Interstage HTTP Server 2.2では、Webブラウザ(Webブラウザ)とWebサーバ間で、以下のタイムアウト時間を設定できます。
■クライアント送受信タイムアウト時間(秒)
クライアント(Webブラウザ)とWebサーバ間でデータパケットを送受信するときに待機する最長の時間です。環境定義ファイル(httpd.conf)のTimeoutディレクティブに、クライアント送受信タイムアウト時間(秒)を設定します。
SSLコネクション確立時の送受信タイムアウト時間を設定する場合は、環境定義ファイル(httpd.conf)のSSLHandshakeTimeoutディレクティブに設定します。
ポイント
クライアント送受信タイムアウト時間に達してもパケットを受信できない場合、TCPコネクションが切断されます。接続中のネットワークのトラフィックが増大し、TCPコネクションの接続が頻繁に中断される場合は、このタイムアウト時間を増やすことにより中断回数を減少させることができます。
■次のリクエストまでのタイムアウト時間(秒)
HTTP Keep-Alive機能を設定して、クライアント(Webブラウザ)とWebサーバ間で持続的なコネクションを行っている場合に、WebサーバがHTTPレスポンスを送信してから次のリクエストまでコネクションを保持する最長の時間です。HTTP Keep-Alive機能の設定方法については、「3.22 HTTP Keep-Alive機能の設定」を参照してください。
ポイント
HTTP Keep-Alive機能を設定しない場合は、1つのリクエストが完了するたびにコネクションを閉じて、次のリクエストに対して新しく接続しますが、HTTP Keep-Alive機能を設定することにより同じコネクションで複数のリクエストを使用できるため、クライアントのレスポンスが向上します。