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Linkexpress Transactional Replication option V5.0L60 説明書
FUJITSU Software

8.3.2 EXTRACT定義文

機能説明

EXTRACT定義文は、入力データのデータ項目の編集方法を定義する定義文です。

記述形式

EXTRACT
        NAME = EXTRACT識別名
        INTABLE = INTABLE識別名
        [ CONVERT = on ]
        [ SELECT = { * | ( (@TRHEADER) , (@DBOP) , (項目情報) [ , …] ) } ]
;

オペランド

NAMEオペランド

[内容]

1つのDBサービスグループ内で一意なEXTRACT識別名を指定します。

[形式]

指定値については、以下に示す規約に従ってください。

  • 16文字以内で指定してください。

  • 指定可能な文字は、半角の"#"、"@"、"-"、"_"、英大文字および数字です。

  • 全角文字は指定できません。

  • 先頭文字に数字を指定できません。

INTABLEオペランド

[内容]

データ項目の選択または結合する入力データを定義したINTABLE識別名を指定します。

CONVERTオペランド

[内容]

データ項目を編集または結合することを指定します。本オペランドは省略可能です。

[形式]

"on"を指定してください。

SELECTオペランド

[内容]

データの編集情報を指定します。オペランドの項目情報の指定により、入力データ項目の選択、入力データ項目の結合および定数を持つ項目の追加が可能です。定数を持つ項目は"定数項目"と呼びます。
項目情報は最大1024個指定できます。また、編集後の各項目の項目長の合計は32000バイト以内で指定してください。

[形式]

すべての入力データ項目を選択する場合

すべての入力データ項目を選択する場合、オペランド値に"*"を指定します。または本オペランドを省略します。

SELECT = *

個々の項目情報を指定する場合

個々の項目情報を指定する場合の形式は以下のとおりです。

SELECT = ( (@TRHEADER) , (@DBOP) , (項目情報) [ , …] )

先頭および2番目の項目情報は、このとおり指定してください。これらは逐次差分反映機能の特殊項目(逐次差分反映機能の動作を制御するための項目)を意味します。特殊項目を省略/変更した場合、逐次差分反映の動作は保証されません。

項目情報の指定には以下の種類があります。

  • 入力データ項目の選択

  • 入力データ項目の結合

  • 定数項目の追加

入力データ項目の選択/入力データ項目の結合時に指定する入力データ項目名は、INTABLE定義文のITEMオペランドに指定した入力データ項目名と対応します。なお、"XITM"で始まる入力データ項目名は指定できません。

入力データ項目の選択

入力データ項目を選択します。指定形式は以下のとおりです。

入力データ項目名

入力データ項目の結合

入力データ項目を結合します。指定形式は以下のとおりです。

入力データ項目名&入力データ項目名[&…]

入力データ項目名の間に"&"を記述します。
入力データ項目名の結合の詳細については、Linkexpressのマニュアルを参照してください。

定数項目の追加

定数項目を追加します。指定形式は以下のとおりです。

@CONST(データ,属性)

定数項目として指定できる属性の一覧を、"表8.6 文字列の属性(定数項目)"および"表8.7 数値の属性(定数項目)"に示します。

表8.6 文字列の属性(定数項目)

属性

指定値

項目長

データの記述形式

固定長文字列

char(n)
n:バイト
(1~32000)

n

引用符「'」で囲んだ文字列の形式です。
nバイトを超える文字列を指定した場合には、エラーとなります。
文字として引用符を表現する場合は、引用符を2つ続けて「''」と記述します。
固定長文字列で、指定したデータがnバイトに満たない場合には、指定したデータの後ろに半角空白が追加されます。
可変長文字列で、データとして空文字列('')を指定した場合、nバイトの半角空白が指定されたものとみなします。

例:@CONST('ABC',char(4))
    @CONST('A''B''C',vchar(10))

可変長文字列

vchar(n)
n:バイト
(1~31998))

n + 2

表8.7 数値の属性(定数項目)

属性

指定値

項目長

データの記述形式

整数

int
(-2147483648~+2147483647)

4

符号および数字で記述します。
符号「+」は省略可能です。
各属性に指定可能な範囲外の数値を指定した場合、エラーとなります。

例:@CONST(100000,int)
    @CONST(-1234,sint)

半語整数

sint
(-32768~+32767)

2

ゾーン10進数

zone(p[,q])

p:桁数(1~18)
q:小数点以下桁数(0~18)
  省略時は0
p≧q

p

符号、数字および小数点で記述します。
符号「+」は省略可能です。
各属性に指定可能な範囲外の数値を指定した場合、エラーとなります。

例:@CONST(10,zone(2))
    @CONST(-0.9,pack(2,1))

パック10進数

pack(p[,q])

p ÷ 2 + 1

個々の項目情報の指定例を以下に示します。

SELECT = ( (@TRHEADER) , (@DBOP) , (ITEM1) , (ITEM2&ITEM3&ITEM4), (@CONST(1,sint)))

ITEM1を選択、ITEM2/ITEM3/ITEM4を結合、定数項目(半語整数の固定値"1")を追加しています。