逐次差分反映機能を動作させるための環境変数を"表4.1 逐次差分反映機能の独自の環境変数"および"表4.2 システムおよび関連製品の環境変数"に示します。
環境変数の設定を変更する場合は、ログインシェルなどを編集して設定してください。
環境変数の設定を変更する場合は、[コントロール パネル]から[システム]の[詳細設定]を選択し、[環境変数]の項目を編集してください。
環境変数 | 説明 |
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LXRTMENV | 逐次差分反映機能が参照するDB動作環境定義ファイル名を、255バイト以内の絶対パスで指定してください。DBサービス定義のSTOREGROUP定義文のENVFILEオペランドで指定するか、DB動作環境定義を作成しない場合は、環境変数の設定は不要です。
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LXRTMCOMMIT | メッセージキューにメッセージが滞留した場合以外は、本環境変数を省略してください。 1トランザクションの逐次差分反映データが複数のTRMのメッセージに分割されている場合、格納側のデータベースへ格納するトランザクションの単位となるTRMのメッセージ数を指定します。指定可能な値は、1~65534です。本環境変数省略時は、抽出側のデータベースを更新したトランザクションと同じ単位で格納側のデータベースへ格納します。 |
LXRTMTRAN | 1トランザクションが複数メッセージに分割されている場合、メッセージの待ち監視時間を指定します。指定可能な値は、10~300(単位は秒)です。本環境変数省略時は30秒です。 |
LXRTMTRACE | 逐次差分反映開始時に本環境変数に"on"が設定されている場合、トレース情報(障害調査用)を出力します。トレース情報を出力しない場合は、本設定は不要です。トレース情報の出力は逐次差分反映の処理ごとに行われます。
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分類 | 環境変数 | 説明 |
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共通 | PATH |
TROの環境については、"7.2 コマンド実行時の環境"を参照してください。 |
LD_LIBRARY_PATH | 共用ライブラリパス名を指定します。 Linkexpressの高速コード変換プログラム(hsconv) のライブラリが存在するパスを指定してください。 逐次差分反映先のデータベースがSymfoware/RDBの場合、Symfoware/RDBのライブラリが存在するパスを指定してください。
Oracleの詳細については、Oracleのマニュアルを参照してください。 | |
Symfoware/RDB | LANG | 逐次差分反映先のデータベースがSymfoware/RDBの場合、メッセージ出力時の言語種を指定します。環境変数LANGの詳細は、Symfowareのマニュアルを参照してください。 |
RDBNAME | 逐次差分反映先のデータベースがSymfoware/RDBでマルチRDB運用を行う場合にRDBシステム名を指定します。環境変数RDBNAMEの詳細は、Symfowareのマニュアルを参照してください。 | |
SQLRTENV | 逐次差分反映先のデータベースがSymfoware/RDBの場合に、逐次差分反映機能が参照するクライアント用の動作環境ファイル名を、絶対パスで指定してください。 | |
Oracle | ORACLE_HOME | 逐次差分反映先のデータベースがOracleデータベースの場合に、Oracleのインストールディレクトリを指定します。環境変数ORACLE_HOMEの詳細については、Oracleのマニュアルを参照してください。 |
NLS_LANG | 逐次差分反映先のデータベースがOracleデータベースの場合、Oracleの言語環境を指定します。指定内容は、STOREGROUP定義文のOUTCODEオペランドに合わせてください。環境変数NLS_LANGの詳細については、Oracleのマニュアルを参照してください。 | |
TNS_ADMIN | 逐次差分反映先のデータベースがOracleデータベースの場合、tnsnames.oraが存在するディレクトリを指定します。 |
[環境変数の指定例]
Solarisサーバ(Bourneシェル)、逐次差分反映先のデータベースがSymfoware/RDBの場合
export LXRTMENV=/opt/FJSVlnktr/RTMENV |
[環境変数の指定例]
Linuxサーバ(Bourneシェル)、逐次差分反映先のデータベースがSymfoware/RDBの場合
export LXRTMENV=/opt/FJSVlnktr/RTMENV |