Webサーバの動作環境作成において異常が発生した場合の対処方法について説明します。
■Webサーバのサービス登録時、メッセージに文字化けした異常なサービス名が表示される
httpdコマンドでサービスを登録する際に、以下のメッセージが出力されて、文字化けした異常なサービス名が登録された場合、サービス名に日本語サービス名を指定して登録した可能性があります。
C:\Interstage\F3FMahs\bin\httpd.exe -k install -n "サービス名" -f "<Webサーバ資源の格納ディレクトリ>\conf\httpd.conf"
Installing the (異常なサービス名) service The (異常なサービス名) service is successfully installed. Testing httpd.conf.... Errors reported here must be corrected before the service can be started.
Webサーバのサービス名には、日本語サービス名を登録できません。
本現象が発生した場合は、登録された異常なサービスを削除してから、httpdコマンドのオプションを正しく指定して、再度Webサーバのサービスを登録してください。
登録された異常なサービスを削除する手順を以下に示します。
Administrator権限でログインします。
レジストリエディタを起動します。
HKEY_LOCAL_MACHINEサブツリーから以下のキーに移動します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services
サービス登録時に指定した「日本語サービス名」のキーを削除します。
登録された「異常なサービス名」のキーを検索します。以下のデータが登録されているサービス名を確認して、「異常なサービス名」を特定してください。
注)ここで特定した「異常なサービス名」は、メッセージに出力された「異常なサービス名」と異なる場合があります。
名前 | 種類 | データ |
---|---|---|
ImagePath | REG_EXPAND_SZ | "C:\Interstage\F3FMahs\bin\httpd.exe" -k runservice |
以下のコマンドを実行して、5.で特定した「異常なサービス名」を削除します。
sc delete "異常なサ─ビス名"
■Webサーバのサービス登録時、メッセージのあとに、httpdコマンドのUsageが出力される
httpdコマンドでサービスを登録する際に、以下のメッセージが出力されたあとに、httpdコマンドのUsageが出力された場合、httpdコマンドのオプションを誤って指定して、サービスを登録した可能性があります。
本現象が発生した場合、登録されたサービスを削除してから、httpdコマンドのオプションを正しく指定して、再度Webサーバのサービスを登録してください。
Installing the (サービス名) service The (サービス名) service is successfully installed. Testing httpd.conf.... Errors reported here must be corrected before the service can be started. (注)
注)エラー詳細内容が表示される場合があります。