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Interstage Big DataComplex Event Processing Server V1.1.0 ユーザーズガイド
FUJITSU Software

9.2 開発資産の定義

CEPサービスが提供する各種機能を利用するための定義ファイル(開発資産)について説明します。


開発資産には以下に示す5種類があり、それぞれ開発資産IDという識別子を持ちます。定義種別ごとに、開発資産IDは一意である必要があります。

定義ファイルを指定してcepdeployrscコマンドを実行することで、CEPエンジンに開発資産を配備します。また、cepundeployrscコマンドを実行することで、開発資産の配備を解除します。

定義種別

定義概要

各機能における使用有無

必須
/任意

入力アダプター

高速フィルター

複合イベント処理

出力アダプター

イベンタイプ定義

入力イベントのデータ構造を定義します。

また、入力アダプターにおけるロギング機能を設定します。

使用

使用

使用

(*1)

ルール

高速フィルタールールおよび複合イベント処理ルールを記述します。

使用

使用

使用

(*2)

マスタ定

高速フィルター機能で使用するマスタデータを設定します。

使用

(*3)

RDB参照定義

RDB連携機能で参照するデータベースの接続先情報を設定します。

使用

(*4)

SOAPリスナ

SOAP通信を使用してユーザー開発Webサービスへイベントを通知する際の送信先情報を設定します。

使用

(*5)

(*1) 1つ以上の開発資産を配備する必要があります。

(*2) 高速フィルター機能または複合イベント処理を使用する場合に配備します。

(*3) 高速フィルター機能において、マスタデータを参照する場合に配備します。

(*4) 複合イベント処理機能において、RDB連携を行う場合に配備します。

(*5) 出力アダプターにおいて、SOAPリスナを使用する場合に配備します。


ポイント

  • 各定義ファイルは、すべてXML形式のテキストファイルです(マスタデータを除く)。

  • 設定項目はXMLの要素や属性の値として指定します。

  • 各定義ファイルの文字エンコーディングはUTF-8です。