CEPサービスが提供する各種機能を利用するための定義ファイル(開発資産)について説明します。
開発資産には以下に示す5種類があり、それぞれ開発資産IDという識別子を持ちます。定義種別ごとに、開発資産IDは一意である必要があります。
定義ファイルを指定してcepdeployrscコマンドを実行することで、CEPエンジンに開発資産を配備します。また、cepundeployrscコマンドを実行することで、開発資産の配備を解除します。
定義種別 | 定義概要 | 各機能における使用有無 | 必須 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
入力アダプター | 高速フィルター | 複合イベント処理 | 出力アダプター | |||
入力イベントのデータ構造を定義します。 また、入力アダプターにおけるロギング機能を設定します。 | 使用 | 使用 | 使用 | (*1) | ||
高速フィルタールールおよび複合イベント処理ルールを記述します。 | 使用 | 使用 | 使用 | (*2) | ||
高速フィルター機能で使用するマスタデータを設定します。 | 使用 | (*3) | ||||
RDB連携機能で参照するデータベースの接続先情報を設定します。 | 使用 | (*4) | ||||
SOAP通信を使用してユーザー開発Webサービスへイベントを通知する際の送信先情報を設定します。 | 使用 | (*5) |
(*1) 1つ以上の開発資産を配備する必要があります。
(*2) 高速フィルター機能または複合イベント処理を使用する場合に配備します。
(*3) 高速フィルター機能において、マスタデータを参照する場合に配備します。
(*4) 複合イベント処理機能において、RDB連携を行う場合に配備します。
(*5) 出力アダプターにおいて、SOAPリスナを使用する場合に配備します。
ポイント
各定義ファイルは、すべてXML形式のテキストファイルです(マスタデータを除く)。
設定項目はXMLの要素や属性の値として指定します。
各定義ファイルの文字エンコーディングはUTF-8です。