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Systemwalker Service Catalog Manager 運用ガイド サービス提供部門編
FUJITSU Software

2.1.2 アップグレードおよびダウングレードオプションの定義

アップグレードおよびダウングレードオプションによって、サービス利用部門はサービスを移行することができます。これによって、サービス利用部門の変化するニーズに柔軟に対応することができます。試用版のサービスの購入済サービスは、スタンダード版やエンタープライズ版などにアップグレードできます。利用者数無制限のサービスの購入済サービスは、利用者数制限のあるサービスにダウングレードすることができます。

以下の例は、サービスポータル上のサービスのアップグレードオプションを示します。

サービスのアップグレードおよびダウングレードにはオプションをいくつでも指定できます。オプションはすべて、同じ技術サービスに準拠し、同じサービスポータルで公開されている必要があります。サービスの利用に対してサービス利用部門に課金を行っている場合には、サービスのアップグレードおよびダウングレードの対象サービスの通貨単位は同じである必要があります。

サービス利用部門が購入済サービスをアップグレード/ダウングレードした場合、新しいサービスの料金モデルが料金計算に直ちに適用されます。購入済サービスに割り当てられた利用者、利用者に割り当てられたサービスロール、および以前のサービスのために格納済みのアプリケーションデータは、維持されます。アップグレード/ダウングレードの際に明に変更しない限り、すべてのパラメーターやオプション、および支払の情報は新しいサービスに自動的に適用されます。

サービス利用部門の料金の計算方法を決める料金モデルの要素に対して、アップブレード/ダウングレードのオプションが与える影響について注意してください(詳細は、“3.2 料金設定の要素”を参照)。

オプションを定義するには、Systemwalker Service Catalog Managerの管理ポータルの[サービス]メニューの[グレードオプションの設定]メニューオプションを使用します。

アップグレードおよびダウングレードオプションの定義では、該当するサービスを無効化する必要があります。サービスを再公開すると、サービス利用部門はすぐにサービスを利用できるようになり、必要に応じて購入済サービスを自由にアップグレードおよびダウングレードできます。