Interstage HTTP Server 2.2では、ホスト名(IPアドレス/ポート番号)が異なるWebサーバを同一のサーバマシン上で運用することにより、Webブラウザから複数のマシンを仮想的に利用できます。
このバーチャルホスト機能により、実機を増設することなく新しいホスト環境を構築することができ、設備投資を抑えることができます。
バーチャルホストには、以下の2種類の運用があります。
■IP/ポート番号ベースのバーチャルホスト
IP/ポート番号ベースのバーチャルホストは、複数のIPアドレス/ポート番号を設定し、それぞれのIPアドレス/ポート番号ごとにバーチャルホストを実現する機能です。
■ネームベースのバーチャルホスト
ネームベースのバーチャルホストは、1つのIPアドレスに対して複数のホスト名を割り当てることにより、それぞれのホスト名ごとのバーチャルホストを実現する機能です。
注意
本機能を設定すると1台の実機に負荷が集中してしまうため、性能を重視する場合は、推奨できません。アクセス頻度などを考慮した上で使用してください。
ネームベースのバーチャルホストを設定する場合、SSLは使用できません。
参照
バーチャルホストの設定方法については、「3.11 バーチャルホストの設定」を参照してください。