購入済サービスに割り当てられている各利用者に、サービス利用部門が利用期間に応じて支払う利用料金を定義できます。月、週、日、時間などの期間がサポートされています。料金は、購入済サービスに割当てられた利用者の時間の量に応じて変わります。利用者単価に基づく料金は、アクセス種別がログインアクセス、ユーザーアクセスの場合にのみ定義できます。
利用者単価はサービス単価、その他の使用量データには左右されません。
この料金設定では段階料金を設定できます。例えば、すべての利用者の割当て時間の合計に応じて料金を定義することも可能です。詳細については、“3.2.7 段階料金”を参照してください。
定額料金の計算では、ある期間に利用者が購入済サービスに割り当てられると、その期間全体について課金されます。期間の最初から最後まで割り当てられていた利用者と、期間の一部にだけ割り当てられていた利用者との間で、料金に違いはありません。利用者の割当てを解除し、同じ期間内に再度割当てを行った場合も、その期間については一度しか課金されません。ただし、割当の解除後に利用者を削除した場合は、新しい利用者を同じ利用者IDで作成しても、異なる利用者が購入済サービスに割り当てられたものとして扱われます。つまり、それぞれについて課金されることになります。
例
ある購入済サービスに3人の利用者が割り当てられています。料金設定では利用者単価として1日単位で1000円が指定されています。利用者Aと利用者Bはそのサービスを2.5日利用し、利用者Cは3.5日利用します。この場合、次のように料金が計算されます。
従量計算では、サービス利用部門は8500円課金されます。定額計算では、定額計算では、一日単位で全額課金されるため、料金は10000円になります。
例:料金設定要素の組み合わせ
以下は、「初期導入価格」、「サービス単価」、「利用者単価」の要素を組み合わせた料金設定です。
利用期間に基づいた料金:月ごと
初期導入価格:3000円
サービス単価:月当たり1000円
利用者単価:月当たり2000円
上記料金設定が5人の利用者が割り当てられている購入済サービスに適用されているとします。そのうちの2人は半月だけ利用し、残りの3人は1ヶ月まるまる利用したとします。
従量計算では、最初の1ヶ月の請求期間の料金は次のように計算されます。
定額計算では、最初の1ヶ月の請求期間の料金は次のように計算されます。
次の請求期間からは、初期導入価格はかかりません。