設定値に影響する要因

パッキングトランザクション数

パッキングの指定によって異なる
  0:パッキングする指定がない
  1:パッキングする指定がある

利用ジャーナル数

1

パッキング状態

以下のいずれかの値が設定される
パッキング指定がない場合
  X’01’: 利用ジャーナル内    先頭データ
  X’02’: 利用ジャーナル内    中間データ
  X’04’: 利用ジャーナル内    最終データ
パッキング指定がある場合
  X’01’: 利用ジャーナル内    先頭データ
  X’02’: 利用ジャーナル内    中間データ
  X’04’: 利用ジャーナル内    最終データ

図14.15 利用ジャーナルが複数のメッセージに格納されている場合の設定例