名称
形式
lxrtmdb [ { -o | -c } ] |
機能説明
データベースへの逐次差分反映を開始または終了します。本コマンドを使用する場合には、以下の状態をすべて満たす必要があります。
逐次差分反映デーモンが起動していること。
当該DBサービスグループが7.3.1 lxrtmgensvコマンドにより登録されていること。
オプションの意味
逐次差分反映を開始します。
-oオプションおよび-cオプションの両方を省略した場合、-oオプションが指定されたものとして動作します。
逐次差分反映を終了します。
データベースにアクセスするためのデータベースアクセスユーザ名、パスワードをそれぞれ30バイト以内で指定してください。本オプションは-oオプションを指定した場合のみ有効です。
データベース種別と-uオプションの関係は以下のとおりです。
データベース種別 | -uオプションの省略 | -uオプションの指定 | 認証方法 |
---|---|---|---|
Symfoware/RDB | 可 | -u データベースアクセスユーザ名 | OSの認証機構を使用します。 |
-u データベースアクセスユーザ名/パスワード | データベースの認証機構を使用します。 | ||
-u / | OSの認証機構を使用します。
| ||
Oracle | 可 | -u データベースアクセスユーザ名/パスワード | データベースの認証機構を使用します。 |
-u / | 自動ログインを行う場合に指定します。
| ||
SQL Server | 可 | -u データベースアクセスユーザ名/パスワード | データベースの認証機構を使用します。 |
-u / | Windows認証によるログインを行う場合に指定します。 |
逐次差分反映機能の利用に必要な権限については、"逐次差分反映機能の利用に必要な権限"を参照してください。
逐次差分反映サービスを起動した利用者については、"5.1.1 システムの起動"を参照してください。
DB動作環境定義ファイルを配置したディレクトリ名を、絶対パスで指定します。Windowsサーバの場合、8.3形式で指定してください。DB動作環境定義ファイルは、DB動作環境定義ファイル配置ディレクトリ配下の"DBサービスグループ名_格納グループ名"となります。
本オプションは-oオプション指定時のみ有効です。
本オプション省略時は、DBサービス定義のSTOREGROUP定義文のENVFILEオペランドでの指定値が有効になります。また、ENVFILEオペランドも省略されている場合は、環境変数LXRTMENVの指定値が有効になります。
逐次差分反映機能の利用に必要な権限
逐次差分反映機能の利用に必要な権限について説明します。
逐次差分反映機能の利用権限について
逐次差分反映機能の利用者は、以下のどちらかである必要があります。
スーパユーザ
本製品のインストール時に指定したグループとTRM利用者グループに所属しているユーザ
逐次差分反映機能の利用者は、Administratorsグループに所属している必要があります。
Windows 2008以降の場合、管理者として実行する必要があります。("管理者: コマンド プロンプト"からコマンドを実行してください。)
データベースのアクセス権
データベースアクセスユーザには、データベースに対するアクセス権として、以下の権限を与えてください。
データベースに接続する権限
格納側表に対するSELECT権限[注]
格納側表に対するINSERT権限[注]
格納側表に対するDELETE権限[注]
格納側表に対するUPDATE権限[注]
[注]格納側表に対してSELECT/INSERT/DELETE/UPDATE文を実行できる権限が、データベースアクセスユーザに付与されていることを確認してください。表の所有者とデータベースアクセスユーザが同じ場合、改めて付与する必要はありません。
環境変数
本コマンド起動時に有効になる環境変数については、"4.3.1 環境変数の設定"を参照してください。
注意事項
システムダウン後に逐次差分反映デーモンを起動せずに本コマンドを実行した場合、システムエラーになることがあります。コマンドの実行は、逐次差分反映デーモン起動後に行ってください。