Interstage HTTP Server 2.2では、クライアント(Webブラウザ)から指定されたURLに従い、通常、環境定義ファイル(httpd.conf)のDocumentRootディレクティブに設定したディレクトリ配下の資源をアクセスしますが、以下の機能を使用することにより、URLを書き換えることができます。
仮想ディレクトリ機能を使用して、任意のディレクトリをURLの仮想的なパスに割り当てます。これにより、他のディレクトリのデータを仮想的なパスを含むURLで公開できます。本機能は、DocumentRootディレクティブに設定したディレクトリ以外のパスにデータを格納したり、データの格納パスを外部に隠蔽したりする場合に使用します。
参照
仮想ディレクトリの設定方法については、「3.12 仮想ディレクトリの設定」を参照してください。
リダイレクト機能を使用して、URLを新しいURLに書き換えます。これにより、クライアント(Webブラウザ)からWebサーバ上の使用不可となったページにアクセスした場合などに、指定したページがアクセス不可であることを明示的に示し、古いURLを新しいURLに書き換えることができます。本機能では、仮想ディレクトリ機能とは異なり、Webブラウザ上に表示するURLも新しいURLに書き換えます。
参照
リダイレクト機能の設定方法については、「3.13 リダイレクト機能の設定」を参照してください。
リライト機能を使用して、URLを書き換える条件および書き換えるルールを正規表現で設定し、クライアント(Webブラウザ)から要求されたURLを柔軟に書き換えます。本機能では、書き換えたURLで外部リダイレクトを実行したり、プロキシ要求として動作させたりすることができます。
参照
リライト機能の設定方法については、「3.14 リライト機能の設定」を参照してください。
ポイント
URLの書換えは、変換条件などにより、いろいろな設定方法があります。Webサーバの運用方法に応じて設定してください。変換種別の機能概要、その変換種別に対する設定可否・設定方法については、「付録C URL書換えの設定方法」を参照してください。