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Interstage Application Server/Interstage Web Server Express Java EE運用ガイド(Java EE 6編)
FUJITSU Software

10.30.3 OM3000番台のメッセージ

WARNING: OM3004: No response from the application.: START={0} THREAD={1} APPLICATION={2}

[可変情報]

{0}:アプリケーション処理開始時間
{1}:処理スレッド情報
{2}:対象アプリケーション

[意味]

アプリケーションからの応答がありません。

[システムの処理]

処理を継続します。

[ユーザの対処]

  • Java VMログに出力されているスレッドダンプを参照し、アプリケーションでデッドロックやループ、処理遅延などが発生していないか確認してください。

  • タイムアウトの設定値が小さい可能性があります。「アプリケーション最大処理時間」の値を適切な値(想定される処理時間)に設定してください。「アプリケーション最大処理時間」の詳細は、「7.1 PCMIサービスの定義項目」を参照してください。


INFO: OM3006: An application timeout was notified to the PCMI runtime environment.

[意味]

アプリケーションタイムアウトをPCMIサービスに通知しました。


WARNING: OM3007: The application timeout could not be notified to the PCMI runtime environment.: CODE={0}

[可変情報]

{0}:内部情報

[意味]

アプリケーションタイムアウトをPCMIサービスに通知できませんでした。

[システムの処理]

処理を継続します。

[ユーザの対処]

  • サーバーログを確認し、同時に出力されたメッセージを参照してエラーを修正してください。

  • イベントログ/システムログを参照し、異常メッセージを参照してエラーを修正してください。


INFO: OM3008: The running status of the cluster was notified to the PCMI runtime environment.

[意味]

PCMIサービスに生存通知しました。


WARNING: OM3009: The running status of the cluster could not be notified to the PCMI runtime environment.: CODE={0}

[可変情報]

{0}:内部情報

[意味]

PCMIサービスへ生存通知できませんでした。

[システムの処理]

処理を継続します。

[ユーザの対処]

  • サーバーログに同時に出力されるメッセージおよびイベントログ/システムログを参照し、異常が発生していないか確認してください。

    • 同ログ内を確認しOM3010が出力していない場合はPCMIサービスへの生存通知は成功しているため対処は必要ありません。

    • 同ログ内を確認しOM3010の出力後にOM3008が出力していればPCMIサービスへの生存通知は成功しているため対処は必要ありません。

  • 上記に該当しない場合はJava VMログを参照し問題が発生していないか確認してください。


WARNING: OM3014: An error occurred in the server application timer function. PCMI Error Code={0}

[可変情報]

{0}:エラー情報

[意味]

PCMIサービスへの通信に失敗しました。

[システムの処理]

  • 処理を継続します。

  • サーバアプリケーションタイマ機能は正しく動作していません。

[ユーザの対処]

出力されたエラー情報{0}が1100の場合、Interstage Java EE 6 DASサービスおよびサーバーインスタンスを停止する前にPCMIサービスの停止操作が行われたかを確認してください。該当する場合は、以下のいずれかの対処を行ってください。

  • PCMIサービスを停止する前にInterstage Java EE 6 DASおよびサーバーインスタンスを停止させる。

  • 停止時スクリプトを利用し、PCMIサービスの停止時にInterstage Java EE 6 DASおよびサーバーインスタンスを停止させる。
    停止時スクリプトの詳細は、「4.2.6 サービスの起動時/停止時の出口機能」を参照してください。

上記に該当しない場合、以下の対処を行ってください。

  • 本メッセージの前後に出力されているメッセージの対処を行ってください。

  • イベントログ(Windows(R)の場合)/システムログ(Solaris/Linuxの場合)に出力されたメッセージの対処に従って、失敗した原因を調査してください。

上記の対処を行っても問題が解決しない場合は、iscollectinfoコマンドを使用して調査情報を採取した後、技術員に連絡してください。