RDB連携により、複合イベント処理ルールから外部のRDBを参照する場合、以下の点に留意して検討します。
日本語利用時の注意
複合イベント処理言語から参照するテーブル名やテーブルの項目名などのRDB側の定義名には日本語を使用できません。RDB参照定義中に記述するデータベース名や、スキーマ名、ユーザー名なども同様です。
項目の値には日本語を使用できます。項目の値に日本語を使用する場合、RDBの文字コード(あるいは文字セット)はユニコードを設定してください。詳細は連携先RDBのマニュアルを参照してください。
ユーザー名(RDB参照定義ではアクセスID)などに利用できる文字と最大長
利用するRDBの種類によって、ユーザー名(アクセスID)などに利用できる文字や長さに制限があります。
例えばSymfoware Server (Nativeインタフェース)の場合、CEPサーバから接続するときに設定するユーザー名(アクセスID)は、英字で始まる半角英数字の範囲で36文字以内にしてください。ピリオド(.)や日本語は利用できません。
データベース名、スキーマ名、データベースURL、およびアクセスパスワードについても同様に、利用可能な文字や長さに制限があります。各項目で使用可能な文字や長さの詳細は、「9.2.4 RDB参照定義ファイル」を参照してください。
RDBのテーブルの形式
利用するRDBのテーブルは、規定の形式に従う必要があります。
既存のRDBを利用する場合は、「5.5.4.1 利用可能なRDBのテーブルの形式」に合っているか確認します。
RDBの初期データ
新たにRDBを用意する場合は、初期データの用意が必要です。
既存のRDBを利用する場合は不要です。
初期データの形式は、データの格納に使用するRDBのコマンドの仕様に従います。詳細は連携先RDBのマニュアルを参照してください。
RDBのテーブル名およびテーブルの項目名は、半角英数字を用いて、先頭が英字の36文字以下で入力します。
RDBのテーブルの各項目に利用できる型は以下の通りです。各型の詳細は連携先RDBのマニュアルを参照してください。
CHAR | VARCHAR | NCHAR | NCHAR VARYING |
NUMERIC | DECIMAL | INTEGER | SMALLINT |
FLOAT | REAL | DOUBLE PRECISION | DATE |
TIME | TIMESTAMP | BLOB |
注意
複合イベント処理言語から参照するテーブル名やテーブルの項目名などのRDB側の定義名には、日本語を使用できません。項目の値には日本語を使用できます。