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Systemwalker Service Catalog Manager 運用ガイド サービス提供部門編
FUJITSU Software

3.2.4 パラメーターとオプションの料金

料金設定では、サービスのパラメーターおよびオプションに対して料金を定義できます。アプリケーションの実装や統合により、利用できるパラメーターやオプション、またそれらを利用できるかどうかが決定されます。

すべてのパラメーターとオプションに対して料金を定義することができます。さらに、これらの料金が購入済サービスごとに課金されるのか、購入済サービスに割り当てられている利用者ごとに課金されるのかを指定できます。数値パラメーターは料金に掛け算されます。論理パラメーターでは、値がtrueの場合には1が掛けられます。それ以外の場合は、0が掛けられます。

購入済サービスの料金が定額で計算される場合に、サービス利用部門が期間内でパラメーター値を変更すると、その期間については使用時間に応じて課金されます。つまり、サービス利用部門は、それぞれのパラメーター値が設定されていた時間に応じて課金されます。

数値パラメーターには、購入済サービスごとに段階料金を適用できます。つまり、パラメーターの値に応じて料金を変えることが可能です。詳細については、“3.2.7 段階料金”を参照してください。

パラメーターとオプションの料金はその他の料金設定の要素には左右されません。

次の例は、「作成可能なフォルダ数」パラメーターの料金を購入済サービスごとのフォルダ単価400円に設定しています。フォルダ名を変更する機能を有効にすると、サービスの購入期間全体で利用者ごとに100円かかります。期間全体(1日など)の購入済サービスに割り当てられる利用者数が2人と仮定します。サービスを購入するとき、サービス利用部門は新規フォルダの数を最大45に制限しています。

この場合、料金は次のように計算されます。

(45 * 400円) + (2 * 100円) = 18200円

合計額:18200

利用者がサービスの購入期間全体ではなく数時間だけ割り当てられている場合、料金は割合に応じて計算されます。

利用者Aが2時間、利用者Bが4時間割り当てられていると仮定します。これは合計6時間、サービスの購入期間(1日)全体の25%となります。以下のように計算されます。

(45 * 400円) + (0.25 * 100円) = 18025円

合計額:18025

定額計算の場合は、一日単位で全額課金されるため、料金は先ほどの例と同じく18200円になります。