ページの先頭行へ戻る
Interstage Application Server/Interstage Web Server Express Interstage HTTP Server 2.2運用ガイド
FUJITSU Software

7.1 ahsbackup

名前

ahsbackup  -  Interstage HTTP Server 2.2の資源のバックアップ/移出


形式

ahsbackup -d directory [-t pass|all]


機能説明

本コマンドは、Interstage HTTP Server 2.2が使用する資源ファイルのバックアップ/移出を行います。

本コマンドのオプションとパラメタを以下に示します。


-d directory


バックアップ/移出を行うInterstage HTTP Server 2.2資源の格納ディレクトリ名を、256バイト以内で指定します。


バックアップ/移出を行うInterstage HTTP Server 2.2資源の格納ディレクトリ名を、256バイト以内の絶対パスで指定します。

指定したディレクトリ配下に以下のディレクトリを作成後、以下のディレクトリ配下にInterstage HTTP Server 2.2資源のバックアップを行います。すでに同じ名前のディレクトリが存在する場合は、以下のディレクトリを削除してから実行してください。
なお、バックアップ/移出が異常終了した場合は、以下のディレクトリを削除してください。

  

ディレクトリ名

AHS

FJSVahs


-t pass|all

バックアップ/移出の対象とする資源を指定します。使用している環境に応じたバックアップ/移出の対象とする資源を以下の表で確認し、本オプションとパラメタを指定してください。


バックアップ/移出対象資源

対象資源の詳細
(インンストールパスはデフォルト)

-tオプションの指定

省略時

-t pass

-t all

Webサーバ全体の資源

Webサーバ一覧フイル


C:\Interstage\F3FMahs\etc\servers.conf

/etc/opt/FJSVahs/etc/servers.conf

各Webサーバの資源

環境定義情報

環境定義ファイル(httpd.conf)(注1)
  および、
環境定義ファイル(httpd.conf)(注1)の以下のディレクティブに設定されたファイル/ディレクトリ配下

  • Include

  • MIMEMagicFile

  • TypesConfig

パスワードファイル
(ユーザ認証を行っている場合)

環境定義ファイル(httpd.conf)(注1)の以下のディレクティブに設定されたファイル

  • AuthGroupFile

  • AuthUserFile

  • AuthDBMGroupFile

  • AuthDBMUserFile

コンテンツ

環境定義ファイル(httpd.conf)(注1)の以下のディレクティブに設定されたファイル/ディレクトリ配下

  • DocumentRoot

  • Alias

  • ScriptAlias

Webサーバ資源

環境定義ファイル(httpd.conf)(注2)のServerRootディレクティブに設定されたディレクトリ配下

○:バックアップ/移出対象、-:バックアップ/移出対象外

1Webサーバ一覧ファイルservers.confに設定されているすべての環境定義ファイルhttpd.confが対象となります。

注2)Webサーバ一覧ファイルservers.confに設定されているデフォルトのWebサーバ以外の環境定義ファイルhttpd.confが対象となります。


注意事項

使用例


Interstage HTTP Server 2.2の資源を「X:\Backup\AHS」ディレクトリにバックアップします。

C:\Interstage\F3FMahs\bin\ahsbackup.exe -d X:\Backup -t all


Interstage HTTP Server 2.2の資源を「/backup/FJSVahs」ディレクトリにバックアップします。

/opt/FJSVahs/bin/ahsbackup -d /backup -t all