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Interstage Big DataComplex Event Processing Server V1.1.0 ユーザーズガイド
FUJITSU Software

9.2.4 RDB参照定義ファイル

RDB参照定義を記述するための設定ファイル(RDB参照定義ファイル)について説明します。

databaseをルート要素とするXMLファイルであり、RDBサーバ毎にRDB参照定義ファイルを作成します。

RDB参照定義ファイルは、参照するRDBによって必要な項目が異なります。

表9.1 Symfoware Server (Nativeインタフェース)の場合

要素または属性

項目名

説明

設定可能文字

/範囲

必須/任意

id

※database要素の属性

開発資産ID

RDB参照定義を一意に識別するためのIDを指定します。

複合イベント処理ルールで指定するデータベース名として利用します。

半角英数字、アンダースコア(_)、ハイフン(-)

注:先頭のみ半角英字です。

39文字以内

必須

comment

コメント

この定義の説明を指定します。

1000文字以内

任意

dbName

データベース名

データベース名を指定します。

半角英数字
注:先頭のみ半角英字です。

36文字以内

必須

schema

スキーマ名

スキーマ名を指定します。

半角英数字
注:先頭のみ半角英字です。

36文字以内

必須

url

データベースURL

次の値を指定します。

ホスト名またはIPアドレス:ポート番号

接続するサーバのホスト名がFQDN(Fully Qualified Domain Name)形式の場合は、ドメイン名を含まない名前を指定してください。

半角英数字、ハイフン(-)、ピリオド(.)、コロン(:)

512文字以内

必須

user

アクセスID

RDBサーバに接続するユーザー名を指定します。

半角英数字
注:先頭のみ半角英字です。

36文字以内

必須

password

アクセスパスワード

RDBサーバに接続するユーザーのパスワードを指定します。

cepgetrscコマンドで定義情報を参照する際には、“*****”に置き換えられて表示されます。

半角英数字と次の記号

/%_#

512文字以内

必須

maxAge

キャッシュ保持期間

RDB参照結果をキャッシュする期間を指定します(単位:秒)。

キャッシュを行わない場合は、要素を省略、空の値を指定、または0を指定します。

0~2147483647の範囲の整数値

任意

purgeInterval

キャッシュ破棄間隔

RDB参照結果のキャッシュを破棄する間隔を指定します(単位:秒)。

この間隔で、キャッシュ保持期間を過ぎているキャッシュの破棄を実施します。

キャッシュを行わない場合は、要素を省略または空の値を指定します。

1~2147483647の範囲の整数値

任意


表9.2 Symfoware Server (Openインタフェース)およびPostgreSQLの場合

要素または属性

項目名

説明

設定可能文字

/範囲

必須/任意

id

※database要素の属性

開発資産ID

RDB参照定義を一意に識別するためのIDを指定します。

複合イベント処理ルールで指定するデータベース名として利用します。

半角英数字、アンダースコア(_)、ハイフン(-)

注:先頭のみ半角英字です。

39文字以内

必須

comment

コメント

この定義の説明を指定します。

1000文字以内

任意

jdbcClass

JDBCドライバクラス

JDBCドライバのクラスを指定します。

具体的には次の値を指定します。

org.postgresql.Driver

半角英数字および半角記号

1023文字以内

必須

url

データベースURL

接続するデータベースのURLを指定します。

半角英数字および以下の半角記号

%:/?#[]@!$&'()
*+,;-._~

512文字以内

必須

user

アクセスID

RDBサーバに接続するユーザー名を指定します。

512文字以内

必須

password

アクセスパスワード

RDBサーバに接続するユーザーのパスワードを指定します。

cepgetrscコマンドで定義情報を参照する際には、“*****”に置き換えられて表示されます。

512文字以内

必須

maxAge

キャッシュ保持期間

RDB参照結果をキャッシュする期間を指定します(単位:秒)。

キャッシュを行わない場合は、要素を省略、空の値を指定、または0を指定します。

0~2147483647の範囲の整数値

任意

purgeInterval

キャッシュ破棄間隔

RDB参照結果のキャッシュを破棄する間隔を指定します(単位:秒)。

この間隔で、キャッシュ保持期間を過ぎているキャッシュの破棄を実施します。

キャッシュを行わない場合は、要素を省略または空の値を指定します。

1~2147483647の範囲の整数値

任意


注意

  • cepgetrscコマンドで定義情報を参照する際には、アクセスパスワードは“*****”に置き換えられて表示されますが、データベースURLにアクセスパスワードを直接入力しているとパスワードが画面にそのまま表示されます。セキュリティ上の理由からデータベースURLにはアクセスパスワードを直接入力しないようにしてください。

  • RDB参照定義ファイルにはパスワードを記載するため、セキュリティ上の理由からCEPエンジンへの配備が完了した後に定義ファイル内のアクセスパスワードの記述を削除する、もしくは定義ファイル自体を削除してください。

  • RDB参照定義ファイルをバックアップする場合においても、定義ファイル内のアクセスパスワードの記述を削除する、定義ファイル全体を暗号化するなどパスワードを参照できないようにしてください。

RDB参照定義の定義例

各RDBに接続する場合の定義例です。各例では、RDBサーバ「RERDB01」のデータベース「MyDB」を参照した結果を1時間(3600秒)キャッシュに保持します。キャッシュは10分(600秒)ごとに保持期間を過ぎていないか確認します。

Symfoware Server (Nativeインタフェース)の場合の記述例

スキーマ名「user01」、ポート番号「26551」、アクセスID「user01」、およびアクセスパスワード「bdcep」で接続する例です。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" standalone="yes"?>
<database xmlns="urn:xmlns-fujitsu-com:cspf:bdcep:v1" id="RDBREF_01">
<comment>RDB参照定義_01</comment>
<
dbName>MyDB</dbName>
<schema>user01</schema>
<url>RERDB001:26551</url>
<user>user01</user>
<password>bdcep</password>
<maxAge>3600</maxAge>
<purgeInterval>600</purgeInterval>
</database>

Symfoware Server (Openインタフェース)の場合の記述例

ポート番号「26500」、アクセスID「user01」、およびアクセスパスワード「bdcep」で接続する例です。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" standalone="yes"?>
<database xmlns="urn:xmlns-fujitsu-com:cspf:bdcep:v1" id="RDBREF_01">
<comment>RDB参照定義_01</comment>
<jdbcCla
ss>org.postgresql.Driver</jdbcClass>
<url>jdbc:postgresql://RERDB01:26500/MyDB</url>
<user>user01</user>
<password>bdcep</password>
<maxAge>3600</maxAge>
<purgeInterval>600</purgeInterval>
</database>

PostgreSQLの場合の記述例

ポート番号「26500」、アクセスID「user01」、およびアクセスパスワード「bdcep」で接続する例です。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" standalone="yes"?>
<database xmlns="urn:xmlns-fujitsu-com:cspf:bdcep:v1" id="RDBREF_01">
<comment>RDB参照定義_01</comment>
<jdbcCla
ss>org.postgresql.Driver</jdbcClass>
<url>jdbc:postgresql://RERDB01:26500/MyDB</url>
<user>user01</user>
<password>bdcep</password>
<maxAge>3600</maxAge>
<purgeInterval>600</purgeInterval>
</database>