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Systemwalker for Oracle 導入ガイド
FUJITSU Software

9.2 ホスト名を変更する場合

Systemwalker for Oracleが導入されている環境でホスト名を変更する場合の手順について説明します。

運用管理サーバのホスト名、論理ホスト名を変更する場合

Systemwalker for Oracleが導入されている運用管理サーバのホスト名を変更する場合、以下の作業が必要です。


  1. 運用管理サーバ上でWebサーバの再起動を行います

    ホスト名を新しいものに修正し、Webサーバを再起動してください。


  2. Systemwalker for Oracleのメニューを再登録します

    各業務サーバに対して新しいホスト名でメニューを再登録します。

    運用管理クライアント上で以下のコマンドを実行してください。

    MpOrSetmenu.exe -a webhost host1 [host2 ...] <ENTER>

    webhost:変更後のWEBサーバ名(接続先運用管理サーバ名)
    host1 host2:すべての監視対象サーバを空白区切りで指定

    注意

    メニューを登録する際の注意事項

    • 運用管理サーバにSystemwalker Centric Manager V13.2.0以降がインストールされている場合、登録するサーバ数と同じ回数、認証プロンプトが表示されることがあります。認証プロンプトには、運用管理サーバのAdministrators権限またはDmAdmin権限を持ったユーザ名およびパスワードを入力してください。

    • 運用管理サーバがクラスタシステムの場合、パラメタで指定するWEBサーバ名(接続先運用管理サーバ名)には論理ホスト名を入力してください。

    注意

    運用管理サーバにインストールされているOracleを監視している場合は、“エージェントが導入されているサーバのホスト名を変更する場合”を参照して、同時に作業を行ってください。


エージェントが導入されているサーバのホスト名を変更する場合

エージェントが導入されている業務サーバ/部門管理サーバのホスト名を変更する場合、以下の作業が必要です。


  1. ポリシー(Oracle環境情報およびOracle状態監視の条件設定)を削除します

    変更前のホスト名に対するポリシー(Oracle環境情報およびOracle状態監視の条件設定)の削除を行います。
    詳細は“6.1.2.1 すべてのOracle監視機能の定義を削除する”を参照してください。

  2. Systemwalker for Oracleのメニューを削除します

    運用管理クライアント(運用管理サーバがWindowsである場合は、運用管理サーバでも可)上で以下のコマンドを実行し、監視対象となるすべてのサーバに対するSystemwalker for Oracleのメニューの削除を行います。
    コマンドは、AdministratorsグループまたはDmAdminグループに属するユーザで実行する必要があります。


    <運用管理サーバでコマンドを実行する場合>

    MpOrSetmenu.exe -d host1 <ENTER>

    host1:変更前の業務サーバ名


    <運用管理クライアントでコマンドを実行する場合>

    ・運用管理クライアントにインストールされているSystemwalker Centric ManagerがV13.3.0以降の場合

    MpOrSetmenu.exe -d -n webhost host1 <ENTER>

    webhost:WEBサーバ名(接続先運用管理サーバ名)
    host1:変更前の業務サーバ名

    ・運用管理クライアントにインストールされているSystemwalker Centric ManagerがV13.3.0よりも前の場合

    MpOrSetmenu.exe -d host1 <ENTER>

    host1:変更前の業務サーバ名

    注意

    メニューを削除する際の注意事項

    • 運用管理サーバにSystemwalker Centric Manager V13.2.0以降がインストールされている場合、登録するサーバ数と同じ回数、認証プロンプトが表示されることがあります。認証プロンプトには、運用管理サーバのAdministrators権限またはDmAdmin権限を持ったユーザ名およびパスワードを入力してください。

    • 運用管理サーバがクラスタシステムの場合、パラメタで指定するWEBサーバ名(接続先運用管理サーバ名)には論理ホスト名を入力してください。


  1. Systemwalker for Oracleのメニューを再登録します

    各業務サーバに対して新しいホスト名でメニューを再登録します。

    運用管理クライアント(運用管理サーバがWindowsである場合は、運用管理サーバでも可)上で以下のコマンドを実行してください。

    MpOrSetmenu.exe -a webhost new_host <ENTER>

    webhost:接続先運用管理サーバのホスト名

    new_host変更後の業務サーバ名

    注意

    メニューを登録する際の注意事項

    • 運用管理サーバにSystemwalker Centric Manager V13.2.0以降がインストールされている場合、登録するサーバ数と同じ回数、認証プロンプトが表示されることがあります。認証プロンプトには、運用管理サーバのAdministrators権限またはDmAdmin権限を持ったユーザ名およびパスワードを入力してください。

    • 運用管理サーバがクラスタシステムの場合、パラメタで指定するWEBサーバ名(接続先運用管理サーバ名)には論理ホスト名を入力してください。

  2. エージェントクラスタ設定を行います
    (監視対象サーバがクラスタ構成で運用されている場合)

    エージェントクラスタ設定は運用管理サーバ上で行います。

    新しいホスト名を指定した「クラスタ定義ファイル」を再作成し、運用管理サーバ上でエージェントクラスタ設定を行います。

    運用管理サーバがクラスタ構成で運用されている場合は、運用系のサーバ上で実施してください。

    なお、エージェントクラスタ設定方法は運用管理サーバのOS種別により異なります。詳細は“Systemwalker for Oracle エージェントクラスタユーザーズガイド” -“導入手順” -“運用管理サーバでの作業”を参照してください。

  3. ポリシー(Oracle環境情報およびOracle状態監視の条件設定)を再作成します

    ポリシー(Oracle環境情報およびOracle状態監視の条件設定)の設定を行います。設定後は、「ポリシーの配付」を実施してください。

    詳細は“第6章 Oracleの監視を行うための設定”を参照してください。


エージェントが導入されていないサーバのホスト名を変更する場合

  1. ポリシー(Oracle環境情報およびOracle状態監視の条件設定)を削除します

    変更前のホスト名に対するポリシー(Oracle環境情報およびOracle状態監視の条件設定)の削除を行います。削除後は、「ポリシーの配付」を実施してください。
    詳細は“6.4.1.2 Oracle監視機能の定義を削除する”を参照してください。


  1. エージェントクラスタ設定を行います
    (監視対象サーバがクラスタ構成で運用されている場合)

    エージェントクラスタ設定は運用管理サーバ上で行います。

    新しいホスト名を指定した「クラスタ定義ファイル」を再作成し、運用管理サーバ上でエージェントクラスタ設定を行います。

    運用管理サーバがクラスタ構成で運用されている場合は、運用系のサーバ上で実施してください。

    なお、エージェントクラスタ設定方法は運用管理サーバのOS種別により異なります。詳細は“Systemwalker for Oracle エージェントクラスタユーザーズガイド” -“導入手順” -“運用管理サーバでの作業”を参照してください。

  2. ポリシー(Oracle環境情報およびOracle状態監視の条件設定)を再作成します

    ポリシー(Oracle環境情報およびOracle状態監視の条件設定)の設定を行います。設定後は、「ポリシーの配付」を実施してください。

    詳細は“6.4 Oracleの監視を行うための設定(インストールレス型エージェント監視を使用する場合)”を参照してください。


運用管理クライアントのホスト名を変更する場合

Systemwalker for Oracleが導入されている運用管理クライアントのホスト名を変更した場合、作業は特に必要ありません。Systemwalker Centric Managerの変更が完了していることを確認してください。