ログレベル「warn」のメッセージの意味・対処について説明します。
■メッセージ一覧
(%s1)%s2: disk_cache: rename tempfile to datafile failed: %s3 -> %s4
(%s1)%s2: make_sock: failed to set ReceiveBufferSize for address %s3, using default
(%s1)%s2: make_sock: failed to set SendBufferSize for address %s3, using default
(%s1)%s2: mpm_get_completion_context: Failed to create the transaction pool.
(%s1)%s2: No installed ConfigArgs for the service "%s3", using Apache defaults.
_default_ VirtualHost overlap on port %s1, the first has precedence
Limiting internal redirects to very low numbers may cause normal requests to fail.
Limiting the subrequest depth to a very low level may cause normal requests to fail.
pid file %s1 overwritten -- Unclean shutdown of previous Apache run?
Server ran out of threads to serve requests. Consider raising the ThreadsPerChild setting
SSL: The CA certificate validity term has expired.(%s1,%s2/%s3/%s4 %s5:%s6:%s7)
SSL: The CA certificate will expire in %s1 days.(%s2,%s3/%s4/%s5 %s6:%s7:%s8)
SSL: The site certificate validity term has expired.(%s1,%s2/%s3/%s4 %s5:%s6:%s7)
SSL: The site certificate will expire in %s1 days.(%s2,%s3/%s4/%s5 %s6:%s7:%s8)
WARNING: Attempt to change ServerLimit or ThreadLimit ignored during restart
WARNING: Attempt to change ThreadLimit ignored during restart
■意味・対処
可変情報
%s1:Webサーバの実行プログラム名
意味
ローカルホスト名の獲得に失敗しました。
システムの処理
Webサーバの実行処理を続行します。
ユーザの対処
対処する必要はありません。
可変情報
%s1:Webサーバの実行プログラム名
%s2:ホスト名/IPアドレス
意味
ホスト/IPアドレス%s2のソケット情報の取得に失敗しました。
システムの処理
Webサーバの実行処理を続行します。
ユーザの対処
対処する必要はありません。
可変情報
%s1:エラー詳細番号
%s2:エラー詳細内容
%s3:IPアドレス:ポート番号
意味
通信プロセスがデーモンプロセスの終了要求を受け付けませんでした。
システムの処理
Webサーバの停止処理を中止します。
ユーザの対処
エラー詳細内容%s2を確認して、失敗の原因を取り除いてください。
可変情報
%s1:エラー詳細番号
%s2:エラー詳細内容
%s3:キャッシュの一時ファイルパス
%s4:キャッシュのファイルパス
意味
キャッシュのファイル%s4の更新に失敗しました。
システムの処理
Webサーバの実行処理を続行します。
ユーザの対処
エラー詳細内容%s2を参照して、失敗の原因を取り除いてください。
また、更新に失敗したキャッシュのファイル%s4が格納されているディレクトリ配下のファイルを、すべて削除してください。
可変情報
%s1:エラー詳細番号
%s2:エラー詳細内容
意味
ソケットオプションTCP_DEFER_ACCEPTの設定に失敗しました。
システムの処理
Webサーバの実行処理を続行します。
ユーザの対処
エラー詳細内容%s2を確認して、失敗の原因を取り除いてください。
可変情報
%s1:エラー詳細番号
%s2:エラー詳細内容
%s3:プロトコル種別
意味
Listenしているソケットの最適化に失敗しました。
システムの処理
Webサーバの実行処理を続行します。
ユーザの対処
エラー詳細内容%s2を確認して、失敗の原因を取り除いてください。
可変情報
%s1:エラー詳細番号
%s2:エラー詳細内容
%s3:IPアドレス:ポート番号
意味
ソケットオプションReceiveBufferSizeの設定に失敗しました。ソケットオプションは、システムのデフォルト値で動作します。
システムの処理
Webサーバの起動処理を続行します。
ユーザの対処
エラー詳細内容%s2を確認して、失敗の原因を取り除いてください。
可変情報
%s1:エラー詳細番号
%s2:エラー詳細内容
%s3:IPアドレス:ポート番号
意味
ソケットオプションSendBufferSizeの設定に失敗しました。ソケットオプションは、システムのデフォルト値で動作します。
システムの処理
Webサーバの起動処理を続行します。
ユーザの対処
エラー詳細内容%s2を確認して、失敗の原因を取り除いてください。
可変情報
%s1:エラー詳細番号
%s2:エラー詳細内容
意味
イベントの作成に失敗しました。
システムの処理
Webサーバの実行処理を続行します。
ユーザの対処
対処する必要はありません。
可変情報
%s1:エラー詳細番号
%s2:エラー詳細内容
意味
メモリ管理領域の作成に失敗しました。
システムの処理
Webサーバの実行処理を続行します。
ユーザの対処
エラー詳細内容%s2を確認して、失敗の原因を取り除いてください。
可変情報
%s1:エラー詳細番号
%s2:エラー詳細内容
%s3:サービス名
意味
サービス%s3のレジストリエントリConfigArgsの取得に失敗しました。
システムの処理
Webサーバの実行処理を続行します。
ユーザの対処
iscollectinfoコマンドを使用して調査情報を採取した後、技術員に連絡してください。
可変情報
%s1:エラー詳細番号
%s2:エラー詳細内容
意味
ソケットオプションの設定に失敗しました。
システムの処理
Webサーバの実行処理を中止します。
ユーザの対処
出力されたエラー詳細番号%s1を確認し、以下の表を参照してエラー詳細番号%s1に対する対処を行ってください。
エラー詳細番号%s1 | 意味・対処 |
---|---|
OS 10038 | クライアントからのリクエスト受信と同時にWebサーバが停止された可能性があります。Webサーバを停止した際に本メッセージが出力された場合、特に対処する必要はありません。 |
上記以外の場合 | エラー詳細内容%s2を確認して、失敗の原因を取り除いてください。 |
可変情報
%s1:エラー詳細番号
%s2:エラー詳細内容
%s3:シグナルの種類
意味
シグナルハンドラの設定に失敗しました。
システムの処理
Webサーバの実行処理を続行します。
ユーザの対処
エラー詳細内容%s2を確認して、失敗の原因を取り除いてください。
可変情報
%s1:エラー詳細番号
%s2:エラー詳細内容
意味
ネットワーク接続の受け付けに失敗しました。
システムの処理
Webサーバの実行処理を続行します。
ユーザの対処
出力されたエラー詳細番号%s1を確認し、以下の表を参照してエラー詳細番号%s1に対する対処を行ってください。
エラー詳細番号%s1 | 意味・対処 |
---|---|
OS 64 | オペレーティングシステム内にキューイングされたリクエストが、クライアントから切断されていました。特に対処する必要はありません。 |
上記以外の場合 | エラー詳細内容%s2を確認して、失敗の原因を取り除いてください。 |
可変情報
%s1:エラー詳細番号
%s2:エラー詳細内容
意味
ソケットの作成に失敗しました。0.1秒後に、再作成します。
システムの処理
Webサーバの実行処理を続行します。
ユーザの対処
エラー詳細内容%s2を確認して、失敗の原因を取り除いてください。
可変情報
%s1:エラー詳細番号
%s2:エラー詳細内容
意味
パイプへの書込みに失敗しました。
システムの処理
Webサーバの実行処理を続行します。
ユーザの対処
エラー詳細内容%s2を確認して、失敗の原因を取り除いてください。
可変情報
%s1:クライアントまたはプロキシサーバなどのIPアドレス
%s2:ハンドラ名
%s3:ファイル名
意味
コンテンツ%s3に対するハンドラが存在しません。
システムの処理
ステータスコード「500」(Internal Server Error)で応答します。
ユーザの対処
MIMEの設定、および環境定義ファイル(httpd.conf)のAddHandlerディレクティブ/SetHandlerディレクティブの設定を確認してください。
可変情報
%s1:ポート番号
意味
環境定義ファイル(httpd.conf)の<VirtualHost>セクションの_default_の設定において、ポート番号%s1が他のホストと重複しています。
システムの処理
Webサーバの実行処理を続行します。
ユーザの対処
環境定義ファイル(httpd.conf)の<VirtualHost>セクションの設定を確認してください。
可変情報
%s1:プロセスID
意味
通信プロセス%s1が終了しないため、SIGTERMを送信します。
システムの処理
Webサーバの実行処理を中止します。
ユーザの対処
対処する必要はありません。
意味
環境定義ファイル(httpd.conf)の以下のディレクティブに設定した環境変数の値の長さが4294967295バイトを超過しています。以下のディレクティブの設定を無効としてリクエストを処理します。
SetEnvIf
SetEnvIfNoCase
システムの処理
Webサーバの実行処理を続行します。
ユーザの対処
環境定義ファイル(httpd.conf)の以下のディレクティブに設定した環境変数の値を確認してください。環境変数に4294967295バイトを超過した長さの値を設定している場合は、4294967295バイト以内の長さの値を設定してください。
SetEnvIf
SetEnvIfNoCase
意味
内部リダイレクトの最大数(環境定義ファイル(httpd.conf)のLimitInternalRecursionディレクティブの設定値)に、4より小さい値が設定されています。
システムの処理
Webサーバの実行処理を続行します。
ユーザの対処
環境定義ファイル(httpd.conf)のLimitInternalRecursionディレクティブには、4以上の値を設定することを推奨します。
意味
サブリクエストの最大数(環境定義ファイル(httpd.conf)のLimitInternalRecursionディレクティブの設定値)に、4より小さい値が設定されています。
システムの処理
Webサーバの実行処理を続行します。
ユーザの対処
環境定義ファイル(httpd.conf)のLimitInternalRecursionディレクティブには、4以上の値を設定することを推奨します。
可変情報
%s1:プロセスID
意味
デーモンプロセスが監視対象以外のプロセスを終了しました。本メッセージは、apachectlコマンドにgracefulを指定してサーバを再起動したあとに出力されます。
システムの処理
Webサーバの実行処理を続行します。
ユーザの対処
対処する必要はありません。
可変情報
%s1:バーチャルホスト名
%s2:ポート番号
意味
環境定義ファイル(httpd.conf)のNameVirtualHostディレクティブに設定したホスト%s1がバーチャルホストではありません。
システムの処理
Webサーバの実行処理を続行します。
ユーザの対処
環境定義ファイル(httpd.conf)のNameVirtualHostディレクティブに設定したホスト%s1を確認してください。
可変情報
%s1:ファイル名
意味
制御プロセスに割り当てられたプロセスIDと制御プロセスのプロセスIDを管理するファイル%s1の内容が異なっています。
システムの処理
Webサーバの実行処理を続行します。
ユーザの対処
対処する必要はありません。
意味
クライアントからの同時接続リクエスト数が同時接続数の最大値(環境定義ファイル(httpd.conf)のThreadsPerChildディレクティブの設定値)を超過しました。
注意
本メッセージは、Webサーバの起動後、リクエスト数が同時接続数の最大値を初めて超過した際に出力されます。1度出力されると、Webサーバを再起動するまで出力されません。
システムの処理
Webサーバの実行処理を続行します。
ユーザの対処
必要に応じて、環境定義ファイル(httpd.conf)のThreadsPerChildディレクティブの設定値を確認してください。
可変情報
%s1:認証局の証明書(発行局証明書)のシリアル番号
%s2~%s7:認証局の証明書(発行局証明書)の有効期限(形式「YYYY/MM/DD hh:mm:ss」)
%s2(YYYY):西暦年
%s3(MM):月(1~12)
%s4(DD):日(1~31)
%s5(hh):時(0~23)
%s6(mm):分(0~59)
%s7(ss):秒(0~59)
意味
認証局の証明書(発行局証明書)の有効期限が切れました。
認証局の証明書(発行局証明書)の有効期限が切れた状態でWebサーバの運用を継続すると、以下の現象が発生します。
クライアントとの通信に失敗します。
Webサーバを再起動できません。
システムの処理
Webサーバの実行処理を続行します。
ユーザの対処
以下の手順で、対処してください。
認証局(証明書発行局)の認証局の証明書(発行局証明書)の発行を依頼して取得します。
新しい認証局の証明書(発行局証明書)を再登録します。
Webサーバを再起動します。
可変情報
%s1:認証局の証明書(発行局証明書)の有効期限までの日数
%s2:認証局の証明書(発行局証明書)のシリアル番号
%s3~%s8:認証局の証明書(発行局証明書)の有効期限(形式「YYYY/MM/DD hh:mm:ss」)
%s3(YYYY):西暦年
%s4(MM):月(1~12)
%s5(DD):日(1~31)
%s6(hh):時(0~23)
%s7(mm):分(0~59)
%s8(ss):秒(0~59)
意味
認証局の証明書(発行局証明書)の有効期限まで残り%s1日です。
システムの処理
Webサーバの実行処理を続行します。
ユーザの対処
認証局の証明書(発行局証明書)の有効期限が切れる前に、以下の手順で対処してください。
認証局(証明書発行局)に認証局の証明書(発行局証明書)の発行を依頼して取得します。
新しい認証局の証明書(発行局証明書)を再登録します。
Webサーバを再登録します。
可変情報
%s1:サイト証明書のニックネーム
%s2~%s7:認証局の証明書(発行局証明書)の有効期限(形式「YYYY/MM/DD hh:mm:ss」)
%s2(YYYY):西暦年
%s3(MM):月(1~12)
%s4(DD):日(1~31)
%s5(hh):時(0~23)
%s6(mm):分(0~59)
%s7(ss):秒(0~59)
意味
サイト証明書%s1の有効期限が切れました。
サイト証明書の有効期限が切れた状態でWebサーバの運用を継続すると、以下の現象が発生します。
クライアントとの通信に失敗します。
Webサーバを再起動できません。
システムの処理
Webサーバの実行処理を続行します。
ユーザの対処
以下の手順で、対処してください。
認証局(証明書発行局)にサイト証明書の発行を依頼して取得します。
新しいサイト証明書を再登録します。
Webサーバを再起動します。
可変情報
%s1:サイト証明書の有効期限までの日数
%s2:サイト証明書のニックネーム
%s3~%s8:認証局の証明書(発行局証明書)の有効期限(形式「YYYY/MM/DD hh:mm:ss」)
%s3(YYYY):西暦年
%s4(MM):月(1~12)
%s5(DD):日(1~31)
%s6(hh):時(0~23)
%s7(mm):分(0~59)
%s8(ss):秒(0~59)
意味
サイト証明書%s2の有効期限まで残り%s1日です。
システムの処理
Webサーバの実行処理を続行します。
ユーザの対処
サイト証明書の有効期限が切れる前に、以下の手順で対処してください。
認証局(証明書発行局)にサイト証明書の発行を依頼して取得します。
新しいサイト証明書を再登録します。
Webサーバを再起動します。
可変情報
%s1:バーチャルホスト名
%s2:ポート番号
%s3:バーチャルホスト名
%s4:ポート番号
意味
環境定義ファイル(httpd.conf)の<VirtualHost>セクションの設定において、バーチャルホスト名とポート番号が重複しています。
システムの処理
Webサーバの実行処理を続行します。
ユーザの対処
環境定義ファイルの<VirtualHost>セクションの設定を確認してください。
意味
Webサーバの再起動時は、環境定義ファイル(httpd.conf)のServerLimitディレクティブまたはThreadLimitディレクティブの設定が無効となります。ServerLimitディレクティブとThreadLimitディレクティブは、起動時の設定値で動作します。
注意
ServerLimitディレクティブ/ThreadLimitディレクティブは、Webサーバを停止した後に設定値を変更してください。
システムの処理
Webサーバの実行処理を続行します。
ユーザの対処
対処する必要はありません。
意味
Webサーバの再起動時は、ThreadLimitディレクティブの設定が無効となります。
システムの処理
Webサーバの実行処理を続行します。
ユーザの対処
対処する必要はありません。