ページの先頭行へ戻る
Systemwalker Service Catalog Manager 運用ガイド サービス提供部門編
FUJITSU Software

2.2 サービスの公開

サービスポータルにサービスを公開すると、サービス利用部門がサービスポータル上でサービスの購入ができるようになります。

サービスをサービスポータルで公開するには、以下の条件を満たしておく必要があります。

サービスを公開するための前提条件として、料金設定が定義されている必要があります。詳細については、“第3章 料金設定”を参照してください。

サービスを公開するには、次のような作業が必要になります。

サービスポータルの指定

サービスを公開するには、まずサービスポータルを指定する必要があります。

1つのサービスは、1つのサービスポータルでしか公開できません。公開済みのサービスを別のサービスポータルで公開するには、既に公開されているサービスを無効化する必要があります。

サービスポータルの指定に必要な処理は次のとおりです。

  1. サービスを一般公開するかどうかを設定します。

    一般公開すると、サービスポータルにアクセスした全利用者のサービスカタログに、このサービスが表示されるようになります。一般公開していないサービスは、本サービスポータルにログインしたサービス利用部門だけに表示されます。

  2. サービスポータルを選択します。

    すべてのサービス提供部門がサービスを公開できるサービスポータルと、サービスポータル運用部門が指定したサービス提供部門だけがサービスを公開できるサービスポータルがあります。

  3. カテゴリを割り当てます。

    選択したサービスポータルにカテゴリが定義されている場合、サービスに1つ以上のカテゴリを割り当てることができます。カテゴリを作成するのはサービスポータル運用部門です。サービス提供部門は、その中から適切なカテゴリを選択します。カテゴリは、サービス利用部門がサービスカタログをカテゴリ別に参照したり、サービスポータル上のサービスを絞り込んだりするときに使用します。

サービスポータルを指定するには、Systemwalker Service Catalog Managerの管理ポータルの[サービス]メニューの[サービスの公開設定]メニューオプションを使用します。

サービスの有効化

サービスポータルでサービスを利用できるようにするには、Systemwalker Service Catalog Managerの管理ポータルの[サービス]メニューの[サービスの有効化および無効化]メニューオプションを使用します。

サービスを無効化する際にも、同じメニューオプションを使用します。サービスの発行を取り消す場合や、サービスを別のサービスポータルへ移動する場合に使用してください。サービスを無効化すると、サービス利用部門はそのサービスへの申し込みができなくなります。既存の購入済サービスには影響はありません。

サービスポータルのURL公開

提供サービスをサービス利用部門に知らせるには、サービスポータルのURLを公開する必要があります。電子メールまたは自社のホームページやポータルサイトなどでURLを公開できます。URLはSystemwalker Service Catalog Managerによって提供されます。サービスポータルを作成すると、サービスポータルにアクセスするためのURLを含むメールがサービスポータル運用部門に送信されます。

URLは以下の形式になります。

http://[管理サーバのホスト名]:[ポート番号]/fujitsu-bss-portal/marketplace?mId=<サービスポータルID>

[管理サーバのホスト名]はSystemwalker Service Catalog ManagerがセットアップされているWebサーバ(アプリケーションサーバ)のホスト名またはIPアドレスです。[ポート番号]はそのWebサーバ(アプリケーションサーバ)を指定するポート番号です(デフォルトは、8080です)。<サービスポータルID>はサービスポータルのIDです。

サービスポータルIDが分からない場合、サービスポータル運用部門の管理者に問い合わせてください。

このURLを使用してサービスポータルにアクセスすると、公開されているすべてのサービスを参照できます。サービスを購入すると、登録用ホームページに転送されます。サービス利用部門としてすでに登録されている場合には、Systemwalker Service Catalog Managerに直接ログインすることができます。

Systemwalker Service Catalog Managerの登録用WebページのURLを公開することもできます。これによって、サービス利用部門がSystemwalker Service Catalog Managerに直接登録することができます。利用者登録が完了すると、ログインデータや初回ログインで使用する初期パスワードを含むメールがサービス利用部門に送信されます。

登録用WebページのURLは以下の形式になります。

http://[管理サーバのホスト名]:[ポート番号]/fujitsu-bss-portal/marketplace/registration.jsf?mId=<サービスポータルID>

[管理サーバのホスト名]はSystemwalker Service Catalog ManagerがセットアップされているWebサーバ(アプリケーションサーバ)のホスト名またはIPアドレスです。[ポート番号]はそのWebサーバ(アプリケーションサーバ)を指定するポート番号です(デフォルトは、8080です)。<サービスポータルID>はサービスポータルのIDです。

サービスポータルIDが分からない場合、サービスポータル運用部門の管理者に問い合わせてください。

または、サービス提供者自身がSystemwalker Service Catalog Managerでサービス利用部門を登録できます。

以下は、サービスポータル上に公開されたサービスの例です。

サービスポータルのサービスカタログで、サービス利用部門向けサービス名、サービス提供部門名、サービスのイメージ、サービスの説明が表示されます。

サービス利用部門は、サービスカタログからサービスに関する詳細を表示することができます。これによって、提供したサービスの詳細説明をサービス利用部門が参照できるようになります。