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Interstage Big DataComplex Event Processing Server V1.1.0 ユーザーズガイド
FUJITSU Software

5.5.3 Terracottaのキャッシュ

Terracotta連携により、複合イベント処理ルールから外部のTerracottaのキャッシュを参照する場合、以下の点に留意して検討します。

5.5.3.1 利用可能なTerracottaのキャッシュの形式

Terracottaのキャッシュは、キーと値のペアで構成されます。BDCEPで参照するキャッシュは以下の構成にする必要があります。

キーに使用可能な型

値に使用可能な型

java.lang.String

java.util.HashMap<java.lang.String, java.lang.Object>

複合イベント処理ルールで指定する各プロパティは、上記HashMapの各要素に対応します。

HashMapの各要素の値で使用可能な型と、対応する複合イベント処理ルールにおける型は以下の通りです。

HashMapの各要素に使用可能な型

対応する複合イベント処理ルールの型

java.lang.String

string

java.lang.Character

char/character

java.lang.Boolean

bool/boolean

java.lang.Byte

byte

java.lang.Short

short

java.lang.Integer

int/integer

java.lang.Long

long

java.lang.Float

float

java.lang.Double

double

Terracottaのキャッシュのキーと、値に指定するHashMapは、次の関係にする必要があります。

この関係を図にすると次のようになります。

実際の使用方法については、「5.6.5 Terracottaアプリケーションの設計」を参照してください。