定義項目
カテゴリ | プロパティ | プロパティ名 | get | set | list | 再起動 |
---|---|---|---|---|---|---|
× | × | ○ | - | |||
access-logging-enabled | ○ | ○ | × | 不要 | ||
× | × | ○ | - | |||
format | ○ | ○ | × | 不要 | ||
max-history-files | ○ | ○ | × | 不要 | ||
rotation-policy | ○ | ○ | × | 不要 | ||
rotation-size | ○ | ○ | × | 不要 | ||
rotation-time | ○ | ○ | × | 不要 | ||
access-log | ○ | ○ | × | 不要 | ||
× | × | ○ | - | |||
enabled | ○ | ○ | × | 必要 | ||
rotation-size | ○ | ○ | × | 必要 | ||
max-history-files | ○ | ○ | × | 必要 | ||
directory | ○ | ○ | × | 必要 | ||
× | × | ○ | - | |||
id | ○ | × | × | - | ||
allowRemoteAddress | ○ | ○ | × | 不要 |
注) 定義の設定、変更をした場合、再起動は不要です。ただし、設定値を省略した場合、定義項目の設定は解除されますが、再起動が必要です。再起動しなかった場合は、解除前の制限で動作します。
■HTTPサービス
${clusterName_instanceName_configName}.http-service
アクセスログの有効化
${clusterName_instanceName_configName}.http-service.access-logging-enabled
HTTPアクセスログの出力を有効にする(true)/しない(false)を指定します
true
false
true
ただし、asadmin setサブコマンドで値を省略(定義項目名と「=」だけを指定)した場合、falseが設定されているものとして動作します。
■HTTPアクセスログ
${clusterName_instanceName_configName}.http-service.access-log
形式
${clusterName_instanceName_configName}.http-service.access-log.format
アクセスログに出力する項目を指定します。設定できる項目は、「4.17.3 HTTPアクセスログ」を参照してください。
1~512文字の任意の文字列
%client.name% %client.id% %auth-user-name% %datetime% %request% %status% %response.length%
%headers.host% %cookies.JSESSIONID% %time-taken% %thread.id% %thread.name% %webserver.name%
ただし、asadmin setサブコマンドで値を省略(定義項目名と「=」だけを指定)した場合、以下が設定されているものとして動作します。
%client.name% %auth-user-name% %datetime% %request% %status% %response.length%
世代数
${clusterName_instanceName_configName}.http-service.access-log.max-history-files
ローテーションしたHTTPアクセスログを保管する世代数(ファイル数)を指定します。
保管するログファイルの数が指定した世代数を超えた場合は、一番古い世代のログファイルが削除されます。
1~999
5
ローテーションのタイプ
${clusterName_instanceName_configName}.http-service.access-log.rotation-policy
HTTPアクセスログのローテーションの方法を選択します。
logsize:ログサイズ
time:ログ収集時刻
interval:起動時点より1日間隔
logsize
time
interval
logsize
ただし、asadmin setサブコマンドで値を省略(定義項目名と「=」だけを指定)した場合、intervalが設定されているものとして動作します。
ログサイズ
${clusterName_instanceName_configName}.http-service.access-log.rotation-size
HTTPアクセスログの最大サイズを指定します。
ローテーションのタイプが「logsize」の場合、ログファイルが指定したサイズに達するとローテーションされます。
1~512(MB)
1(MB)
ログ収集時間
${clusterName_instanceName_configName}.http-service.access-log.rotation-time
HTTPアクセスログのローテーションを実行する時間を指定します。
ローテーションのタイプが「time」の場合、毎日指定した時刻にローテーションされます。
0~23(時)
0(時)
ログ出力ディレクトリ
${clusterName_instanceName_configName}.http-service.virtual-server.server.access-log
HTTPアクセスログを出力するディレクトリのパスを絶対パスで指定します。
パスの長さは、ファイル名(ローテーション後のファイル名)を含めてOSの最大値の範囲内になるようにしてください。
指定した値の先頭が${com.sun.aas.instanceRoot}以外の場合は、指定したディレクトリ配下にサーバーインスタンス名でディレクトリが作成され、その配下にログファイルが出力されます。
指定した値の先頭が${com.sun.aas.instanceRoot}以外の場合、IJServerクラスタやサーバーインスタンスの削除時に、ログファイルが出力されるディレクトリは削除されません。手動で削除してください。
任意の文字列
${com.sun.aas.instanceRoot}/logs/access
■HTTPトレースログ
${clusterName_instanceName_configName}.http-service.isjee-trace-log
トレースログの有効化
${clusterName_instanceName_configName}.http-service.isjee-trace-log.enabled
HTTPトレースログの動作を有効にする(true)/しない(false)を指定します。
true
false
true
ログサイズ
${clusterName_instanceName_configName}.http-service.isjee-trace-log.rotation-size
HTTPトレースログの最大サイズを指定します。ログファイルが指定したサイズに達するとローテーションされます。
1~2000(MB)
10
世代数
${clusterName_instanceName_configName}.http-service.isjee-trace-log.max-history-files
ローテーションしたHTTPトレースログを保管する世代数(ファイル数)を指定します。
保管するログファイルの数が指定した世代数を超えた場合は、一番古い世代のログファイルが削除されます。
1~999
10
ログ出力ディレクトリ
${clusterName_instanceName_configName}.http-service.isjee-trace-log.directory
HTTPトレースログを出力するディレクトリのパスを絶対パスで指定します。
パスの長さは、ファイル名(ローテーション後のファイル名)を含めてOSの最大値の範囲内になるようにしてください。
指定した値の先頭が${com.sun.aas.instanceRoot}以外の場合は、指定したディレクトリ配下にサーバーインスタンス名でディレクトリが作成され、その配下にログファイルが出力されます。
指定した値の先頭が${com.sun.aas.instanceRoot}以外の場合、IJServerクラスタやサーバーインスタンスの削除時に、ログファイルが出力されるディレクトリは削除されません。手動で削除してください。
任意の文字列
${com.sun.aas.instanceRoot}/logs/http
■仮想サーバ
${clusterName_instanceName_configName}.http-service.virtual-server.${server-id}
仮想サーバ名
${clusterName_instanceName_configName}.http-service.virtual-server.${server-id}.id
仮想サーバの名前です。
server(HTTPリスナー、HTTPSリスナー用)
__asadmin(運用管理用HTTPリスナー用)
要求を受け付けるIPアドレス
${clusterName_instanceName_configName}.http-service.virtual-server.${server-id}.property.allowRemoteAddress
Webコンテナが要求を受け付けるIPアドレスを正規表現で指定します。複数のパターンを指定する場合には、カンマ(,)で区切ります。指定した場合は、指定したIPアドレスからのリクエストのみを受け付け、それ以外のリクエストではステータスコード403(Forbidden)が返却されます。
注意
Webサーバを経由する運用の場合はWebサーバのIPアドレスを指定し、Webサーバを経由しない運用の場合はアクセス元のIPアドレスを指定します。なお、同一筐体にあるWebサーバと連携する場合、指定するIPアドレスには、定義項目「ネットワークアドレス」に設定されているIPアドレスを用います。ただし、ネットワークアドレスの値が「0.0.0.0」の場合は、「127.0.0.1」を指定してください。
正規表現ではピリオド(.)は任意の一文字として扱われます。ピリオドとして扱うにはエスケープ文字(\またはバックスラッシュ)を付加してください。なお、正規表現の詳細は、java.util.regex.Patternクラスの仕様を参照してください。
IPアドレス(正規表現)
なし
asadmin setサブコマンドで値を省略して定義項目名と「=」だけを指定した場合、本設定は削除されます。
この場合は、設定対象を再起動してください。
関連情報
詳細な説明や関連記事については、以下を参照してください。
内容 | 参照先 |
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機能説明 | |
チューニング方法 | - |
コマンド | asadminコマンドの以下のサブコマンド |